OpenWorkの評判は?登録すると転職活動がバレる?利用経験者が疑問に回答

2021年5月7日

企業のホームページや転職エージェントからの情報だけでは、企業の実態を知ることは難しいですよね。

 

興味のある会社に知り合いがいるなら良いですが、そんな幸運はレアケースでしょう。

 

そんな悩みを抱えている方にピッタリなサービスがOpenWorkです。

 

本サイトは、実際に該当の企業で働いている人、もしくは過去働いていた人のみが書き込みできる口コミサイトですので、外部からは得られないような生の声を確認しておくことができます。

 

私は過去2回転職活動をしてきましたが、本サイトは情報量も多く無料なので、とりあえず登録しておけば良いと思っています。

 

とはいえ登録制のサイトですのでサイトの評判は気になりますよね。

 

そして、何よりもこういった口コミサイトに登録するうえで一番気になるのが、会社にバレないのか?という点でしょう。

 

なぜならば、OpenWorkの口コミの閲覧条件は会社の口コミ記載だったりするからです。

 

なお、結論から先に言ってしまうと、OpenWorkはちゃんと注意しておけばバレるリスクは極めて低いです。

 

では、どんな口コミをしてしまうと会社にバレてしまうのか。

 

今回は、過去2回の転職活動でOpenWorkを使い倒してきた私が、OpenWorkに登録して会社に転職活動がバレてしまうケースを解説していきます。

 

本記事の内容

  • 1.OpenWorkで転職活動がバレる場合
  • 2.OpenWorkの概要
  • 3.OpenWorkの登録方法と口コミを見る方法
  • 4.OpenWorkの評判
  • 5.OpenWorkから得られる情報
  • 6.OpenWorkを活用した私の転職活動体験談

 

1.OpenWorkで転職活動がバレる場合

 

バレる原因①.口コミを詳しく書きすぎる

結論、マジメで口コミを詳しく書きすぎる人は、墓穴を掘って身バレする傾向にあります。

 

たまにいるんですけど、例えば以下のような感じ。

30代男性

〇〇事業部 △△課 ◆◆係 係長

新卒10~15年

 

大企業で数日に1回口コミが更新されるような会社であれば特定はされないでしょうけど、そうでない会社で課とか係まで書いてしまうのは避けたほうが良いです。

 

高い確率で個人が特定されてしまいますので、プロフィールを書く際は「部」までに留めておくのが無難です。

 

逆に言うと、個人が特定されるような詳細情報を書かないようにして、会社や部署全体の風土を記載しておけば特定される可能性なはほとんどありません。

 

OpenWorkのWeb履歴書を詳しく書くとバレるリスクは高くなる

OpenWorkにはヘッドハンティングの機能があります。

 

ヘッドハンティングされるためには経歴を詳しく書く必要がありますが、この機能をあてにすると身バレリスクは高くなります。

 

なぜならば、現職から自分の履歴書をブロックする機能がないからです。

 

オープンワーク社は、同サービスのヘルプページでWEB履歴書の公開範囲について以下のように記載しています。

 

スカウト設定でWeb履歴書を公開する設定にしている場合、以下を除く情報がスカウト企業に公開されます。

 

◆すべて非公開となる情報

・メールアドレス

・氏名(漢字)

・氏名(フリガナ)

・電話番号

◆一部非公開となる情報

・現住所(都道府県のみ公開)

・生年月日(年齢のみ公開)

 

 

そのため、OpenWorkを現職が活用していた場合、身バレの可能性はあるので使い方には十分注意しましょう。

 

2.OpenWorkの概要

 

<引用元:オープンワーク株式会社ホームページより>

 

OpenWorkは国内最大級の社員クチコミ・年収データを有する転職・就職のための情報プラットフォームです。

 

本サイトのデータは、日経新聞の記事に掲載されるなど、信頼性について高く評価されています。

 

そして、運営している企業情報はというと結論こんな感じ。

 <企業概要>

  • 社名:オープンワーク株式会社
  • 事業内容:転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」の開発・運用業務
  • 設立:2007年6月
  • 資本金:13億7634万円
  • 親会社:株式会社リンクアンドモチベーション
  • 所在地:〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階

 

もともとはVorkers(ヴォーカーズ)というサービス名でしたが、2019年にOpenworkとサービス名を変えています。

 

サービス名変更の理由と概要

結論、Vorkers(ヴォーカーズ)から名称を変更した理由についてはOpenworkのサイト上でこのように書かれています。

 

