職場の同僚が見切りをつけて会社を辞めていく。この会社、ヤバいんじゃないか?
正直今の職場環境は悪いと思うし、将来性もないのでこのまま会社に居続けたほうが良いのか、転職を本格的に検討したほうが良いのか悩んでしまう。
けれど、自信もないので転職活動にも踏み切れない。
こういった不安や悩みを抱えてはいませんか?
「この会社はもうダメだ」って感じで退職者が出ると、自分も辞めたほうが良いのか?と考えてしまいますよね。
本記事を書いている私は新卒で建設業界のブラック企業に入社し、見切りをつけて辞めていく同僚を何人も見届けてきました。
また、会社を見限る人が続出した末の連鎖退職も経験したことがあります。
今回は、そういった経験をしてきた私が見切りをつけたほうがいい会社の特徴を解説していきます。
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本記事の内容
- 1.見切りをつけたほうがいい会社の特徴12選
- 2.見切りをつけたほうがいい会社に在籍し続けるリスク
- 3.会社に見切りを付けて転職した体験談
- 4.会社に見切りをつけた時にやるべき行動
1.見切りをつけたほうがいい会社の特徴12選
結論、見切りを付けたほうが良い会社の特徴はこんな感じです。
<見切りを付けたほうが良い会社の特徴>
- 自分一人しかできない仕事が多すぎる
- 何の戦略もなく根性論を押し付けてくる
- 若手も50代も同じような仕事をしている
- 尊敬できる先輩や上司がいない
- 自分の価値観と会社方針がかけ離れている
- 社員を使い捨てと考えるブラック企業
- 将来も給料が上がらない
- 優秀な人から辞めていく
- 職場の人間関係が悪い
- 人手不足で常に激務
- 休みが少なくたまにの休みも有給ではなく代休を強制される
- 評価基準が極めて不透明
では、1つずつ解説していきます。
特徴①.自分一人しかできない仕事が多すぎる
結論、会社に見切りをつけたほうが良い条件の中でもこのケースが一番深刻です。
なぜならば、自分しかできない仕事が多いほど、休むことができなくなるから。
そして、その現状は自分だけの力で変えることが難しいからです。
私は過去、こういった人を何人も目にしてきました。
このような事態になるのは会社の人員配置が原因であるにも関わらず、当の本人はまるで「休むことが悪」かのようにマインドコントロールされていました。
結論、こういった状態を野放しにしている時点で間違いなく社員のことを思っていない会社と言えます。
こういった職場は優秀な人とそうでない人の差が激しくて、上司が「一部の人に仕事が集中するのは仕方ないこと」と開き直っている傾向があります。
上司だけでなく、職場全体が周囲の苦労を見て見ぬふりしており、長期にわたってこのような職場で働き続けるとメンタルを壊してしまうリスクもあります。
そのため、こういった職場からはさっさと転職するのが良いでしょうね。
特徴②.何の戦略もなく根性論を押し付けてくる
結論、根性論は今の時代には合っていないので、根性論を押し付けてくる会社には見切りを付けたほうが良いです。
ちなみに、根性論は昭和の古い文化であり、メリットなんて一つもないと思われがちですが、実はメリットもあります。
それは、チームの団結力を高めることで「個人の能力を超えたパフォーマンスをチームで発揮できる」という点です。
今のようにSNSなどもなく、就職した会社で働き尽くすスタイルであれば根性論で「今の会社で働くことがすべて」だと社員に叩き込むこともできたでしょう。
ただ、今の時代はSNSなどで欲しい情報がすぐさま入手できる時代になりました。
ですので、ブラック企業で働いている人は「あれ?私の会社っておかしいんじゃない?」と気づくことができるようになっています。
そして、昔と違って転職が当たり前になってしまった今は、良くも悪くも会社に尽くす人は減っているのが実態であり、採用してくれた会社に尽くす時代から、個人が会社を利用する時代へとシフトしているのです。
そのため、いつまでも「会社に尽くすべき」という根性論を個人に押し付ける会社というのは時代錯誤のナンセンスな会社だと言えます。
特に「気合があればなんでもできる!」という無策な体育会系企業にはスパッと見切りをつけたほうが良いでしょう。
なお、根性論を押し付けてくる会社のマズい点に関しては【ブラック】根性論や精神論を押し付けてくる会社はヤバい!事例5選をご紹介という記事でまとめておりますのでこちらも興味があれば是非ご覧ください。
特徴③.若手も50代も同じような仕事をしている
私が新卒で入社した会社がそうだったんですけど、若手も50代も同じような仕事をしている会社はダメです。その理由はこんな感じ。
<若手も50代も同じような仕事をしている会社に見切りをつけたほうが良い理由>
