【怖い】30代で2回異業種転職した私が不安の対処法を5つ解説【きついと感じた体験談も】

2021年10月23日

仕事が辛い。職場の雰囲気も悪く、激務薄給な環境の中、いいように会社から使われている気がする。

 

そんな環境で日々を過ごしており「こんな会社辞めたい」と思っている人は多いでしょう。

 

加えて、不満の根源が「業界自体がイケてない」と感じており、異業種への転職を希望する人もそれなりに多いと思います。

 

けれど、その一方で異業種へ転職してしまうと「これまでの経験が無駄になる」と感じてしまい、他社で通用するのか不安に感じる人は多いのではないでしょうか。

 

そして、不安が頭をよぎるので、異業種転職に踏み切る勇気が出ない。けれど、今の業界からは離れたい。

 

こうした答えの出ない問答を繰り返してしまう気持ちを、私はとても良くわかります。

 

なぜならば、私自身が初めて異業種転職を決意した際に、同じような不安を経験したからです。

 

私は新卒で入社した会社で約10年働き、32歳の頃に建設業界から自動車メーカーへ異業種転職した後、34歳でもう一度異業種転職を経験しました。

 

その経験から感じるのは、「自分がこれまで培った専門知識や経験が転職先で使えなくなるのは実は大きな問題ではない」ということです。

 

ということで今回は、過去の私のように異業種の業界に飛び込もうか迷っている方に向けて、実体験を踏まえて転職の後押しをしていきます。

 

※本記事では一部プロモーションが含まれています

 <広告:異業種転職におすすめのエージェント>

  • リクルートエージェント:最大手で実績No1で圧倒的求人数がウリ。とりあえずここだけでも登録すると良いです
  • ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ
  • ビズリーチ:年収1,000万以上の求人が1/3を占めるヘッドハンティングサイト。ハイキャリアの人は受け身の姿勢でも求人紹介が舞い降りてくるのでおススメ

 

本記事の内容

  • 1.異業種転職が怖いと感じる時の対処法5つ
  • 2.30代で異業種転職してきついと感じたこと【体験談】
  • 3.異業種転職して良かったこと9点
  • 4.異業種転職で活躍できるか不安な時は発想を変えよう
  • 5.異業種転職を成功させる方法

 

1.異業種転職が怖いと感じる時の対処法5つ

 

結論、異業種転職で不安を感じるのは当たり前です。

 

異業種か同業種かに関わらず、誰しも転職すると人間関係がリセットされますし、仕事のスタイルも今までで良いのか手探りになるので少なからず不安はあるもの。

 

詰まる所、人間はイメージできない出来事に不安を感じるものです。

 

同業種であれば、どんな上司なのか職場の雰囲気はわからないにせよ、仕事内容はなんとなくイメージできる場合が多いはずです。

 

けれど、異業種の場合は仕事内容もイメージが難しいので、不安がより大きくなる構図です。

 

私はこれまで2回の異業種転職をしてきましたが、仮に私が3回目の転職をするとして、上記の理由からきっと不安は感じることでしょう。

 

ですので、大前提として「不安を感じる」状態は当然のことですし、不安を感じているからって

 

こんな気持ちになるんじゃあ異業種転職なんてしないほうがいいよな・・・

 

と思う必要は1ミリもないです。

 

誰もが不安を感じるという前提を踏まえ、不安と向き合う対処法を5つ解説していきます。

 

対処法その①.転職成功の要因は行動力や主体性であることを知る

結論、転職先で成功する人は皆行動力があり、主体性が伴っていて同時に思考が深いです。

 

もちろん、仕事において専門知識が高いに越したことはありません。

 

けれど、専門知識が高ければ必ず評価されるかと言われると、それはまた別の話です。

 

最終的に、仕事で評価される人は「うまく仕事を完遂」できるから評価されるワケで、仕事を完遂させるには仕事の全体像含め、「何をいつまでにやらなければならないか」というポイントを抑えています

 

そして、仕事というものは多くの場合一人では完結しなくて周囲に頼ることで成り立っています。

 

言い換えると、人をうまく動かすことが仕事をうまく回す秘訣となり、人を動かすには「この人、自分事として仕事を頑張ってるな」と周りから思われるための行動が大事なんですよね

 

