30代になった今、仕事に疲れてしまった。今の会社は将来性がないと思っている。
正直他社で通用するかもわからないし、人間関係もどうなるかわからないので転職に踏み切るのは怖いけど、それでも辞められるなら会社を辞めて楽になりたい。
こんなことを思っている30代の方は多いのではないでしょうか。
この気持ち、とってもよくわかります。
なぜならば、私自身が32歳と34歳の頃に「このままで良いのだろうか」という疑問を感じた末に異業種の転職をしてきた経験があるから。
今回は、仕事に疲れて会社を辞めような悩んでいる30代の方向けに、実体験を踏まえ30代で仕事に疲れたと感じる要因やその際の思考法などを紹介していきます。
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本記事の内容
- 1.30代で疲れた・仕事を辞めたいと思う理由5つ
- 2.30代で仕事に疲れた時にオススメの行動
- 3.30代で会社を辞める判断基準とは
- 4.30代の転職に不安を感じる際の対処法と思考法
- 5.30代で転職しないほうが良い人の特徴
- 6.30代女性で仕事を辞めたい場合の思考法
- 7.30代で転職したいときにオススメの行動
1.30代で疲れた・仕事を辞めたいと思う理由5つ
株式会社ビズヒッツは、2022年3月に30代の働く男女500人を対象に「仕事を辞めたい理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しています。
その概要はというと、結論こんな感じ。
調査対象:30代の働く男女
調査日:2021年12月24日~2022年1月1日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性328人/男性172人)
サマリー
・30代で仕事を辞めたいと思ったことがある人は8割超
・30代が仕事を辞めたい理由1位は「人間関係」
・仕事の悩みは「家族に相談」が4割超
・30代が仕事を辞めない理由1位は「生活のため」
ダントツの1位は「人間関係に悩んだ(126人)」でした。
かなり差が開いて2位は「理不尽な扱いを受けた(67人)」、3位「待遇に不満がある(64人)」と続きます。
ここからは、上記のアンケートを踏まえ、30代で仕事を辞めたいと感じる理由について私の見解を解説していきます。
理由①.その会社で働くことに限界を感じるから
結論、30代になると将来の限界を感じてしまうんですよね。
20代の頃は、目の前の仕事にひたすら集中していた人も多いでしょう。
けれど、30代になると若いころのギラギラしていた感覚は薄れ、「出世は無理」「周りに付いていけない」といった感じで、諦めてしまう瞬間が訪れます。
また、仮に出世コースに乗っていたとしても、将来的な出世を見据えた時に「主体性の低いメンバーしかいない」「上司やチームメンバーと意見が合わない」などの不安が浮かび上がる人は多いでしょう。
20代では中堅社員のサブ的な役割で仕事をしていた人も多いと思いますが、30代になるとチームをまとめて仕事を行うなど、「責任感の伴う仕事」も増えてきます。
結果、30代では成果を出すための手段として人間関係は大事になってきますし、上司との人間関係が悪いと自身が直接詰められることにも繋がります。
そうした背景が、上述のアンケートで30代の仕事を辞めたい理由の第一位が人間関係になっているんだと思いますね。
なお、私自身上司から詰められた経験は多分にありまして、その経験に基づく対処法を【辞めるべきか】部下を詰める上司の特徴5選と仕事で詰められた際の対処法を解説という記事でまとめておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
そして、30代になると20代よりも視野が広がるがゆえに、自分の将来について悟ってしまう瞬間が訪れる人も多いです。そして、その内容はというとこんな感じ。
<30代になるとわかってくること>
- 自分の今後の年収推移
- 自分が会社で40代、50代になった時の姿
- 管理職になったときの業務量や大変さ
- 出世できるのかできないか
- 会社の将来性 など
結論、30代で感じる不安のほとんどは「今の会社に居続ける限り逃げられない現実」なんですよね。
30代になり中堅の立場で経験を積んできた結果、良くも悪くも「今の会社で働き続ける自分の将来」がリアルに想像できてしまうわけです。
加えて、30代になると出世の方向性も見えてきます。
大企業では昇格のための社内試験を受けることが多いですが、この試験に落ちてしまうと「この会社で出世できない」という可能性を突き付けられます。
この現実は結構精神的に堪えますし、「それなら会社を辞めようか」という気持ちにもなるんですよね。
