徹夜明けの辛すぎる仕事の乗り切り方は3つ【定期で徹夜する職場の異常性も解説】

2022年3月22日

締め切り直前にも関わらず、仕事が全然終わっていない。急遽トラブルが発生し、緊急対応が必要になった。

 

このような事情で、徹夜仕事を経験したことのあるビジネスマンは多いのではないでしょうか。

 

締め切りに追われている間は気合いで乗り切ることができるかもしれませんけど、一睡もせずに翌日の仕事を迎えるのは本当に辛いです。

 

なぜそう言い切れるかと言うと、私自身が過去に徹夜明けの仕事を何度も経験したことがあるから。

 

私が新卒入社した会社は建設業界のブラック企業だったので、夜間工事の現場対応明けに9時から仕事ということもしばしばありました。

 

今回は、そんな経験をしてきた私が徹夜明けの仕事に臨む皆様へオススメの徹夜対策を解説していきます。

 

本記事の内容

  • 1.徹夜明けで仕事を迎える前にやっておくべき3つの対処法
  • 2.徹夜を繰り返す職場環境は異常な理由3つ
  • 3.仕事で徹夜をするリスクとは

 

1.徹夜明けで仕事を迎える前にやっておくべき3つの対処法

経験上、徹夜するほどのハードワークをこなした後は気分が高揚していてハイになっていることが多いです。

 

その結果、午前中くらいは一睡もしていないくてもなんとか乗り切れたりするのですが、実は相当パフォーマンスは落ちていることが多いです。

 

そして、何も対応をせずに午後を迎えてしまうと、眠すぎて仕事が手に付かない悲劇を迎える可能性が高いでしょう。

 

ということで、ここからは徹夜明けの仕事を迎える前にやっておくべき対処法を解説していきます。

 

対処法①.1時間程度の仮眠

経験上、徹夜明けの仕事は単純に眠いことに加えて、「一睡もしていない」という心理的な影響によってパフォーマンスに影響するケースが多いです。

 

実際、20分でも1時間でも良いから仮眠をするだけで全然気分が違ったものです。

 

ですので、徹夜明けで仕事を終えてから始業までに時間がある場合、空腹だったとしてもまずは寝ましょう。

 

ベッドなどの快適な環境で寝るのがベストですが、机に伏せたり、身体を起こして椅子に腰掛ける、頬杖をつくなどの体制でも一睡もしないのとは全然違います。

 

とにかく、何も考えずに脳を休ませる時間があるのかないかで翌日のパフォーマンスは明らかに変わってきます。

 

そして、この仮眠をするうえで重要なのは上司との関係性です。

 

8割くらいの上司は徹夜明けの部下に対して、就業時間中だろうが

 

こっそり会議室で仮眠してきて良いよ

 

と言ってくれたりするものですが、上司に嫌われていたりして関係が悪いとそんな声かけすらない可能性があります。

 

理解のある上司であれば、社内の打ち合わせを欠席させてくれたり、架空の外出予定を作り出して仮眠の時間を貰えたりすることもあります。

 

このように、徹夜明けの仕事が業務上避けられないような人にとっては上司との関係性は生命線とも言えるでしょう。

 

そういう意味で考えると、一番マズイのは上司から嫌われているケースでしょう。

 

なお、上司から嫌われる危険性については【リスク大】上司に嫌われていると感じるあなたへ。原因5選と対処法を徹底解説!という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

対処法②.栄養ドリンクを飲む

結論、寝れないのであれば気合いで乗り切るしかありません。

 

そのためには栄養ドリンクを飲んで少しでも自分を鼓舞するしかないでしょう。

 

ただ、1日でしたらこの方法でなんとか乗り切ることもできるでしょうが、徹夜のような環境が数日続くとなると、そんな職場環境はもはや赤信号でブラックな職場だと思います。

 

なお、ブラック企業を見極める方法についてはブラック企業から転職しよう!ブラック企業出身者があるある9事例を紹介という記事で解説しております。こちらも是非ともご覧ください。

 

対処法③.陽の光とシャワーを浴びる

経験上、徹夜明けって眼が開きづらくて気分もぼんやりしていることが多いです。

 

そんな状態になったときにオススメなのが、陽の光を浴びてシャワーを浴びることです。

 

陽の光を浴びると鬱の防止にもなりますし、シャワーを浴びると交感神経が刺激されてなんだか前向きな気分になったものです。

 

そのため、可能ならば一度帰宅してシャワーを浴びるか、最寄りの漫画喫茶やサウナなどでシャワーを浴びるのが経験上オススメです。

 

2.徹夜を繰り返す職場環境は異常な理由3つ

 

結論、定期的に徹夜をしなければならないような職場環境は異常です。

 

私の場合、定期的に徹夜をするような職場環境から転職して約5年になりますが、転職してからは一度も徹夜なんてしたことがありません。

 

だからこそ感じる、定期的に徹夜になってしまう職場の特徴はこんな感じ。

 <定期的に徹夜になる職場>

  • 突発的なトラブルが多く、扱う商材の重要性が高い
  • 人手不足で仕事に追われている
  • 徹夜することを美徳する社風がある など

 

