結婚したばかりなのに、夫が会社を辞めたいと言い出した。
これから二人で生活するために安定して欲しいのに、なぜ今このタイミングで転職なんてことを言い出すのだろうか。理解ができない。。
こんなことでお悩みではありませんか?
本記事を書いている私はというと30歳で結婚し、32歳と34歳の頃に転職をした経験があります。
そして、そんな実体験を持つからこそ、結婚したタイミングで転職したいと言い出す男性の気持ちは多少理解できるんですよね。
ということで今回は、「結婚したばかりだけど仕事を辞めたい」と思っている方々や、実際に夫にそう言われた場合の対処法を男性目線で解説していきます。
本記事の内容
- 1.結婚したばかりだけど男性が仕事を辞めたくなる理由
- 2.結婚を機に男性が転職を検討したほうが良いケース
- 3.結婚したばかりなのに夫に仕事を辞めたいと言われた場合の対処法
1.結婚したばかりだけど男性が仕事を辞めたくなる理由
理由①.結婚によって責任感が増した
結論、結婚したばかりで夫が仕事を辞めたいと言ってくる場合にはネガティブな理由だけでなく、ポジティブな理由もあります。
そのうちの一つが結婚によって「仕事の価値観が変わった結果責任感が増した」場合でしょう。
独身時代は連日深夜まで残業しようが、給料が安かろうが休みが少なかろうが、自分さえ良ければ誰にも迷惑をかけることがなかったでしょう。
けれど、結婚するとなると話は変わります。
妻と共に生きていくには給料はもちろん高いほうが良いですし、残業が少なければ家事も分担できたりします。
それに、これから子供を授かっていく可能性を考えると、「男性の育休取得可否」「保育園送迎」「在宅勤務の有無」「転勤の有無」など、独身時代には気にならなかった様々な点を重視することになるでしょう。
上記の点が現職では不十分な場合、もっと環境を改善しようと前向きに考えた結果として仕事を辞めたいと思うことは非常に前向きな理由と言えるでしょう。
ちなみに、仕事をする上で重視する項目はもちろん人それぞれですけど、結婚となると将来的に給料が上がっていくことを重要視するケースは多いと思います。
理由②.実は結婚する前から仕事を辞めたかった
当たり前ですけど結婚の経緯も人それぞれです。
男性が「この女性と結婚したい!」と願ってプロポーズするケースもあれば、女性側から「30歳までには結婚したいと思っている」とプレッシャーをかけられて結婚をするよう仕向けられるケースもあるでしょう。
前者の自分からプロポーズする場合は男性も「しっかりしなければ」という思いが強くなる一方で、後者のプレッシャーを受けていたパターンだと、男性側の大黒柱としての意識が薄れがちなのは事実でしょう。
このように、結婚の経緯によっては結婚したばかりで「さぁこれから!」という状態にも関わらず、前から仕事を辞めたかったという理由によって夫が会社を辞めたいと言い出すことはあるでしょうね。
2.結婚を機に男性が転職を検討したほうが良いケース
結婚というのは、人生の一大イベントになりますので、少なからず将来の展望を考えるきっかけとなるのは間違いありません。
私の経験で言うと、結婚当初ブラックな建設業界で約8年働いていましたけどその2年後に将来の不安を抱いて異業種へ転職することになりました。
その経験から言いますと、もしも夫に転職する意思が少しでもあって、以下のような業界で働いているのなら異業種転職の選択肢もあって良いと思いますよ。
<以下の業界で働いている人は結婚を機に転職検討しても良い>
- 建設業界
- 運送業界
- ブライダル業界
- 警備業界
- 自動車業界の下請け
- 外食業界
- 人材派遣業界
- 銀行業界
- 介護業界
- 印刷機器業界
- 広告代理店業界
結論、上記の業界は激務だったり薄給だったり将来性が乏しかったりと、労力に対する給料が割に合わない業界です。
なお、その理由については別途記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