- 将来の限界が早々に見えてしまうから
- 新しい経験が積めないので自己成長が鈍化するから
- 同じことばかりするのが当たり前になるので、変化を嫌う人材になってしまいかねないから など
こういった会社で働いていると、30代になる頃には「同じことばかりしている自分はこのままで良いのだろうか・・・」という危機感が強くなります。
そして、最も恐ろしいのは気づいた時には手遅れになる可能性があることです。
スポーツでも勉強でも仕事でも、簡単にクリアできることを何度も練習したとしても上手くならないですよね。
仕事も同じでして、ずっと同じことを繰り返ししていたとしても、レベルアップすることはできません。
ですので、若くてやり直しが効く人ほどこうした会社からは早めに見切りを付けたほうが良いと思いますね。
そして、同じことばかりしていても成長はできませんので、自分の未来のためにこのような会社からは転職することをオススメします。
なお、30代で仕事に疲れ転職を検討する人は多く、その理由については【実体験】30代で疲れた・仕事を辞めたいと思ってしまう理由5つと対処法を解説という記事で解説しておりますので、こちらも良ければご覧ください。
特徴④.尊敬できる先輩や上司がいない
「上司が無能」「上司と合わない」と悩むビジネスマンは多いでしょう。
それ自体はよくあることですが、会社全体で尊敬できる人が0だった場合、その職場には見切りをつけたほうが良いです。
なぜならば、こういった職場は優秀な人材が辞めていき、普通以下の人材だけが残っていく構図の会社だからです。
基本的に、上司の仕事ぶりは将来の自分の姿を現しています。
そんな中、尊敬できる上司が0であるならば、将来の自分も部下から尊敬される可能性は低いと言えるでしょう。
さらに言うと、尊敬できる人がいない職場は、レベルの低い人達の集まりです。
繰り返しになりますが、より高いレベルに自分を引き上げるには、自分よりも優秀な人達のノウハウを吸収して成長するしかないんです。
そのため、特に20代〜30代の人達はこうしたレベルの低い会社からは見切りをつけたほうが良いと思いますね。
なお、レベルの低い会社に在籍し続けるリスクについてはレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しております。興味がありましたら是非ともご覧ください。
そして、レベルの低い職場に多いのが古い体質の昭和な会社です。
なぜならば、古い体質の会社は新しい取り組みを嫌い、変わらずに楽をすることばかりを考える人が多いためです。
このような古い体質の会社に在籍し続けて失うモノについては【転職推奨】古い昭和な体質の会社に居続けると失うものを5つ紹介【時代遅れ】という記事でまとめておりますので、こちらもどうぞご覧ください。
特徴⑤.自分の価値観と会社方針がかけ離れている
会社の方針と自分の考えが全然合わない・・・と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
結論、私はこの理由で34歳のときに2回目の転職をしました。
その経験から言えるのは、会社方針と自分の考えが合わない時は転職しても良いということ。
なぜならば、会社の方針はすぐに変わりませんし、自分の価値観もそう簡単に変わるものではないからです。
なんかこの会社、自分の考えと違うと思うんだよなぁ。納得できないなぁ
と思いながら働き続けるって、転職が当たり前の今の時代では「とてもしんどい」ことです。
私はこれまで30代で異業種転職を2回してきました。
そして、転職活動をしてみて感じるのは、本当に世の中星の数ほど会社があって、仕事の職種も数えきれない程存在するということです。
納得できない状態が長く続きますと、仕事のモチベーションも上がりませんし、結果として自己成長が鈍化してしまいます。
なのであれば、いっそのこと会社にスパッと見切りを付けてしまったほうが自分の将来のためにも良い判断になると思いますね。
特徴⑥.社員を使い捨てと考えるブラック企業
結論、ブラック企業に定義はありません。
ただ、下記のケースに当てはまる会社は社員を使い捨てと考えているブラック企業と言えるでしょう。
<社員を使い捨てと思っているブラック企業の特徴>
- 新人や中途社員が配属されてもロクに説明や教育をしない
- 人格否定などのパワハラが黙認されている
- 離職率が異常に高く、人の循環が極めて速い
- 上司から異常なほど詰められたり説教されたりする
- 上司の仕事スタイルを押し付けられたり、他人と比較されたりする
- 通年で同じ職種で求人が出ている(人が辞めるから) など
自分自身過去にブラック企業で働いてきた経験がありますけど、その中でもキツかったのが「自分のスタイルを認めてもらえない」ことでした。