Vorkers(ヴォーカーズ)はサービス立ち上げから10年以上、社員や元社員、一人ひとりの声をシェアすることによって、ジョブマーケットの透明性向上に貢献してきました。そして、2019年5月、「より透明性の高い(Open)、仕事(Work)選びを提供する」という想いを込めてOpenWork(オープンワーク)にサービス名を変更しました。

<引用元:https://www.vorkers.com/openwork>

 

また、サービス概要については以下のように記載されており、単なる転職口コミサイトではなくヘッドハンティングなどの転職ツールとしても活用可能なサイトとなります。

 

実際に働いた経験に基づく「社員の声」を参考に、「働きがい」を得られる企業や求人の検索やリサーチを行えます。また、Web履歴書を登録することで、魅力ある企業からのスカウトを受けることができます。

 

加えて、転職エージェントと比べて数は少ないものの求人検索機能も備えていますので、OpenWorkに登録することで「実態調査」「ヘッドハンティング」「求人検索・応募」と転職活動がワンストップで可能となる点は便利なツールと言えます

 

サービス利用者数

2022年8月24日のプレスリリースでは、登録ユーザーが500万人を超過し、口コミ数は1,330万人を突破したと公表されています。

 

類似サービスの転職会議が口コミ件数300万件以上という記載があるので、口コミのボリューム量は他サービスよりも充実していることが伺えます。

 

また、全ての社員クチコミは500文字以上という制限があり、内容はオープンワークが目視検査を行っているため、必然的にある程度信頼性のある口コミが揃うのも特徴の一つです。

 

また、コピペは禁止されており、人の口コミをコピペして口コミ閲覧を狙った悪質なユーザーをブロックする仕組みが設けられています。

 

その結果、信憑性の高い口コミが集まる仕組みになっているのです。

 

ただ、デマの口コミが0かと言われると、そうではないので注意が必要です。

 

なぜならば、「運営会社がどんなに頑張って内容を精査したとしても嘘やガセ情報は見抜けない」からで。

 

ではどうすればよいのか。ここからは、信憑性のありそうな口コミを見極める方法を書いていきます。

 

信憑性のない情報.中身の薄い口コミ

前提として、OpenWorkには口コミする際も「入社年数」や「部署」などの情報を書いたうえで口コミをします。

 

私自身そうだったのですが、一番怖いのはズバリ「身バレ」です

 

身バレするのが怖いんだけれど、口コミ内容は見てみたい。

 

けれど一定の文字数は入力しないといけない。。そうだ!適当に書いて文字数を稼いでおこう!という思考に基づく、「内容の薄〜い口コミ」は一定数存在します。

 

結論、このような口コミは何の参考にもならないです。

 

よって、文章を客観的に見て、この文章は稚拙だな。とか、この文章は中身が薄いな。と思ったら、真に受けないようにしましょう

 

信憑性のある情報.ネガティブな口コミ

ネガティブな書き込みをする人は「自分と同じような犠牲者を出したくない」という思い胸に抱いているケースが多いです。

 

こうした思いを含みながら口コミを書いているため、実はネガティブな書き込みほど内容が細かく、かつ文字数も多くなる傾向があります。

 

とはいえ、上述の通り身バレを恐れている場合が多いので、ネガティブな口コミは少数派ではあります。

 

ただ、もしも長文かつ具体的なネガティブ情報があるのならば、その口コミは信憑性のある情報である可能性が高いでしょう

 

3.OpenWorkの登録方法と口コミを見る方法

 

利用方法は以下のステップで行います。

 

step
1
会員登録(無料)をする

利用条件は極めて簡単です。サイト右上の「ユーザー登録(無料)」リンクから会員登録を行うだけです。

 

step
2
すべての口コミを閲覧するための手続きを行う

会員登録するだけですと、すべての口コミが閲覧できるわけではありませんので、以下のいずれかを実施することをオススメします。

 

 

①現職もしくは前職の口コミをする

最も手軽な方法です。複数ある項目の中から合計500文字以上入力し、オープンワーク社の審査を通過すれば6ヶ月間口コミが閲覧できます。

 

 

②有料会員になる

月額1,100円(税込)を支払うことで、期限なしですべての口コミが閲覧できます。

 

口コミも不要ですので、身バレのリスクを恐れる人にオススメのプランです。

 

その他、過去の口コミで「いいね!」を3点もらうと、6ヶ月の閲覧特典が付与されます。このあたりの特典は変更の可能性がありますので、最新の情報をサイトで確認することをオススメします。

 

③WEB履歴書を書く

口コミの閲覧がメインのOpenWorkは、実はヘッドハンティングサービスとしても活用できます。

 