なぜそう言えるかと言うと、私自身30代で社内の昇格試験に落ちた経験があるから。
ぶっちゃけ、私自身不合格の通知を受けた時は自分のキャリアが全否定されたような気持ちになり、転職しようか本気で考えましたしモチベーションは相当落ちました。
昇格試験の面接で失敗したならばまだしも、私の場合はベストパフォーマンスが出せた手応えと自信があったので、「この出来で落ちるのか・・・」と不満を感じると共に
評価してくれない会社にいるよりも、自分を評価してくれる会社に行きたい
と思ったのも事実です。
私と同じような現実を突きつけられて転職に踏み切る人が30代に多いのも、出世できるか否かが現実的になることが一つの要因だと思いますね。
出世の道が閉ざされた場合、会社に居続けても消化ゲームみたいな毎日が控えていることになります。
そういった気持ちから「このままじゃいけない。会社を辞めてリスタートしよう」と奮起するのが30代の傾向と言えるでしょう。
なお、私が昇格試験に落ちた体験談などについては過去昇格試験で落ちた私が退職したいあなたへ対処法を3つ紹介【時代遅れな理由も】という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
理由②.35歳限界説に不安を感じるから
転職に関しては昔から言われていますけど35歳限界説というのがありますよね。
私の場合、2回目の転職がこの理由でした。
35歳という年齢に差し掛かり、2~3年レベルで成し遂げる大きなプロジェクトの担当を任されたんですけど、「この仕事ってお客さんの為にならないのでは?」と疑問を感じたんです。
正直、このプロジェクトで成果を出せば出世の可能性は十分にあったと思います。
ただ、35歳~38歳という大事な期間をネガティブな気持ちで過ごすことに強い危機感を感じたので転職を決断しました。
こういった理由により、30代の中でも特に35歳という年齢はキャリアチェンジの意識が高まる傾向にあります。
理由③.将来性のない職場環境がキツいから
結論、将来性のない会社で働き続ける30代ってモチベーションがかなり低いと思うんですよね。
なお、将来性のない会社の特徴はこんな感じ。
<将来性のない会社の特徴>
- 自分一人しかできない仕事が多すぎる
- 何の戦略もなく根性論を押し付けてくる
- 若手も50代も同じような仕事をしている
- 尊敬できる先輩や上司がいない
- 自分の価値観と会社方針がかけ離れている
- 社員を使い捨てと考えるブラック企業
- 将来も給料が上がらない
将来性のない会社には成長意欲がなくレベルの低い人達が集まりがちです。
そんな環境に慣れてしまうと挑戦しようと思う気持ちも薄れてしまうので、自分のためにもそんな職場からは見切りをつけたほうが良いでしょう。
その理由についてはレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しております。興味がありましたら是非ともご覧ください。
また、繰り返しにはなりますが30代になると、若手の頃とは違って仕事の責任も重くなっていくもの。
責任は重いのに給料が上がらなかったり、失敗をきっかけに上司から理不尽に詰められたりしてしまうと働くのが馬鹿らしく感じるのも無理はないでしょう。
なお、見切りをつけたほうが良い会社の特徴やその理由については見切りをつけた方がいい会社の特徴12選と在籍リスク【抜け出すための行動も】という記事で解説しておりますので、こちらも是非ご覧ください。
理由④.メンタルが限界だから
結論、「自分にばかり仕事が振られる」「理不尽極まりない社内外からのクレーム」など、精神的にも肉体的にも厳しい環境で働き続けていると、30代になる頃には
もう疲れた・・・いつまでこんな仕事をするんだろう。なんかもう人生に疲れてしまった。
という状態になってしまいかねません。そして、この状態で仕事を続けていると、いつかメンタルが壊れます。
一般的に30代では仕事のプレッシャーもキツくなります。そうしたストレスも増える中、同じ年代の人たちが出世していき、自分は出世が遅れるなどのストレスも人によっては多くなってきます。
加えて、職場環境が「上司のパワハラ」「怒鳴られる・長時間の説教」などの理不尽な内容であれば、限界のサインが来ても何らおかしくはありません。
2023年、中古車販売大手ビッグモーター社のパワハラLINEなどをはじめとした社内の恐怖政治が社会問題になっていますが、こうした古い体質の会社で働き続けてきた人は、溜め込んだストレスが30代になって表面化することにもなりかねません。
仕事なんてお金を稼ぐために嫌々やっていること。
そう思っている皆さんも多いかもしれません。
けれど、就職活動の頃を思い出してみてください。本当に、当時のあなたはそんな風に思っていましたか?