私の実体験で言いますと、はじめての転職で異業種の自動車メーカーに内定した私は「自動車の知識がない」ことに相当な危機感を持っていました。

 

ただ、直属の先輩もたまたま私と同じように数年前に異業種転職をしており、新卒からずっと働いてきた人を押しのけて一線級でエースとしての活躍をしていました

 

そうした先輩を身近で見ていたからこそ、「専門知識は後からでもどうにかなる」とうことに気づきましたし、私もガムシャラに仕事をしていった結果、周囲からも評価されるようになりました

 

繰り返しにはなりますが、業界の専門知識はあるに越したことはありません。ですので、面接選考では業界未経験というのは不利であるのは事実です。

 

一方で、異業種転職でもバリバリと活躍できる人は事実いますし、採用する会社側もそれを理解しています。

 

ですので、専門知識はなくとも「仕事を泥臭くこなしていく」人や「ハードワークにも耐えられるガッツがある人」などは異業種の面接でも一目置かれると思います。

 

逆に、どんなに知識があろうが、「上司から指示されたこと以外はやらない」人はあまり評価されないでしょうし、転職先で活躍するのは難しいと言えます。

 

こういった人の特徴については仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。

 

対処法その②.相手の立場で物事を考えられる人は異業種転職で活躍できると知る

結論、上述のように前向きで主体性のある人は異業種の転職先でもやっていける可能性が高いです。

 

もちろん、最初は「専門用語の意味がわからない」などのストレスを味わうのは事実です。

 

けれど、事は単純で「わからない単語があるならば人に聞くなり社内で情報を検索するなりして調べれば良いだけ」です。

 

最初の数か月は「わからない」→「調べる・人に聞く」というサイクルばかりが続くので、ストレスが正直大きいと思うんですけど、経験上半年〜1年も経てば少しづつ緩和されていきます

 

ここで大事なのは、人に質問をするということは少なからず相手の時間を奪っているという事実です

 

共感力のある人ほど、その点に気づいているので自分の中で「わかっていること」「わかっていないこと」「事実」「推測」などを整理したうえで端的に質問する傾向にあります。

 

このような相手への配慮というのは、非常に重要ですし、そうした丁寧な姿勢は社内だけじゃなくて社外からの評価も上げていくでしょう。

 

そして、周囲からの評判が上がった結果、相談や仕事の依頼がどんどん舞い込むことになるなど、仕事をするうえでの好循環が生まれていく可能性が高いです。

 

やっぱり、繰り返しにはなりますが知識が豊富か否かよりも、こうしたコミュニケーションスキルのほうが仕事をする上では大事です。

 

そのため、相手目線で物事を考えられる共感力のある人は異業種転職でも活躍できる可能性が高いでしょう。

 

なお、この「相手目線で物事を考える」姿勢は究極の仕事術であり、ビジネスマンにとって永遠の課題とも言えます。

 

この点関してはビジネスでは相手の立場に立って考えられると最強だが実践するのが難しい理由という記事で解説しておりますので是非ともご覧ください。

 

対処法その③.徹底した情報収集でブラック業界は避けられる

異業種であろうがなかろうが、転職で不安を感じる大きな要因の一つが「転職先がブラック企業なのかどうか」でしょう。

 

業界自体に将来性がなかったり、不満があったから異業種転職したのに、転職したら、もっとひどい業界だった・・・という悲惨なことは誰しも避けたいですよね。

 

そうした最悪の未来を避けるためには、業界の実態をしっかりとリサーチしたうえで転職活動していくことが重要です。

 

私自身、新卒入社した会社がブラック企業であり、不満を抱えながら約10年勤務していたのですが、ある時に

 

あれ?俺の会社ってブラック企業だけど、実は業界自体がブラックなんじゃないか?