そのための条件は、WEB履歴書を記載すること。

 

WEB履歴書を記載すると、スカウト企業からのオファーが入るとともに、特典として口コミを180日間閲覧することができます

 

ちなみに、私はWEB履歴書によって職歴を公開した経験があるんですけど、私の場合はIT企業やコンサル企業を中心に、毎日レベルで何かしらの求人オファーが企業から直接届きました

 

最終的には転職エージェント経由で転職を果たしたのでOpenWorkのスカウト経由での内定獲得のしやすさなどは語れないのですが、自身の市場価値を無料で測れるのはWEB履歴書を活用するメリットだと思いますね。

 

よって、身バレが怖くないぜ!という覚悟が決まっている人はWEB履歴書で口コミを閲覧し、同時に市場価値を測るのも良いと思いますよ。

 

ただ、求人数は正直そこまで多くないので転職活動を本気で取り組むのであれば、転職エージェントの利用がオススメです。

 

その理由や、オススメの転職エージェントについては【転職経験者が厳選】20~30代向けおすすめ転職エージェント4選とその理由という記事でまとめておりますので、転職を検討されている方は是非ともご覧ください。

 

4.OpenWorkの評判

 

評判は概ね良好

試しに、評判に関してYahooで検索をかけてみました。

 

そんなに悪い評判はないですね。

 

なお、私が過去使ってみた感想もだいたい同じです。

 

実際、自分が転職活動をした際には内定先の口コミを漏れなくチェックしたんですけど、入社した今振り返っても結構「書いてあることは合っていたな」と思える内容が多かったですね。

 

評価が高い企業=優良企業とは限らない

注意しないといけないのは、基本的には評価が高い企業=優良企業なんですけど、例外もあるということ。

 

転職エージェント大手のdodaは転職人気ランキングを公開していますけど、上位にランクインする会社がすべて高スコアかというと、実はそうではありません。

 

大手企業になるほど出世道から外れて不満を抱える人は多いですし、大企業病に悩む人も多いので、スコアはそこそこ高めに収まりがちです。

 

一方で、例えば、コンサルファームは超激務ですけど、コンサルに入社するは成長意欲が高くて激務も苦にしない人が多いです。

 

加えて、実際に周囲のモチベーションも高く成長できる環境でしょうから、残業が多くともOpenWork上の評価は高めの傾向にあります。

 

ですので、多くの人が思い描く「ほどほどに働いてそれなりの収入を得たい」という需要と、OpenWorkのスコアは必ずしも一致しないことは抑えておくと良いと思います。

 

年収グラフはかなり有用

結論、OpenWorkの年収グラフは結構使えます。

 

例えば、下記の企業だと、「職種別に年収の優劣はそんなにないな」とか「だいたい40歳になると900万~1,000万くらいの年収になりそうだ」といった情報が得られます。

 

OpenWork年収グラフの超有用なところは、給料の上がり具合が把握できるところです。

 

仮に内定条件が良かったとしても、そこから給料が上がらなければ辛いですからね。

 

中小企業や零細企業は口コミがない場合が多い

結論、従業員の少ないような零細企業や中小企業に関しては、口コミ情報が一切なかったりします。

 

ただ、OpenWorkは元従業員による口コミを集めるコンセプトになるので、解決策はありません。

 

そして、他の類似サービスも同様の傾向があると言えるでしょう。

 

5.OpenWorkから得られる情報

 

得られる情報は8つの観点

OpenWorkは、会社ごとに以下の8項目をそれぞれ5点満点で評価しています。

  • 待遇の満足度
  • 社員の士気
  • 風通しの良さ
  • 社員の相互尊重
  • 20代成長環境
  • 人材の長期育成
  • 法令遵守意識
  • 人事評価の適正感

 

評価は口コミをする人が付けた点数の平均値で決まります。上記の8項目はどれも働くにあたって重要な項目ですよね。

 

OpenWorkではこれらに加えて月間の平均残業時間、有給休暇消化率、平均年収も閲覧することができます。

 

母数となる情報量も他サイトよりも多いので、結果として信頼性が高いサイトと言えるのではないでしょうか。

 

参考までに転職人気の高い、誰もが知っている有名企業を何社か確認してみました。

 

Google:総合点4.76

トヨタ自動車:総合点4.10

ソニー:総合点4.08

三井不動産:総合点4.39

伊藤忠商事:総合点4.36

 

やはりと言うべきか、人気企業は数値も高いという結果でした。

 

これらのデータは、応募者にとって近年重要視が進んでいる企業の「ESG」環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の評価に繋がっています。