きっと、仕事で社会貢献をして人生を豊かにしたいと思っていたのではないでしょうか。30代の今なら人生盛り返せます。
我慢し続けて心身ボロボロになるくらいなら、間違いなく他の会社に転職するべきだと思います。
生活のために会社を辞められないなど、人によって事情は様々でしょうが長期的な視点で自分の健康やキャリアを考えた時に、こうしたブラック企業で働き続けることはプラスにはならないと思います。
自分の成長を考え、短期的にブラックな働き方をするのはアリだと思いますが、その生活を10年も続けていくと人間として大切な「喜怒哀楽」のうち何かの感情を失いかねません。
そうならないように、もしも心身ボロボロな状態の30代の方は、是非とも自分の身体ファーストで物事を考えて頂ければと思います。
理由⑤.環境の変化があるから
30代になると、「結婚」「出産」「育児」「住宅購入」「転勤」など環境変化のシーンが多くなります。
このような大イベントって、自分を見つめなおすきっかけになりますよね。
だからこそ、こういったタイミングで今の仕事を辞める決断に至る人も多いです。
その代表例が「転勤」です。そして、転勤という制度が時代遅れである理由は【理不尽】転勤という制度は意味不明であり時代遅れであるという事実という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
私が30代で転職した実体験で言いますと、「結婚して子供ができたこと」がきっかけでした。
今振り返ると、新卒で入社した会社はブラック企業だったんですよね。
辞める前の数年は営業技術と保守メンテの仕事を兼務していました。保守・メンテの仕事は結構キツくて、徹夜することもたまにあったんです。
そんな日が続いたある日、
あなた、このままだと死んじゃうよ?
と言われたのが転職の決め手でしたね。実際、「本当に死ぬかもしれない」と感じる瞬間もありましたからね。
保守・メンテの仕事っていつ呼び出しがかかるかわからない点が精神的にキツいんですよね。
その詳細に関しては【体験談】保守・メンテナンスの仕事が辛いと言われる理由5選【緊急出動】という記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
2.30代で仕事に疲れた時にオススメの行動
おすすめの行動①.とにかく休む
上述の通り、30代になると仕事に疲れて会社を辞めたくなる人は多いです。
ただ、肉体的にも精神的にも疲れ果てた状態で転職を決断するのは冒険と言えます。
ですので、可能な限り心身ともに身体を休めてリフレッシュした後に自分の将来をじっくり考えると良いでしょう。
そして、心身を休める方法についてはこんな感じ。
<30代で心身を休めるための方法>
- とにかく仕事のことを忘れて休む
- 旅行など遊びに出かける
- 趣味に没頭する
- スポーツで思いっきり身体を動かす など
30代は仕事で責任が伴いますので、休みの日に仕事のことが頭から離れない人も多いでしょう。
仕事を頑張るのはとても大事なことですし、それが自己成長にも繋がるのは事実です。
ただ、仕事で頭が一杯な状態がずっと続いているのであれば、いつ限界がやってきてもおかしくありません。
仕事のことを考えず、土日をぼーっと過ごすなど、とにかくゆっくり休む時間を作りましょう。
仕事を一線級でバリバリやっている人ほど、うまく仕事とプライベートのオンオフを切り替えているものです。
自分なりのリフレッシュ方法を模索することが、長く安定的に働くコツだと思いますね。
おすすめの行動②.話を聞いてくれる人に相談する
仕事で疲れ切った状態の原因分析や気持ちの整理をつけるためには周囲に相談してみるのもおすすめな行動の一つです。
人に話を聞いてもらい、自分の悩みを言語化することで悩みの本質に気づけたするでしょう。
そして、上述の株式会社ビズヒッツが取りまとめた「仕事を辞めたい理由に関する意識調査」にて「仕事を辞めたいとき、誰に悩みを相談しますか」と聞いたところ、回答は以下のようになったそうです。
「家族」と答えた人が44.4%で、4割を超えています。また、2位には友人・知人・恋人など「社外の人(22.2%)」が入りました。
そして、ここで注意なのが「社内の人(7.8%)」に相談するパターンでして、これは絶対に避けたほうが良いです。
なぜならば、社内の人に転職の相談をすると、極めて高い確率でその事実が社内に広がるからです。