 

と思ったんですよね。

 

そして、今考えるとその直感は正しくて、ブラック企業は業界自体がブラックであることが多いです。

 

そのため、異業種転職で最も重要なことである、「ブラック業界を選択しない」ための対策を進めることで不安の大きな要因は取り除けると思います。

 

なお、転職しないほうが良い業界については【2023年】ブラック企業経験者が転職しないほうがいい11業界と理由を解説という記事で詳しく解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。

 

対処法その④.実は転職しないことにもリスクが伴うことを知る

結論、転職にはリスクがある一方で、現職に居続けることにリスクがないかと言われると、実はリスクがあります

 

例えば、レベルの低い会社に居続けた場合はビジネスマンとしてのスキルは伸びませんし、根性論や精神論ばかり唱える会社も同様です。

 

会社に居続けることで、「人間関係」や「仕事のしやすさ」という不安はないかもしれません。

 

けれど、もしも今の会社がぬるま湯な環境だとした場合、気づいたら「市場価値の低い人材」になってしまうリスクがあります

 

なぜならば、ぬるま湯な職場環境では自分を成長させるために大事な「はじめての経験」がない場合がほとんどだからです。

 

人間、はじめての経験を何度も繰り返して成長していくものですが、楽な職場に居続けることで自分の成長機会を損ねるリスクがあります。

 

最悪なパターンは、ぬるま湯な環境に長らく居続けたことで、転職を本格的に検討した30代や40代で「今の会社にしがみつく」しか選択肢がなくなることでしょう。

 

大前提、転職は若いほうが有利です。

 

仮に30代で市場価値が低いまま迎えてしまうと、挽回するには若い頃に楽をした分30代や40代で相当に努力する必要があります。

 

結果、かなり人生がハードになると言えるでしょう。

 

そのためには、客観的に自分の職場環境のレベルを判断することが大事だと思います。

 

そして、レベルの低い職場の特徴をレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しております。不安を感じる方はこちらも是非ご覧ください。

 

対処法その⑤.いい会社ほどいい人が多いことを知る

転職を考えたときに、多くの人が人間関係の不安を感じることでしょう。

 

転職したら上司が厳しかったらどうしよう・・・

 

こんなことを不安に思う人は多いはずです。

 

もちろん、その不安が実現する可能性はあるワケですが、冷静に考えると上司が変わるのは転職しようがしまいが全然起こり得ることです。

 

人間関係は多くの場合上司の性格が大きく左右しますので、もしかすると人間関係が良い今の職場も一過性のものかもしれません。

 

そして、私の経験から言いますと、いい会社になればなるほど、周囲の人間性も上がります。

 

なぜならば、会社のレベルが上がるほど応募者も多く、結果として人間性も含めて評価された人が入社しているからです。

 

もちろん、人間関係の不安は完全に0になることはないのですが、前提として人間関係なんて一つのきっかけで変わるものなので、そもそも論を考えると「過度に気にする必要はない」とも言えます。

 

そう考えると、人間関係は良いけど、この会社将来性がない・・・と感じるような職場に居続けるのはリスクしかありません。

 

これに関しては人間関係がいい職場だけど辞めたい。そんな時は転職したほうが良い3つの理由という記事で解説しております。こちらも是非ともご覧ください。

 

2.30代で異業種転職してきついと感じたこと【体験談】

 

上述の通り、私は30代で異業種転職を2回経験してきました。

 

その経験から、基本的には専門スキルがなくとも行動力や主体性がある人はそのうち仕事に慣れていき、活躍できるようになると感じています。

 

とはいえ、同業種の転職よりも異業種転職は転職後活躍するまでの難易度が高いのも事実でしょう。

 

ですので、一般的に異業種転職は同業種転職よりも大変だと言えます。

 

そして、私が異業種転職できつかったことをまとめると結論こんな感じ。

 <私が異業種転職をしてきついと感じたこと>

  • 専門用語がわからないので、会話の内容がわからない
  • 業界の常識がわからない
  • 技能も0からスタートなので、新人と混じって一から覚える必要がある など

 

異業種転職すると専門知識がないので、20代の若手よりも自分は劣っているかのような気分になることもありました。

 

ですので、プライドの高い人ほど転職当初はストレスを感じると思います。

 

ただ、上述の通り専門知識は後から付いてきますし、「周囲を巻き込む力」「要約力」「プレゼンスキル」「動じない姿勢」などがあれば自ずと周囲から一目置かれるようになっていくでしょう。

 

異業種転職が特別大変なわけではない

結論から言うと、異業種だから特別大変なことは実はそんなにないと思います。

 

転職して上司も変われば仕事のスタイルも大きく変わりますし、会社それぞれに仕事の文化やスタイルがあるのも事実です。

 

