なんか今の会社って社風や考え方が古くないか?いつまでも昭和の根性論ばかり唱えるのではなくて、先を見据えた戦略が必要なんじゃないか?
仕事の改善提案をしても、いつも否定されて結局変わらないんだよな。
こういったことでお悩みではありませんか?
私は、新卒で建設業界で古い体質の会社に入社し、そこで約10年働いた後に異業種へ2回転職してきました。
今振り返ると1回目の転職先も古い体質の会社でしたが、2回目の転職では個人の意思を尊重し、のびのびと働ける環境に巡り合えたと思っています。
その実体験から感じるのは、古い体質の会社には「変わる」ことへ抵抗感を示す人たちが一定数存在するということ。
こういった会社の中で変化を求めて一生懸命取り組んでいたとしても、会社が変わってくれることは少ないでしょう。
結論、古い体質の会社に違和感を抱くことはおかしいことでも何でもなく、むしろデキるビジネスマンの証とも言えます。
そして、古い体質に疑問を感じているのであれば、今すぐにでも会社に見切りを付けて次の会社への転職活動に踏み切るほうが良いでしょう。
今回は、古い体質の会社で働き続けることで失うものについて解説していきます。
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本記事の内容
- 1.古い昭和な体質の会社に居続けることで失うものを5つ解説
- 2.古い体質の会社へ転職してしまわないための対処法
- 3.古い体質の会社で働くメリット
- 4.古い体質の会社からはさっさと転職したほうが良い理由
- 5.転職して気づいた古い体質な会社の特徴19点
1.古い昭和な体質の会社に居続けることで失うものを5つ解説
世の中、この会社は昭和時代で止まっているのか・・・と思うような古い体質の会社は以外と多いです。
「お前ふざけんな!」と上司から怒鳴られる。夏でもスーツで上着にネクタイは当たり前。社内営業が活発で、社内の接待営業が横行している。など。
自分自身、1社目で働いていた会社がまさにそんな感じでした。
自分が古い体質の会社で働いていた頃にはなかなか気づけなかったのですが、転職して比較対象ができたことで、「前の会社で失っていたもの」がわかるようになりました。
<古い体質の会社で失うもの>
- 変化に適応する能力
- ロジカルかつ戦略的に物事を考えていく能力
- チャレンジングな気持ち
- 謙虚な気持ち
- 転職する気持ち
では、それぞれ解説していきます。
失うもの①.変化に適応する能力
転職も珍しいものではなくなり、終身雇用が時代遅れになっている今の時代は「現状で耐える力」よりも「変化する力」が重視されます。
一方で、こういった時代にも関わらず、古い体質の会社は「変わる」ことへの抵抗感が強いのです。
少し古い話ですが、ホリエモンこと堀江貴文さんは「BEST TiMES」に2016年8月23日に掲載されたインタビューで、このように語っています。
ITの技術やツールを使えば、人件費を削減したうえでミスを減らせる作業は少なくない。しかし、一般の会社ではなぜかシステムを作ったり導入したりすることよりも、人に任せる方向に動きがちだ。
古いやり方やシステムをそのまま使い続け、新しい仕組みやシステムを導入することに抵抗を感じる人が多いのだ。
僕もライブドアを経営していたときに新しいシステムをノーカスタマイズで導入したところ、現場から文句を言われた経験がある。表示されているデータは以前と同じものなのに、見え方が違うだけで「いままでの見え方に直さなきゃ」と思ってしまう人が多かったのだ。
まるで私がかつていた会社の話をしているかようでドキッとしてしまいました。
このように、いつしか変わることを拒む価値観に染まってしまいかねない点はとてもリスキーと言えるでしょう。
失うもの②.優秀な社員と働く機会
結論、古い体質の会社は「時代遅れの根性論」や「同僚は家族のようなもの」という価値観を持っている場合が多いです。
<古い体質の会社でよくある文化>
- 社員の仲間意識が高い。飲み二ケーションが活発
- 完全なる年功序列で縦社会。先輩や上司よりも早く帰るのが気まずい
- 休日も社員同士のゴルフやイベントがしばしばある
その結果、会社によって程度の違いはあるにせよ、過剰に仲間意識を持ち、社員同士の交流を重視する傾向にあります。
例えば、社員旅行です。最近では社員旅行のある会社は少数派でしょうけど、私が新卒入社した古い体質の会社は偉い人ほど社員旅行を楽しみにしていたものです。
こういった点は、「仕事とプライベートは別」とドライに割り切る人にとっては正直苦痛でしょう。
もちろん、仕事をする上で人間関係は極めて大事なのは事実です。