なお、転職の相談相手については【結論元同僚に相談せよ】転職の相談は誰にしたら良い?とお悩みの方へという記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
3.30代で会社を辞める判断基準とは
株式会社ビズヒッツが取りまとめた「仕事を辞めたい理由に関する意識調査」では、「仕事を辞めたいと思っても辞めない理由は?の回答が以下のようになりました。
この結果から、30代で仕事を辞めたくても辞められない人は転職する自信がなかったり、会社を辞める間の生活が不安な人が多い傾向にあります。
ただ、個人的には退職と入社を切れ間なく行えば転職における生活の不安はありませんし、「いいところもあるから」という理由は自分に都合の良いように本当に気持ちを偽っているように感じます。
もちろん、大前提として転職しても今より環境が良くなるかはわかりませんので、不安に感じるのは当然の気持ちだと思います。
ただ、一つ事実として言えるのは、転職市場において30代は決して若くはないということです。
ですので、今転職せずに40代になると転職したくともできない可能性はあるでしょう。
そうした背景もあることから、会社を辞めたいと感じるのならば、しっかりと「今の会社を辞めるべきなのか否か」を見極めることが大事です。
そして、30代で転職を2回した私が思う「30代転職をするかしないかの判断基準」はこんな感じ。
<30代で転職したほうが良い職場環境>
- あと10〜20年今の会社で働くイメージができない
- 20代も50代も同じ仕事をしているような変化に乏しい会社
- 仕事量があまりにも多すぎる
- 上司に尊敬できる人がいない
- 人を使い捨てに考えるようなブラック企業
- 衰退産業に属している会社
- 給料が安くて昇給も見込めない
「こんな会社は辞めたほうが良い」って基準は色々あるんですけど、一番大切なのは「20年後に今の会社で働く自分が想像できるか」だと思います。
20年後も「働いているかもしれない」と感じるのであれば、大きな不安がない状態と言えます。
ただ、そんな未来が全く想像できない人の場合、根底には会社への大きな不満や不安があるため、転職することをおススメします。
なぜならば、30代といっても定年にはまだまだ長く、20〜30年を働かなければならないからです。
それだけの期間を大きな不安を抱えながら過ごす場合、以下のような未来へ近づいていきます。
・40代、50代と歳を重ねていくが、スキルは一向に身に付かない
・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない
・社内で声の大きさは上がっていくが、自分の価値は下がっていく
・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない
・仕事にモチベーションを感じられず、人間関係も希薄になっていく
・情報だけは手に入るが、変わろうとしない
そんな未来を防ぐには優良企業への転職実績が豊富な転職エージェントを活用することが重要です。
優良企業は世の中それなりの数がありますが、当然入社難易度は上がっていきます。
簡単に合格できるような会社ではないからこそ、求人数を多く抱える大手の転職エージェントを活用するのが良いと思います。
そして、数あるエージェントの中でも私が実際に利用した印象からリクルートエージェントやdodaをオススメします。
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dodaは実績No2のエージェント。自分の強みを見つける自己PR発掘審診断や面接でのアピールポイントを診断するキャリア診断を展開しており、エージェントの質も高いです。
これら上位2社のエージェントであれば、キャリアアップを目指すためのアドバイスなど、様々な気付きが得られるかもしれませんよ。
なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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4.30代の転職に不安を感じる際の対処法と思考法
【前提】30代の転職で不安を感じるのは当たり前
「専門スキルがない」「仕事ができない」「自信がない」などの理由で、転職を決断できない人も多いのではないでしょうか。
その気持ち、すごくわかります。なぜならば、過去の私も同じような不安を抱えていたから。