私の場合、完全に個人裁量で「成果さえ出せば好きに行動しろ」という社風の会社からガチガチにマイクロマネジメントする会社に転職したので、仕事スタイルが大きく変わったことが何よりキツかったです。

 

えっ?こんな小さなことまで許可を得ないといけないの?前の会社では全然自由だったのに・・・・

 

って思ったことは数えきれないくらいあります。

 

ただ、こうしたキツさって別に異業種でも同業種でも一緒だと思うんですよね。

 

もちろん、異業種転職に伴い専門知識がわからないことは転職当初ストレスに感じていました。

 

ただ、繰り返しですけどガムシャラに仕事をしていけば3ヶ月も経つ頃にはある程度専門知識は習得できると思いますので、専門知識のストレスも一過性のものであり、過度に気にする必要なしだと思います

 

ですので、もしも「異業種」という点が気になっていて転職へと踏み出せない方がいるのなら、「経験上そんなに気にする必要ないと思いますよ」と言いたいですね。

 

なお、異業種・同業種問わず、転職してから仕事に慣れるまでの期間が気になる人は多いと思います。

 

そんな方向けには【未経験】仕事に慣れるまでの期間を過去30代で2回異業種転職した筆者が解説!という記事で詳細を解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。

 

30代前半の異業種転職は案外優しい目で周囲が見てくれる

私の場合、会社から不正を強要されたことで「ふざけんな。絶対会社辞めてやるからな」という強烈な意思があった異業種転職だったワケですけど、正直怖い気持ちはありました。

 

20代ならばまだしも、30代になると即戦力を求められるでしょうけど、異業種で即戦力なんて可能なんだろうかという不安は常に感じていたものです。

 

こうしたストレスで入社後にボロボロになってしまう人もそれなりにいるワケですけど、30代前半くらいならば過度に気にする必要ないと思います。

 

私自身、今30代後半でチームマネジメントをしている立場ですけど、30代前半の中途入社者には即戦力を期待しつつも数年後のポテンシャルに期待している側面も多分にありますし、上司も同様の考えです

 

転職するのが35歳を超えると別で、即戦力度合いが重視されるでしょうけど、30代前半までは「2〜3年かけて中心人物に育てていく」と考えている会社も多いと思います

 

ですので、30代だからといって一概に「即戦力にならないとNG」というワケではないと思いますね。

 

ただ、逆に言うと30代後半以降の異業種転職では、能力が伴っていないと厳しいとも言えるでしょう

 

3.異業種転職して良かったこと9点

 

結論、私が新卒入社した建設業界から異業種転職をして良かったと思っている9つの内容はこんな感じです。

 <転職して良かった9つの理由>

  • 年収がUPした
  • 労働時間が減り、家族との時間が増えた
  • 自分の時間が増えた
  • 休みが増えた
  • 尊敬できる人との出会いが増えた
  • 新しい価値を生み出す経験ができた
  • 仕事が楽しいという感覚が得られた
  • 柔軟な働き方ができるようになった
  • 自己成長を遂げたいという意識が高まった

 

同時に、今昔の自分に言いたいことがあるとすれば、「もっと若い20代で転職しておけ!」ということ。

 

転職したら順風満帆な人生に変わったかというと、そうではありませんでした。

 

私の場合、転職先の上司が厳しい上司だったので、正直転職を後悔したこともありました。

 

けれど、建設業界で鍛えられたメンタルでその苦境を乗り切った今振り返ると、「あの時転職して本当に良かった」と思っています。

 

年収がUPし、休みが増えて自分の時間も家族との時間も増えた

結論、私は転職して年収が上がりました。

 

何よりも良かったのは、残業が減ったことです。

 

今までは50時間・60時間と残業して貰っていた年収が、20時間の残業で得られるようになったので、転職してコスパは非常に上がりました

 

その結果、空いた時間を趣味み回すこともできるようになりましたし、ノー残業デーで早めに帰宅して家族との時間も作れるようになりました。

 

繰り返しですけど時間は有限なので、時間が作れるようになった点は転職して良かった点だと感じます。

 

新しい価値を生み出す経験ができ、仕事が楽しいという感覚が得られた

建設業界に居た頃の私は、毎日納期に追われていました。

 

仕事が楽しいという感覚もなくて、怒られるのが嫌だからなんとか納期に間に合わせる毎日。

 