ただ、今は転職も珍しくありません。
社内で培った人脈も転職した瞬間にほぼリセットされますので、過剰に社内営業していくことがもはや時代遅れとも言えるんですよね。
中堅社員やエース社員になってくると、こういった時代遅れな点にいち早く気づいてしまいます。
その結果、古い体質の会社では優秀な社員から辞めていき、他社ではやっていく自信のない人だけが会社に残っていく構図なわけですね。
なお、私自身はこの社員旅行というイベントが心底嫌でした。
そして、今の時代社員旅行を推進する会社は時代遅れだと思っていまして、社員旅行が心底嫌だった筆者が時代遅れな理由と行きたくない時の対処法3つを紹介という記事でその詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
失うもの③.新しい仕事に巡り合う機会
結論、古い体質の会社では年功序列が根付いているため、特に若手の頃は庶務や雑用などの単純業務が多くなり、「面白い仕事」に巡り合う機会が少ないでしょう。
そもそも、古い体質の会社では「変わる」ことへの抵抗感が強い文化から、新しくてチャレンジングな仕事自体が少ないでしょうね。
実際、前職の若手社員は雑用や資料の印刷などの単純業務で1日が終わっていたのは記憶に新しいところです。
結論、古い体質の会社はエース社員に頼りっきりの傾向があるので、面白い仕事があったとしても若手には回ってきません。
そのため、仕事で挑戦する機会が少ないことから成長のスピードも遅れていくことが特に古い体質の会社で働く若手のリスクでしょうね。
失うもの④.謙虚な気持ち
結論、古い体質の会社は井の中の蛙状態なわけですが、こういった村社会に長くいると、会社の常識が世の中の常識という錯覚に陥ってしまいます。
結果、古い体質の会社に居続けると自分の境遇を客観視することが難しくなります。
その結果として、自分の境遇や考えが世間一般的なものに違いない!という歪んだ価値観になってしまう人もしばしばいます。
なお、このように自分の常識を押し付けてしまうような人は当然ながらウザいですよね。その理由については【そんなの常識】自分の常識や価値観を押し付けてくる人の特徴3つと対処法とはという記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
失うもの⑤.転職する気持ち
私は新卒入社した会社から転職する際に、人事部長から「この裏切り者!」と言われたことがあります。
このセリフは衝撃的だったので今も記憶に新しいのですが、古い体質の会社は前述の通り仲間意識が強いので、転職=悪という歪んだ価値観にあるんですよね。
そのため、こういった環境に長くいてしまうと、転職という行動が取りづらくなる点は極めてリスクが高いと言えます。
ちなみに、転職を悪と断定するような会社は、ブラック企業に多いです。
ブラック企業の特徴などについてはブラック企業から転職しよう!ブラック企業出身者があるある9事例を紹介という記事で解説しておりますので、こちらも是非ご覧ください。
古い体質の会社でこの先ずっと働くイメージが持てるかは超重要
結論、古い体質の会社に疑問を感じた際に会社を辞めるかどうかの判断軸として一番大切なのは「10年・20年後に今の会社で働く自分が想像できるか」だと思います。
20年後も「働いているかもしれない」と感じるのであれば、古い体質の会社ではあるものの、根本的には大きな不安や不満がない状態と言えます。
ただ、そんな未来が全く想像できない人の場合、根底には会社への大きな不満や不安があるため、転職することをおススメします。
上記の不安を抱えながら長期間を過ごす場合、以下のような未来へ近づいていきます。
・30代、40代と歳を重ねていくが、スキルは一向に身に付かない
・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない
・社内で声の大きさは上がっていくが、自分の価値は下がっていく
・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない
・仕事にモチベーションを感じられず、人間関係も希薄になっていく
・情報だけは手に入るが、変わろうとしない
そんな未来を防ぐには古い体質の会社ではなく、新しいことにどんどん挑戦するチャレンジングな会社へ転職する必要があります。
そのためには、質の高い求人を多く抱える大手の転職エージェントリクルートエージェントやワークポートをオススメします。
リクルートエージェントは最大手で実績No1。公開求人数も圧倒的でとりあえずここだけでも登録すると良いエージェントです。