ぶっちゃけ、転職って怖いんですよ。人間、変わることに不安を覚えない人はいないんです。
ですので、その怖さを感じる自分を受け入れることからはじめていきましょう。
転職失敗を防ぐには転職理由の明確化が大事
私もそうだったんですけど、30代で仕事を辞めたい時って高い確率で現職に絶望していると思うんですよね。
ただ、「30代で会社辞めたいから転職」と安易に踏み切ってしまうのも早計です。
当たり前ですけど、仕事を辞めたい時には必ず理由があります。
一番ダメなのはその理由を自己分析することなく、思い付きや勢いで転職してしまうことです。
思いつきの行動は後悔を招く可能性が高いです。そうならないためには、会社を辞めた理由の明確化が極めて重要です。
ということで、「会社を辞めたい」と思う理由を徹底的に自己分析し、最低でも以下の内容は繰り返し自問自答しましょう。
自己分析したほうが良い内容
・会社を辞めてどんな仕事をしたいのか
・そもそも、今の会社に入って何をしたかったのか
・何が嫌だと感じているのか
・現職で不満と感じる理由に対して、自分改善できることを取り組んだのか
・今の会社で悔いは残っていないのか
・今の会社で自分がやりたいことは本当にできないのか など
自己分析の結果、会社を辞めたい理由が明確であり、今の会社ではやりたいことが実現できないのであれば、転職活動をはじめるのが良いでしょう。
転職を経験すると幅広い視点が身につく
私の場合、転職してはじめて前職のおかしな点や、良かった点を客観視できるようになりました。
例えば、恋愛経験があると、元カレや元カノを比較して良し悪しを考えたりしますよね。
仕事も同じでして、より多くの会社を知ることで自分の引き出しを増やすことに繋がります。
その点は転職のメリットと言えるでしょう。
専門スキルがないことは大した問題ではない
30代の転職となると、今までの経験がすべてリセットされる不安を感じるかもしれません。
私自身30代で建設業界から自動車業界への異業種転職をしたんですけど、転職当初は同じような不安を抱えていました。
実際、転職当初は専門スキルがないためストレスを感じたものです。
ただ、結局仕事で大事なことって「仕事をやりきる」「目的を理解する」といった、仕事の姿勢なんですよね。
これさえあればなんとかなりますのでご安心ください。
30代からの巻き返しはまだまだ可能
30代という年齢は、今後のキャリアを考えると中間地点にも到達していません。
今の職場が今一つだとしても、年齢的には十分に転職可能です。
フレックスやリモートワークでの柔軟な働き方。今よりも高い給料。ワークライフバランスの整った環境。
このような日常も転職活動を正しい手順で真剣に取り組めば手に入る可能性は十分あります。
ただ、行きたい業界が決まったとして、それが衰退産業や将来性のない業界だった場合、未来は暗いですよね。
結論、ブラックな業界は存在するため、転職において業界選びは超重要です。
なお、転職しない業界を【2022年】転職しないほうがいい11業界と転職したほうが良い業界を調査!という記事でまとめておりますので、是非ともご覧頂き、充実した転職に繋げて頂ければと思います。
5.30代で転職しないほうが良い人の特徴
結論、30代で転職しないほうが良い人の特徴はこんな感じ。
<30代で転職しないほうが良い人の特徴>
- 愚痴っぽい人
- なんとなく会社を辞めたい人
- チームを率いた経験がない人(35歳以上の場合)
- 自分の中で成功体験が思い浮かばない人 など
私自身、30代で転職を2回経験してきました。
当然、30代って20代に比べると給料も高いですし、その背景には社会人経験の豊富さがあるワケです。
そういう理由から、30代での転職は「即戦力」としての期待が強くなります。
逆に言うと、30代の転職で「勉強させてもらう」とか「何をすれば良いですか?」といった受け身の姿勢は周囲から求められていないんです。
経験上、自分からガツガツ仕事を取りに行ったり、指示されることなく仕事をこなしていくほうが周囲からも評価されますし、自分の成果にも繋がっていきます。
ですので、「受け身」「指示待ち」「ネガティブ」といった姿勢や性格の人は、30代の転職でキャリアアップを遂げていくのは難しいと思いますね。
6.30代女性で仕事を辞めたい場合の思考法
30代女性は転職で不利とはならない
結論、30代女性だからといって男性と比べて転職が不利になることはありません。
ですので、基本的には男性と同じく、「この会社では長く働けないなぁ」「この会社は将来性がないなぁ」などと思う場合は転職を考えて良いと思いますね。