 

特に、コンプライアンス意識や社風は入社しなければ肌で感じるのは困難です。

 

ただ、OpenWorkはこうした情報も多く書き込みがありますので、ユーザーにとって有益なサイトと言えるでしょう。

 

OpenWorkのデータを用いた独自のランキングなども展開

OpenWork社では、働きがいプロジェクトという、OpenWorkの評価データから様々な観点で企業ランキングを出しています。

 

例)働きがいのある企業ランキング2023

1位:ボストン・コンサルティング・グループ

2位:グーグル

3位:中外製薬

4位:セールスフォース・ジャパン

5位:リクルート

6位:アビームコンサルティング

7位:クイック

8位:アクセンチュア

9位:日本マイクロソフト

10位:P&Gジャパン

 

例)退職者が選ぶ「辞めたけどいい会社ランキング2022」

1位:マッキンゼー・アンド・カンパニー

2位:リクルートマネジメントソリューションズ

3位:スカイライト コンサルティング

4位:特許庁

5位:グーグル

6位:アーサー・ディ・リトル・ジャパン

7位:P&Gジャパン

8位:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド

9位:KPMG FAS

10位:サントリーホールディングス

 

このように、転職活動するうえで非常に有益な情報が掲載されていますので、有名企業にチャレンジしようと思っている方は必見の情報と言えるでしょう。

 

6.OpenWorkを活用した私の転職活動体験談

 

OpenWorkは企業のふるい落としに最適

結論から言いますと、OpenWorkは転職活動で必須のツールと言っても過言ではないと思います。

 

誰もがそうだと思いますけど、下記のような会社には誰もが転職したくないですよね。

 <転職したくない会社の特徴>

  • 社風が根性論な会社
  • 給料の上がらない会社
  • 残業の多すぎる会社
  • サービス残業の多い会社
  • パワハラ上司の多い会社
  • 仕事で誰も助けてくれないような会社 など

 

けれど、こういった情報って内部にいる人間しかわからないんですよね。

 

そういう意味では、OpenWorkのようなサービスを使わない手はありません。また、私は類似サービスの転職会議も併用しました。

 

情報が多いに越したことはありませんからね。

 

なお、気になる口コミ情報の質に関して言うと、かなり信憑性が高いと思っています。

 

少なくとも、私が過去に使った限りでは的を得ている口コミが多かったです。

 

そして、こういった情報を自分なりに精査して、本当に応募する会社がまともな会社のかを十分リサーチしていくことで、ブラック企業のふるい落としをかけていきました。

 

合わせて、よく言われる「転職しないほうが良い業界」の会社の実態も、口コミを見たうえで判断したりもしましたね。

 

そんな経験を踏まえ、私が思う転職しないほうが良い業界については【2022年】転職しないほうがいい11業界と転職したほうが良い業界を調査!という記事でまとめております。転職を検討している方は是非ともご覧ください。

 

また、「私の会社って実際客観的に見てどうなのよ?」という疑問をお持ちの方については、別途記事で見切りをつけたほうが良い会社の特徴を解説しております。転職を検討している方はこちらも是非ご覧ください。

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環境の良い会社に転職すると人生が変わる

大げさかもしれませんけど、本当に会社を選んで転職すれば人生が変わります。

 

そういう意味でも、しっかりと企業を見極めるということは本当に大切なことだと思いますね。

 

ちなみに、私の場合は連鎖退職が起こるような建設業界の職場で10年程勤務し、32歳の頃に「このままではいけない!」と思って勇気を出して転職をしました。

 

結果的に、この判断は大正解でした。

 

なお、「転職に興味があるけど他社で通用するのか不安・・・」であったり「専門スキルがないので不安」といった悩みの対処法や転職して良かったと感じた実体験を別途記事で解説しております

 

少しでも転職に興味がある方は是非ともご覧になってみてください。

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おわりに

ということで、OpenWorkの概要と評判についてのまとめ記事でした。

 

転職で最も避けたいのが、転職先の実態を知らずに、入社してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうことでしょう。

 

そのため、ネガティブな情報を事前に把握できるという点は、非常に有益でポジティブだと言えます。

 

企業のホームページだけでは拾いきれない情報を本サイトで補完し、面接時の逆質問に活用するのも有効的だと思います。

 

一方で、本サイトの情報をすべて信じ込んでしまうのも危険です。

 

あくまでも本サイトの情報は補完情報という認識のもと、自分の軸を明確に持つことが何よりも重要だと思います。

 

皆さんの転職活動に本記事が役に立てば幸いです。

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