ワークポートは営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強いエージェントです。若手や第二新卒で古い体質の会社から自由度の高いIT系を目指す人には特におススメのエージェントとなります。
これらのエージェントであれば、キャリアアップを目指すためのアドバイスなど、様々な気付きが得られるかもしれませんよ。
なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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2.古い体質の会社へ転職してしまわないための対処法
上述した内容に自社が当てはまるのであれば、それは転職のサインとも言えます。
ここで避けたいのは「再び古い体質の会社へ転職してしまうこと」でしょう。
ということで、古い体質の会社に入ってしまわないための対処法をご紹介します。
対処法①.ブラック企業を避ける
結論、誰もが入社を避けたいブラック企業は古い体質の会社である場合が多いです。
そのような悲劇を防ぐという意味では転職口コミサイトの活用がオススメです。
なぜならば、口コミサイトでは実際に働いていた従業員もしくは現職の社員が書き込みをしているので、情報にも一定の信頼性があるから。
こういった口コミサイトの企業評価があまりにも低かったり、口コミで書かれている内容とあなたのイメージに乖離が大きいようであれば、それはブラック企業かもしれないので思い留まったほうが無難かもしれません。
ちなみに、私が実際に使ってみて信頼できると思ったサイトは2つで転職会議とOpenWorkです。
これらのサービスは100万人単位で会員数も付いていますし、実際に勤めた企業の口コミを見ても、「そうだよね。」と思える内容が多かったですね。
なお、各サービスの個別記事で評判や信頼性については詳しく紹介しておりますので、こちらも登録前に確認しておくのがオススメです。
■【結論オススメ】OpenWorkの評判は?実際に活用した経験者が解説します
対処法②.古い体質な業界を知り、避ける
結論、必ずしもそうとは言い切れませんが以下の業界は古い体質である可能性が高いです。
<古い体質な業界の例>
- 建設業界
- 運送業界
- 警備業界
- 自動車業界の下請け
- 銀行業界
- 印刷機器業界 など
これらの業界に共通するのは、IT業界のように近年勢いが出てきた業界ではなく、100年前レベルで昔から存在する業界であるということ。
業界が古くからある場合、それこそ昭和どころか大正時代レベルで古い慣習が残っている可能性すらあります。
このような業界ですとリモートワークやフレックス勤務なんて夢のような話で、出勤簿が手書きであったり、書類を印刷してハンコで押印するルールがあるなど古い慣習の影響を受ける可能性が高いです。
そのため、古い体質な業界を避けるようにしましょう。
なお、古い体質以前に、将来性が乏しかったり給料が労働内容に見合っていないなどの理由で、転職しないほうが良い業界というのは存在します。
そして、その詳細については【2023年】ブラック企業経験者が転職しないほうがいい11業界と理由を解説という記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
3.古い体質の会社で働くメリット
これまで散々古い体質の会社で働くデメリットのみを解説してきたわけですが、古い体質の会社で働くことにはメリットもあります。
その具体的な内容はというとこんな感じ。
<古い体質の会社で働くメリット>
- 仕事の内容、やり方がなかなか変わらないので、働くのが楽
- 飲み会での処世術が身につく
- 接待の経験が得られる
- 忍耐力が身につく
世の中
仕事は自己成長のためにあるもの。能力をどんどん伸ばしていきたい
という人ばかりではありません。仕事にやりがいなんて求めない、残業なんて絶対したくない、楽な仕事ほど良いと思う人など、仕事に関する価値観は人によって違います。
結論、古い体質の会社は変わることを拒む性質があるので、良くも悪くも変わることはそうそうありません。
ですので、仕事に変化を求めず、楽な仕事であれば良い人にとっては古い体質の会社はむしろ適しているとも言えます。
また、飲み会の幹事って実はビジネスマンとしての段取り力を鍛えるには最適なんですよね。
古い体質の会社では接待や社内飲み会などをはじめとした幹事を行う機会は多いので、段取り力が鍛えられる点はメリットと言えますね。
4.古い体質の会社からはさっさと転職したほうが良い理由