時短勤務を希望する30代女性は転職が不利となる可能性あり
30代女性は転職で不利にはなりません。ただし、それは独身女性やフルタイムで働けるワーキングママの場合です。
子供がいるために時短勤務で働きたい30代女性は転職が不利になることは知っておきましょう。
求人を出す企業側も、多くの求人ではフルタイム勤務を想定しています。
時短でもフルタイムで働く人と同等の成果が出せる自信があったり、既に時短で成果を出している実績があるならば良いですが、ほとんどの人はそうではないでしょう。
ただし、時短勤務を希望する30代女性が転職を諦めるべきかというと決してそんなことはありません。
転職エージェント大手のdodaは自社のコラムで「ワーママなので時短で働きたい。転職はできる?」という点についてこのように触れています。
2016年4月に女性活躍推進法が施行された影響もあって、女性活用の意欲が高まっている企業は増えています。時短という働き方でも、転職の可能性はだんだんと広がってきているといえるでしょう。
ただし、労使協定によって入社1年未満の場合は時短勤務の対象から外れることもあるため、注意が必要です。不明な点があれば面接時などに確認しましょう。
時短希望の転職活動で採用率を高めるためには、採用担当者に「フルタイムの応募者を採用するよりも成果を出してくれそうだ」と思ってもらう必要があります。つまり、これまでのキャリアが活かせ、フルタイムの求職者以上に即戦力として評価される仕事を見つけることがポイントになります
同エージェントは上記コラムでも女性向けのキャリア支援多数と記載がありますので、ワーキングママの方々をはじめとした女性は一度登録してみると良いかもしれませんよ。
私も、dodaを使って過去転職を成功させた経験がありますので、その実体験からしても安心して活用できるエージェントだと思います。
なお、dodaの概要や使ってみた体験談などについては【転職】dodaの評判ってどうなの?実際に使ってみた結果を本音で評価!という記事でまとめております。是非ともご覧頂き、使ってみようと思った場合は行動に移してみてください。
7.30代で転職したいときにオススメの行動
結論、30代で「疲れた・仕事を辞めたい」と感じている場合、上述の通りで将来不安を抱えている人がほとんどです。
そして、将来不安の原因は「今後の年収推移」「管理職になった時の大変さ」「会社の将来性」などであり、今の会社に居続ける限り解決するのは困難となります。
私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
また、若手向けには営業やIT系の転職では、ワークポートの評判が良いので、私がもしも20代に戻って転職活動をするならばワークポートも併用すると思います。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
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- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
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転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。
また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。
こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
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おわりに
ということで、仕事が辛くて辞めたいと思っている30代向けのまとめ記事でした。
「あぁ・・・仕事辞めたいな・・・」と、ふとした瞬間に思ってしまう人はとても多いです。
大事なのは、「なんとなく辞めたい」ではなくて、会社を辞めた後にどんな仕事をしたいのか明文化して言葉にできること。
なんとなくでも構わないんですけど、会社を辞めた後のポジティブな未来をイメージできるのかは結構重要だと思いますね。
ただ逃げるだけの転職ってあまりうまくいかないですし、転職先で活躍するのが転職の目的ですからね。
今回は以上です。