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【2023年】ブラック企業経験者が転職しないほうがいい11業界と理由を解説
続きを見る
ただ、パートナーが上記の業界で働くことに、やりがいを感じている場合は頭ごなしに転職を勧めるのは早計です。
パートナーの仕事のモチベーションや価値観も年を重ねるうちに変わっていくものです。
仕事に疲れた・・・といつかパートナーが落ち込んだ際にはそっと手を差し伸べてあげましょう。
なお、経験上特に30代になると仕事を辞めたくなったりするものです。
その理由については【実体験】30代で疲れた・仕事を辞めたいと思ってしまう理由3つと対処法を解説 という記事で解説しておりますので、こちらも是非ご覧ください。
3.結婚したばかりなのに夫に仕事を辞めたいと言われた場合の対処法
まずは転職したい理由を聞くことが大切
結婚したばかりなのに「転職」だなんて一体何を考えているのか?と問いただしたくなる気持ちはわかります。
ただ、その不安をぶつけてしまってはいけません。なぜならば、会社を辞めたいと思うのには必ず理由があるからです。
そのため、まずは転職したい理由をしっかりと聞いたうえで、「前向きな転職なのか」「逃げの転職なのか」を判断しましょう。
前向きな転職の場合は肯定したほうが良い
転職と聞くと、人間関係が悪くなるのでは?給料は上がるのか?残業は多いの?など色々な心配事が浮かんでくるでしょう。
ただ、男性は基本的にあれやこれやと指示出しされるのを嫌います。
そのため、せっかく前向きに環境を良くしようと夫がやる気になっているのであれば、その意思を尊重してあげることをおススメします。
前提として、転職は勇気が必要な行動です。
ましてや、結婚当初なのであれば「親の目線」や「友人の目線」などが気になって転職したいと思ってもなかなか行動に踏み切れないことも多いでしょう。
ですので、男性も少なからずプレッシャーを受けており、精神的にキツい状況であることは間違いありません。
という点を踏まえると、自分がきつい環境下で妻が自分の意志を尊重してくれたという事実は、長い夫婦生活を考えてもプラスに働くと言えるでしょう。
転職理由が明確でない場合は諭してあげよう
転職理由が前向な印象は受けるものの、理由を聞いてみても「なんとなく今の会社を辞めて環境を変えたい!」としか感じない漠然としたケースもあるでしょう。
断言しますけど、経験上この場合は転職活動にとても苦戦します。
最悪の場合は内定すら獲得できないか、ブラック企業への転職が決まってしまい、結果後悔してしまう可能性が高いでしょう。
採用する企業側も、どうせ採用するならば自社で活躍してくれそうで、かつ長く働いてくれそうな人を選択したいもの。
加えて、活発な現在の転職市場ではライバルとなるほかの応募者も複数いることでしょう。
そんな中、転職してやりたいことが不明確な人が採用されるかというと、答えはNoなのです。
第一声での否定は禁物
結婚したばかりなのに転職なんて聞いたら「そんなの絶対ダメだよ!」と言いたくもなりますよね。
ただ、上述の通り基本的に男性は自分の意思を尊重して欲しい生き物です。
多くの男性は普段会社という組織で少なからず我慢を強いられているので、せめてパートナーからは自分の意見を受け入れてほしいと思っているもの。
意見が違って否定する場合も、第一声は「そうだったんだね。わかるよ」と肯定したうえで、「ただ。私はこう思う」といった感じで否定するのではなく対案を出すと良いでしょうね。
おわりに。
ということで、結婚したばかりの男性が仕事を辞めたいと言ってきた場合の原因や対処法に関するまとめ記事でした。
結婚した男性がいきなり転職したい!と言ってきたら不安ですよね。
特に、専業主婦のように男性の収入によって家計が成り立っている場合はことさら不安が大きいでしょう。
ただ、どんな場合でも大事なのはその理由です。
まずは理由をしっかりと聞いたうえで本記事を参考にして頂き行動すると良いでしょう。
では今回はこの辺で。
That is all