それ自体はシンプルに自分の実力不足なワケですけど、当時の上司は何かにつけて私の先輩と自分を比較して
Aさん(先輩)は君とは違って私の求める仕事スタイルをしている。君もAさんのように動いてくれ
という言い方をしていたんですよね。
このように言われると、言われた側は自分という人間を否定された気分になりますし、実際私は自己肯定感がどんどん下がると同時に上司への不満もどんどん溜まっていきました。
そして、その背景には「部下は潰れてしまっても構わない」という身勝手な思想があると言えます。
ですので、会社全体が社員を駒のように扱う社風であるならば、そのような会社はさっさと見切ってしまうのが自分のためと言えるでしょう。
なお、過去ブラック企業で働いた経験を踏まえ、ブラック企業の特徴を【理不尽】ブラック企業あるある9選。該当者は即刻転職を!【怖すぎ】という記事でまとめております。
私の会社ってブラック企業なのか?と疑問に思う方は是非ともご覧ください。
特徴⑦.将来も給料が上がらない
結論、給料の上がらない会社で働き続けてもメリットなんてありません。理由はこんな感じ。
<給料が上がらない会社に居続けることのリスク>
- 劣等感が高まり、自己肯定感が低くなる
- 気持ちに余裕がなくなる
- 貯金が難しくなっていく
若い頃は友人も同じくらいの年収かもしれませんけど、周囲との年収差が年々広がっていくことにより、自己肯定感が低くなりがりです。
お金がないと気持ちに余裕がなくなったり、「なぜ私のほうが優秀なのにあいつのほうが給料が良いのか」と感じてしまうなど、卑屈な性格になってしまう可能性もあります。
また、給料が安いと食費を削ったり、娯楽のお金もなかなか使うことができません。
また、子供がいるのならば習い事をはじめとした学費にも投資が難しくなるでしょう。
世の中お金が全てではありませんが、お金があると「選択の自由」が生まれるのは確かな事実だと思います。
ですので、この先何年も働いても給料が上がらない会社には見切りをつけて、生活のためにも給料の上がる会社へ転職するのが良いと思いますね。
特徴⑧.優秀な人から辞めていく
結論、優秀な人材ほどダメな会社に見切りをつけて辞めていくものです。その理由はこんな感じ。
<優秀な人が会社に見切りをつける理由>
- 優秀な人の仕事量が極端に多い
- 会社の事業方針が不透明
- 職場に尊敬できるような人がいない
- 何の戦略もなく根性論を押し付けてくる
- 若手も50代も同じような仕事をしている など
こんな環境は優秀な人を潰しているも同然でしょう。
優秀な人は賢いので、会社を見切った瞬間に転職の準備を密かに進め、周囲からすると突然会社を辞めるかのような行動を取ります。
なお、優秀な人が突然会社を辞めてしまう理由などについてはなぜ優秀な人ほど突然会社を辞めるのか。この現象が至極当たり前な理由を解説という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
組織には、パレートの法則があると言われています。2割の要素が、全体の8割に関与しているという内容であり、「2割の優秀な社員が、全体の利益の8割を生んでいる」という解釈となります。
2割しかいない優秀な社員がどんどん辞めていくような職場では、全体の利益は2割より多く減っていく計算となります。
さらに、優秀な人達が少なくなると、今まで優秀な人達が行っていた業務が周囲に振られることとなります。
結果、職場全体がこれまでのように仕事が進まないので、残された人達は残業増加や休日出勤などに陥る可能性が高いです。
そんな状態がしばらく続くと、最悪の場合は退職の連鎖が起こる可能性すらあるでしょう。
退職の連鎖なんて小説の世界だけに思えるかもしれませんけど、私は過去に退職連鎖を経験したことがあります。
その詳細については【経験談】中堅社員やエース社員が辞めることによる退職連鎖の理由と対処法とはという記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
特徴⑨.職場の人間関係が極端に悪い
結論、人間の性格や価値観は30代を超えてくるとなかなか変わりません。
そして、職場の人間関係を悪くする原因は影響力のある30代以上の中堅~管理職に原因があることがほとんどです。
特に最悪なのがそれなりに権力を持った管理職同士の仲が悪い場合。
私は2社目で自分の上司と隣の課の上司の仲が悪い職場を経験しましたけど、40~50代同士の仲が悪い場合は職場全体の雰囲気がかなり悪くなります。
そして、何よりも厄介なのが上司による人間関係の悪さは個人の努力では改善がほぼ不可能であることです。
実際、私が上司同士の仲が悪くてあったのが、直属上司と何回もレビューを重ねて作成した資料が、隣の課の課長の意見で何度も振り出しに戻ってしまったこと。