いつかし「仕事が楽しいなんて漫画やドラマの世界だけの話」だと自分に言い聞かせていた気がします。

 

けれど、転職して余裕ができた今、ふとした瞬間に「仕事が楽しい」という感情が生まれたことに気づきました。

 

もちろん、普段仕事をしていると大変な時も多いですし余裕がない時もあります。

 

けれど、建設業界の頃のように奴隷のような扱いではなく、しっかりと個人を尊重してくれる環境で働けているので、その点が大きな要因になっていると感じますね。

 

柔軟な働き方ができるようになった

転職した結果、フレックス勤務になり建設業界では絶対にできなかった

 

・9:00-18:00勤務

・18:00-20:00中抜け

・20:00-22:00勤務

 

みたいな働き方ができるようになった点は家族から非常に好評です。

 

私の場合は共働きで子供が保育園という事情もあるので、妻の仕事の都合に合わせて仕事を調整する余地が生まれた点は転職して良かったと感じる大きな要因ですね

 

32歳で転職しなかった世界線を考えると怖くて震える

ぶっちゃけ、私の場合はギリギリのタイミングでした。

 

一般的には転職は若いほうが有利なので、この機を逸していたら建設業界で働かざるを得ない状況になっていたかもしれません。

 

おそらく、新卒に入社した会社でずっとキャリアを積んでいれば、こんな感じになっていたと思うんですよね。

転職しなかった40代の自分

・基本、7:30〜21:00くらいはオフィスで仕事。リモートワークなし

・毎日顧客や上司から詰められプレッシャーをかけられる

・商品クレームがあれば建設現場に出向き謝罪をする

・24時間いつ携帯電話に連絡があるかわからない

・休日もしばしば返上で仕事に費やす

・たまにの休日は半日くらいは寝て終わってしまう

・転職していく同僚を羨み、妬むような卑屈な性格になる

・残業で稼ぐ体質なので、40代で管理職になるとむしろ年収が下がる

 

繰り返しですけど、32歳のときに「転職する!」と決断できていなかったら・・・と思うとゾッとしますね。

 

転職して良かった点は上述の通りたくさんあるんですけど、特に「時間が増えた」ことが自分にとっては大きかったです。

 

建設業界に居続けていたら、きっとこうしてブログを執筆する時間なんて間違いなくなかったですし、「自分って本当はどんな仕事がしたいのかな?」と考える時間もなかったと思いますね。

 

心のゆとりが生まれた点は特に重要な要素

結論、余裕って仕事だけじゃなくて私生活でも極めて大事な要素だと思います。

 

余裕がない人は周囲にも優しくできなくてすぐにイライラしてしまう一方、余裕がある人は寛容で周囲からも尊敬の眼差しで見られます。

 

建設業界で働いていると、現場の工期に追われる毎日ですし、夜も明日の工程が不安で眠れない現場監督は多いことでしょう。

 

加えて、単純に睡眠時間も充分に確保できないことから体調も優れない人も多いはず。

 

そんな環境から転職した結果、私は睡眠時間も確保できるようになって体調が格段に良くなりました

 

現場監督をやっている人って、自分が休んだら他に代わりがいない人がほとんどだと思うので、毎日気が張っているでしょうし、知らないうちに無理をしていると思うんですよね

 

けれど、きっとその無理はいつか表面化して自分に襲い掛かってくると思います。

 

多くの人が言う言葉ですけど、健康に勝るものはありません。

 

体調を崩す前に、ワークライフバランスの確保できる環境で働くことをおススメします。

 

4.異業種転職で活躍できるか不安な時は発想を変えよう

 

結論、異業種転職でも自分が今まで働いてきた業界で培ってきたスキルを活かすことは可能です。例えばこんな感じ。

 <異業種転職で経験が活かされる仕事>

  • 自分の出身業界向けの商品やソリューションを提供する会社
  • 異業種だが同じ職種の転職 他

 

例えば、建設現場で現場監督をやっていた人は、異業種に転職して建設現場から離れたら一切無駄になってしまうと思われがちです。

 

けれど、建設現場には工事用の器具や鉄骨などの素材を始め、ロボットや現場管理用のアプリなど、様々な商材が業界向けに営業展開されています。

 