上述の通り、古い体質の会社で働くことにはいくつかメリットもあるのですが、デメリットのほうが大きいです。
では、そのデメリットの詳細を掘り下げていきます。
古い体質の会社は将来なくなっていく
今は世の中全体が変化し続けているにも関わらず、今のやり方に固執する古い体質の会社は近い将来淘汰されていくでしょう。
実際、私は所属していた部署が事業不振に陥って部署がなくなった経験がありますけど、これが会社単位で起こりうるとなると正直かなりのリスクだと思うんですよね。
なお、部署がなくなってしまった体験談については【業績低迷】会社で部署がなくなった体験談。事業撤退の仕事が辛いワケとはという記事でまとめておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
もちろん、そういった事実を知らないうちは迷ったりすることもないでしょうけど、10年経ったときには時代から取り残されて、その会社でしか働けない人材になってしまう可能性は高いでしょう。
やっぱり、「他社でも働こうと思えば働ける」という選択肢が心にあるのかないのかって、精神的な余裕が全然違うと思うんですよね。
だからこそ、古い体質で働いている”今”こそ会社に見切りを付けて行動するのが大事だと思いますね。
とはいえ、あなたの会社が本当に見切りを付けたほうがよい会社なのかはしっかり見極めが必要です。
参考までに、見切りをつけた方がいい会社の特徴12選と在籍リスク【抜け出すための行動も】という記事で見切りを付けたほうが良い会社の特徴を解説しております。このままで良いのか?と思う方は是非ともご覧ください。
古い体質の会社で働くと指示待ち人間になっていく
結論、古い体質の会社はトップダウンの会社が多いので、多くの社員が上司からの指示を待つ傾向にあります。
これは、企業の文化にも大きく関わっていて、「勝手な行動をすれば上司から詰められる」「上司の思う通りにしないと怒られる」といった傾向があるからです。
私も前職で否定から入る上司に毎日毎日否定された経験があるからわかるんですけど、人間否定され続けると「自信がなくなる → 自分から行動できない → 上司に主体性がないと怒られる」という負のループに入っていくんですよね。
ただ、今になって思うと指示待ち人間って誰からも評価されないですし、指示待ち人間になってしまう可能性が高いような職場からは転職するのが良いと思うわけです。
なお、指示待ち人間と呼ばれる人たちの特徴については仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
転職するのが怖いと思う気持ちは当然
ただ、古い体質の会社にどっぷり漬かってしまうと、転職が怖いと思う気持ちがとても強まります。
実際、私は10年間建設業界で古い体質の会社に約10年勤めましたけど、転職するときは「自分のこれまでのスキルは他社で通用するんだろうか」という不安が大きかったです。
事実、古い体質の会社にいればいるほど転職した後は大変でした。けれど、大きくジャンプしてステップアップするには、飛び上がるための沈み込み時間が必要です。
大変な思いをするのかもしれませんけど、それを覚悟して行動しないと現状は何も変わらないことは抑えておきましょう。
なお、私自身過去に異業種転職を決断した際、正直怖いと思いました。
その実体験から感じる怖いと思った際の対処法については【きつい?】30代で2回異業種転職を経験した私が怖い気持ちの対処法5選を解説という記事でまとめております。こちらも是非ご覧ください。
5.転職して気づいた古い体質な会社の特徴19点
上述の通り、私は30代で異業種の環境に2回転職しました。
その結果、いわゆるフレキシブルな働き方ができる会社であり、世間でいう人気企業に運よく転職できました。
今改めて感じるのは、周囲に優秀な社員が多いということ。いかに古い体質の会社で働いていた頃の自分に実力がなかったのかまざまざと見せつけられた形ですね。
ちなみに、転職して他社を見たからこそ気づいた古い体質な会社の特徴はというとこんな感じ。
<古い体質な会社の特徴>
- 真夏でも上着着用という謎な文化がある
- 上司から部下への横柄な態度がまかり通っている
- 会社に都合の良い資格取得を強制してくる
- 残業の多い人が休みを取得する際は代休で残業を相殺させる
- 経費で食事を採るのが当たり前に行われている
- 飲み会で新入社員は一発芸を要求される
- 度を越えたイジリが横行している
- 社内旅行や飲み二ケーションが強制される
- ゴルフコンペなどプライベートを犠牲にしたイベントが多数ある
- 女性はお茶出しすべきという古い慣習がある