こうした出来事も、上司同士の仲が良ければ多少の忖度が入るものだと思うんですよね。
結果、誰が上司同士の仲が悪い実害を被るかというと、上司ではなくその部下になります。
もちろん、大前提として人間関係の不満はどこの職場でもあるものですし、異動願いを出すことによって環境が改善される可能性はあるでしょう。
ただ、管理職同士の仲が極端に悪く、かつ異動もほとんどないような職場であれば、無駄な労力を今後も費やす必要があるでしょう。
そのため、本記事で挙げているような見切りをつけたほうが良い項目に多く当てはまる環境かつ、職場の雰囲気が悪いのならば会社自体に見切りをつけても良いと思いますね。
特徴⑩.人手不足で常に激務
転職エージェントのdodaが2022/1/31に発行している「平均残業時間の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング」によると、ビジネスパーソン15,000人の平均時間は20.8時間だそうです。
そして、職種別に見てみますと施工管理、プロデューサー、ディレクター、営業といった職種が残業の多い職種としてランクインしています。
残業が多い職種は一般的に人手が不足しているものです。
もしも慢性的に人手不足な職場なのであれば、いつしか「もう疲れた・・・」といった感じで疲弊してしまうことでしょう。
激務な職場で働くマジメな人に多いのが、激務な中で会社を辞めてしまうと周囲に迷惑がかかるという考えです。
周りも自分と同じかそれ以上に苦労しているから、これ以上の負担をかけるのは申し訳ない
と思ってしまう気持ちはわかります。
ただ、人生は一回きりですし、こうした考えを持っている限り激務の職場では一生転職できないことになります。
そんな中、仮に自分よりも早く同僚が辞めてしまった場合逆に自分が苦しむことになりますし、大前提激務な環境になっている原因は会社にあります。
ですので、本来は激務な状況は会社が改善する必要があり、個人が責任を感じる必要はありません。
こうした会社は、会社が取り組むべき改善努力を放棄して個人の頑張りに依存しているとも言えます。
疲弊してメンタルを壊してしまってからでは遅いので、慢性的に人手不足な職場からは見切りをつけることを推奨します。
なお、私は過去に上記残業1位の施工管理を経験したことがあります。
工事現場は基本的に土曜日が稼働日だったので、週休1日未満が基本でしたし、体力的にも精神的にもキツイ仕事でした。
その詳細については「施工管理はやめとけ」の理由6つ。建設業界で10年働いた私がヤバい実態を解説という記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
特徴⑪.休みが少なくたまにの休みも有給ではなく代休を強制される
ほとんどの人がそうでしょうけど、やっぱり仕事って疲れるので週休2日は欲しいですよね。
けれど、職種によっては休日出勤が当たり前のような仕事もあるでしょう。
周囲が週休2日を取得している中で、自分だけが週休0〜1日なのであれば、「どうして私だけこんなに仕事が多いのか」と不満に思うのも無理はないでしょう。
また、休日も関係なく働かされるような職場環境の中、たまに平日休みを貰う際にも有給ではなく代休を使わされ、残業時間と休みを相殺させようとする会社は一定数存在します。
こういった会社は有給を使わせる気持ちがなく、体のいい給与カットのために代休を強制させてくるのです。
私自身、過去にそういった経験をしてきたので、この理不尽さには辟易していました。
なお、そんな実体験を代休を強制して残業で相殺させる会社は見切りをつけて良い3つの理由【体験談込】という記事でまとめております。こちらも是非ご覧ください。
特徴⑫.評価基準が極めて不透明
大前提として、評価というのは大なり小なり不透明で不公平なものですけど、それを考慮しても「あまりに評価基準があいまい」な会社は見切りをつけても良い会社です。
【評価基準が曖昧な会社の特徴】
・評価のフィードバックがそもそもない
・評価フィードバックの理由について詳細な説明がない
・同じ成果を出しているのに評価されなかったり評価されたりその時々で結果が変わる
私自身、過去に納得のいかない評価を受けて会社に不信感を抱いた経験があります。
それなりに業績貢献の数字を計上したときは「他の人と比べて定量的な成果が足りない」と低評価を受け、誰よりも成果を出したときも「部署全体で様々な調整をした結果」と低評価を受けました。
結局体のいい断り文句を言われているだけな気がして会社に不信感を抱いたものです。
また、私は過去に昇格試験を受けて落ちたことがあります。