そうした営業会社の多くは、顧客である建設現場の労働の実態を知りませんし、刻一刻と変わっていく現場の性質などがわからないのです

 

理由はシンプルで、彼らは建設現場で働いた経験がないから。

 

私自身、たまたま今建設業界向けのDXソリューションを扱っていますが、正直周囲の「これで建設現場のDX化を実現!」という夢見がちなキャッチフレーズにムカついたりします。

 

ちょっと待て。現場が残業地獄になるのはもっと根本的な話だぞ。お前ら現場舐めるなよと思うワケです。

 

同時に、建設現場を知っている私は周囲からたびたび意見を求められたりと重宝されています。

 

そうした経験から、自分の出身業界に対して事業展開している会社に異業種転職すれば前職の経験はむしろ圧倒的な強みにすらなり得ます。

 

また、異業種であっても「営業」「管理」「企画」などの経験職種で転職するならば全く問題ないと思います。

 

1社でずっと働いていると自分の会社の常識=世の中の常識と考えてしまう人も多く、凝り固まった価値観になってしまう人も多いです。

 

そんな中、異業種転職すると2つの大きく異なる会社を経験しているので、転職先の会社のイマイチなところを自分の経験で補える可能性がある点は異業種同職種転職のメリットと言えるでしょう。

 

このように、異業種に転職してしまうと一見今までの経験は全て無価値になると思ってしまいますが、視点を変えると活かされる仕事はたくさんあります。

 

ですので、「異業種転職したいけど自信がない・・・」という方には自分がこれまで経験してきたことに自信を持って欲しいと思っています。

 

そして、結局のところ最後は「きっとうまくいく」という思い切りと勇気です。

 

本記事が勇気を踏み出す後押しになれば嬉しいなと思います。

 

5.異業種転職を成功させる方法

 

結論、異業種転職をしたい理由は人それぞれですけど、多くの場合は「給料が安い」「将来性がない」「やりがいがない」など、原因は企業体質であることがほとんどなので、会社を変えない限りは問題解決が困難です。

 

私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。

 

20代は体力とガムシャラさに任せて突っ走ってきたものの、30代になってからはどれだけ仕事を頑張っても大手企業で働く大学時代の同期との年収差は広がる一方。

 

激務でボロボロになっているのに給料もさほど上がらないので、30代になってからは他人と自分を比較して悲観的になっていましたが、転職がきっかけでこれらの悩みは解決しました

 

残業を50時間して貰っていた給料が残業20時間で得られるようになり、有給休暇・フレックス勤務・リモートワークなど、当時は想像もしていなかった働き方が現実になったのは今考えると「驚き」の一言です。

 

そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントワークポートなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。

 

また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。

 

転職エージェントを使うメリット

■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる

■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる

■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる

■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる

■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる

■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など

 

そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。

 

転職の求人は椅子取りゲームと同じです。

 

あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・

 

と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。

 

ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。

 

まずは総合転職エージェントに登録しよう

株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。

<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>

 

転職エージェント大手のリクルートエージェントdodaワークポートは「総合」転職エージェントです。

 

「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。

 

私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。

 

「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。

 

また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。

 

ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。

 

結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか

例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。

 

当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。

 

ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。

 

そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。

 

ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました

 

上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした

 

加えて、ITなどの異業種にチャレンジをするのなら、IT求人や第二新卒の求人に強いワークポートも良いと思います。

 

ワークポートは口コミを見ても良い評判が多いですし、もしも私が20代の頃に戻るならば登録しておくであろう転職エージェントの一つです。

 

そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。

 <広告:おすすめの転職エージェント>

  • リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
  • dodaリクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
  • ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ

 

転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。

 

これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。

 

転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ

結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。

 

ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。

 

転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います

 

そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。

 

そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います

 

市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。

 

そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。

 

私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。

 

ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。

 

転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。

 

ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。

 

また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。

 

こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。

 

実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。

 

なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。

 

※一部プロモーションが含まれています

おわりに。

ということで、異業種転職を怖いと感じる人向けのまとめ記事でした。

 

万人が異業種転職したほうが良いわけではありませんけど、今の会社に将来性を感じなかったり、仕事にやりがいがないのであれば転職に踏み切っても良いと思います。

 

今回は以上です。

© 2024 ゆうざんワーク-Yuzan Work- Powered by AFFINGER5