- 定時に帰りにくい文化がある
- 有給を取りにくい文化がある
- やたらと役員や部長にはペコペコしている
- 年末には偉い人を招いて会社で納会をする
- 女性社員だけ制服着用が義務
- 働かない40歳以上のオジサンが多い
- 残業が美徳とされる
- 年功序列で、異常に愛社精神のある人が多い
- 電話連絡がメイン など
項目によっては必ずしも悪いと言い切れないものもありますけど、今振り返ると私にはこういった年功序列の文化は合っていませんでした。
一つ言えるのは、近年の若い人ほどこういった古い体質の会社は合わない可能性が高いことです。
若い人は昔のように会社に尽くす精神を持ち合わせていないので、古い体質の飲みニケーションや根性論が無駄に思えてしまう可能性が高いでしょう。
今の若手は、良い会社に居続けることよりも、自分がいかに成長できるかを重視する傾向があります。
私は30代後半に差し掛かりますけど、今振り返ってみると、若い頃に自分が成長できる環境に身を置くことってメチャクチャ大事だと思うんですよね。
そういう観点を持ち合わせていると、古い体質の会社はレベルが低くて成長し辛い環境ですので、今後若手からますます避けられていくでしょう。
なお、人材レベルが低い会社の特徴はレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しておりますので、興味があればこちらも是非ご覧ください。
古い体質の会社では年功序列が顕著
近年、新入社員だろうが能力のある人材には高い給与を支払うなど、年功序列ではなく実力主義の動きが活発になっています。
ただ、古い体質の会社では「昇進には○年の在籍が必須」「昇進には○年連続で一定の評価を得る必要がある」といった規定がありがちです。
中途採用や新卒入社で圧倒的な成長を遂げて、管理職レイヤーでもバリバリに働ける能力があっても、規定の年数働かないと昇進できないのは制度が時代遅れだと言えます。
また、昇進までの評価条件も同様に時代遅れです。
こうした制度があると、必ず評価の忖度が発生することになり、「昇進の条件を満たすために実力もないのに高評価を与える」事例が出ることになります。
その結果、相対評価の影響で不当な低評価を受ける社員が出てくることになるので、古い体質な会社の年功序列制度は能力のある人ほど不利益を被る可能性が高いでしょう。
古い体質の会社を辞めたいと思った際にオススメの行動
結論、「古い体質の会社を辞めたい」と感じている場合、時間が経っても状況が改善されることはほとんどありません。
なぜならば、その原因はシンプルに「会社に魅力がないから」であるからです。
私自身、古い体質の会社で10年働き、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやワークポートなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
加えて、古い体質の業界からITなどの異業種にチャレンジをするのなら、IT求人や第二新卒の求人に強いワークポートも良いと思います。
ワークポートは口コミを見ても良い評判が多いですし、もしも私が20代の頃に戻るならば登録しておくであろう転職エージェントの一つです。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
<広告:おすすめの転職エージェント>
- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
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転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。
また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。
こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
※一部プロモーションが含まれています
おわりに。
ということで、古い体質の会社に居続けるリスクについて解説してきました。
古い体質の会社は時代の波に抗えません。
自分が「この会社大丈夫か?」という疑問や違和感があるのなら、転職活動を開始するのが良いでしょう。
転職はもちろん不安やリスクが伴いますけど、実は何もしないことのほうがリスクがあったりします。
古い体質の会社は、その会社特有の処世術やスキルを学ぶことはできても、他社でも共通して使うような汎用的なスキルは養えません。
今回は以上です。