そのときは正直、試験では自分のベストなパフォーマンスを発揮できたと思っていたので、結果を知らされた時は自分の価値観が全否定されたような気分で転職を考えるほど落ち込みました。
けれど、いくら落ち込んでも結果は変わりません。悔しいけど結果を受け止めて、前を向かねばなりませんでした。
そして、前を向くために落ちた理由を上司に伺ったところ
ゆうざんさんは他の人よりも早く試験を受けることができた。そのため、合格基準が厳しくなってしまったことが要因
と言われたんですよね。
これを聞いた時、まず思ったのは「えっ?合格基準は一定であるべきでは?」という怒りでした。
もちろん、これも突き詰めれば自分の実力不足ということになるのでしょうが、私が働いていた会社は社内政治の影響が評価にモロに出る環境だったんですよね。
そして、このように評価が不透明な会社で働き続けると「会社への不信感」は溜まっていきます。
その結果、今の会社で働き続けることに疑問を感じる人は多いでしょう。
ちなみに、私が昇格試験で落ちた体験談などは【退職したい】過去昇格試験で落ちた私が怒りと悲しみを抱えるあなたへ対処法を3つ紹介という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
2.見切りをつけたほうがいい会社に在籍し続けるリスク
指示待ち人間になりかねない
結論、見切りをつけたほうが良いような会社に在籍し続けると、指示待ち人間になりやすいです。
見切りをつけたほうがいい会社の多くは、昭和さながらの古い体質であり、トップダウンで社員をコントロールしているものです。
そういった仕事スタイルに慣れてしまうと、「上層部から指示がないと勝手なことはできない」といった感じで自分で考える癖がなくなっていきます。
結論、仕事で成長するには自分で考えて行動するのが一番なんですよね。
指示待ちの人材になってしまうとなかなか成果が残せませんし、年収だって上がっていきません。なぜならば、あなたの能力が成長していかないから。
なお、指示待ち人間になってしまうことのリスクに関しては仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事で解説しております。是非ともご覧ください。
転職のタイミングを失う
結論、見切りをつけたほうが良い会社はブラック企業が多いです。
普通に考えるとブラック企業なんて働く理由が0ですよね。
けれども、そんな劣悪なブラック企業で働く人達も多い理由の一つに「うまく従業員を囲っている」という点があります。悪い言い方をすると洗脳です。
洗脳され続けて会社に尽くした結果、気づいたら転職適齢期を超えており、ブラック企業で働くしかない。なんてことになったら悲劇ですよね。
ただ、実際にそういったことにもなりかねないのは最たるリスクといっても過言ではないでしょう。
会社に見切りをつけるならば早いほうが良い
結論、あなたが「今の会社って大丈夫なのか?」と思うのであれば、それは黄色信号です。
その際は本記事で上述した「見切りをつけたほうが良い会社の特徴」に今の会社が合致するのかをしっかりと見極めましょう。
そして、もしも合致するのであればできるだけ早いうちに転職したほうが良いです。
なぜならば、尊敬できる人が周囲におらず、給料も安く、ただただ忙しいような環境で長く働いても失うものはあれど得られるものはほとんどないからです。
今後も見切りをつけたほうが良い職場で過ごしていく場合、以下のような未来へ近づいていくでしょう。
・30代、40代と歳を重ねていくが、スキルは一向に身に付かない
・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない
・社内で声の大きさは上がっていくが、自分の価値は下がっていく
・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない
・仕事にモチベーションを感じられず、人間関係も希薄になっていく
・仕事ができるつもりに思えるが、他社では全く通用しない
・情報だけは手に入るが、変わろうとしない
そんな未来を防ぐには優良企業への転職実績が豊富な転職エージェントを活用することが重要です。
優良企業は世の中それなりの数がありますが、当然入社難易度は上がっていきます。
簡単に合格できるような会社ではないからこそ、求人数を多く抱える大手の転職エージェントを活用するのが良いと思います。
そして、数あるエージェントの中でも私が実際に利用した印象からリクルートエージェントやdodaをオススメします。
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これら上位2社のエージェントであれば、キャリアアップを目指すためのアドバイスなど、様々な気付きが得られるかもしれませんよ。
なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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3.会社に見切りを付けて転職した体験談
会社に見切りをつけたきっかけは不正の強要
私の場合、10年働いた会社に見切りをつけたのは会社から不正を強要されたことがきっかけでした。
もともと「残業が多い」「いつも怒鳴っている上司がいる」「給料も高くない」などの不満はありましたけど、今思うと会社から洗脳されていたんですよね。
退職を伝えた後、人事部長から「この裏切り者!」と言われたりもしました。
会社を辞める=裏切りという価値観が根付いているのはやはり古い価値観に囚われていると言わざるを得ません。
ということからも、今となっては「辞めて良かったな」と思えますね。
なお、会社から不正を強要された体験談については会社から不正を強いられて辞めたいあなたは転職すべき【そう思うのは当然】という記事で触れております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
疑問を持った時には社外の人に相談または転職口コミサイトを活用するのがオススメ
結論、「なんかこの会社おかしいぞ?」と思った場合、誰かに相談したほうが良いです。
そして、相談する場合は職場の同僚ではなく社外の人にしましょう。
なぜかと言うと、社内の人は上司や同僚に情報を横流しする可能性があるから。
自分が転職を考えているらしいと噂されると、転職活動を妨害されてしまうリスクがありますし、転職活動がうまくいかなかった場合にも評価に影響するなどのリスクもあります。
そのため、身近に転職を相談できる知人がいればベストですけど、実際問題そんな人がいない人も多いはず。
その場合は転職口コミサイトの活用がおすすめです。
なぜならば、口コミサイトでは実際に働いていた従業員もしくは現職の社員が書き込みをしているので、情報にも一定の信頼性があるから。
口コミサイトの企業評価があまりにも低かったり、口コミで書かれている内容とあなたのイメージに乖離が大きいようであれば、思い留まったほうが無難かもしれません。
ちなみに、私が実際に使ってみて信頼できると思ったサイトは2つで転職会議とOpenWorkです。得られる情報は多いほうが良いと思い、2つ共活用しました。
これらのサービスは無料で使えるうえに100万人単位で会員数も付いていますし、実際に勤めた企業の口コミを見ても、「そうだよね。」と思える内容が多かったですね。
なお、転職の相談相手については【結論元同僚に相談せよ】転職の相談は誰にしたら良い?とお悩みの方へという記事でも解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
4.会社に見切りをつけた時にやるべき行動
結論、上述の通りで社員に見切りを付けられる会社の将来性は暗いです。
そして、その原因は「ブラックな環境」「優秀な人から辞めていく」「給料が上がらない」などの要因であり、今の会社に居続ける限り課題を解決するのは困難となります。
私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
また、若手向けには営業やIT系の転職では、ワークポートの評判が良いので、私がもしも20代に戻って転職活動をするならばワークポートも併用すると思います。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
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転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
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こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
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おわりに。
ということで、見切りをつけたほうが良い会社の特徴などをまとめた記事でした。
結論、見切りをつけたほうが良い会社の多くはブラック企業であり、長く働いていてもメリットはありません。
転職という行為は不安も多いでしょうけど、そのまま何も行動しない場合は自分の首を締めかねません。
もし今の職場がブラック企業であるならば、転職することで「早く帰る」「ストレスからの解放」「柔軟な働き方」「年収アップ」などが実現できる可能性は高いです。
今回は以上です。