突発的なトラブルが多く、扱う商材の重要性が高い

例えば、鉄道では架線トラブルになるとすぐさま鉄道会社が復旧作業に入りますし、停電が発生したら電力会社が復旧作業に入ります。

 

このような事態になると、私達利用者は「とにかく早く復旧してくれ!」と思いますよね

 

こういった重要性の高いトラブル対応をする人達は、「頑張ったから復旧できなかったけど仕事を切り上げる」なんてことがありません。

 

治すまで徹夜だろうがなんだろうが仕事をやり遂げるのが宿命なのです。

 

私自身、このようなメンテナンス関係の仕事を経験したことがありますけど、いつかかってくるかわからない電話に怯えていました。

 

なお、この辛さに関しては【体験談】保守・メンテナンスの仕事が辛いと言われる理由5選【緊急出動】という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。

 

人手不足で仕事に追われている

結論、人手不足の職場では一人あたりの仕事量はどうしても多くなります。

 

同僚が多ければ仕事を分散していけるでしょうが、分散ができなければ平日の深夜や休日も使って仕事をこなしていく他ありません。

 

そして、人手がいないことで、キャパオーバーの状態にも関わらず、新たな仕事もどんどん増えていくなんてこともあるでしょう。

 

仕事の優先順位を立てる暇もなく毎日が過ぎていき、日に日に抱える仕事が増えていくのです。

 

その結果、仕事の段取りが悪くてクレームになることも増えるでしょうし、それが複数重なった場合は徹夜になることもあるでしょう。

 

このように、人手不足で徹夜になるケースはかなり致命的です。

 

なぜならば、この状態では徹夜を乗り切ったとしても翌日に定時に帰れるわけではないから。

 

溜まった仕事はいつまで経っても減らないので、最終的には体調を崩してしまうなどのリスクが高いです。そのため、このような会社には見切りをつける思い切りが重要です。

 

なお、見切りを付けたほうが良い会社の特徴は見切りをつけた方がいい会社の特徴12選と在籍リスク【抜け出すための行動も】という記事で解説しております。こちらも是非ご覧ください。

 

徹夜することを美徳する社風がある

結論、この場合は紛れもないブラック企業です。

 

このような職場環境の場合、上司に改善を求めたとしても

 

俺も昔は徹夜をしてきた。仕事とはそういうもの

 

といった感じで、美談として一蹴されてしまう可能性があります。

 

それどころか、効率的に仕事を片付けて早く帰ろうものなら「周囲は残業しているのに、君は早く帰るんだね?」と嫌味を言われることもあるでしょう。

 

このように、残業している人=頑張っているという昭和な価値観から脱却していない会社は令和になった今でも結構多いです。

 

このような価値観を持つ会社では、徹夜がなくなる可能性は低いでしょう。

 

なお、古い体質の会社で働き続けるリスクについては【転職推奨】古い昭和な体質の会社に居続けると失うものを5つ紹介【時代遅れ】という記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。

 

3.仕事で徹夜をするリスクとは

至極当たり前の話なんですけど、徹夜は身体への負担が大きいので可能な限り避けるのが無難です。

 

青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹先生は「睡眠には、記憶の整理のほか、脳や体の疲れをとり、体の成長を促し、傷ついた細胞を修復するという大切な役割があります」と説明しています。

 

ですので、徹夜するような会社で働いていると、睡眠の質は当然ながら悪くなります。

 

その結果、疲れが溜まり集中力や記憶力も低下するなど、私達の身体を知らず知らずのうちに蝕む要因となるでしょう。

 

集中力が低くなると、職場でボーッとする時間が増えてきます。

 

その結果、上司から注意されることも増えるでしょうし、職場の評価も落ちていくなど、良いことは一つもありません。

 

そして、何よりも自身の健康を害するリスクが高まることを最も重く受け止めるべきでしょう。

 

今の仕事が、本当に心から自分の求める仕事内容であるならば、それは幸せなことです。

 

ただ、そうではなくて「徹夜続きで辛い・・・」と思っているのであれば、自分の健康のためにも将来をしっかり考えるのが良いと思います。

 

・30代、40代と歳を重ねていくが、身体の疲れも年々増えていく

・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない

・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない

・仕事にモチベーションを感じられず、会社への誇りを失っていく

・情報だけは手に入るが、変わろうとしない

 

傷ついて心身共にボロボロになってしまう前に、無料の転職支援サービスを使ってもっと楽に働くことができる職場を探してみることをオススメします。

 

なお、オススメの転職支援サービスについては別途記事でまとめておりますので、転職を少しでも考えた方は是非ともご覧ください。

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おわりに。

ということで、徹夜明けの仕事に臨む前の対処法と徹夜仕事が定期的に発生する職場のリスクをまとめてまいりました。

 

徹夜明けの仕事を過去に経験した身から言いますと、本音で言うと誰も徹夜明けで仕事なんてしたくないワケです。

 

そんなボロボロの状態に「栄養ドリンク」や「コーヒー」で鞭打ってだましだまし無理して仕事していると、いつかは身体に限界がやってきます。

 

人間、「まだ自分はイケる」と思っていても、限界が来たら身体やメンタルが壊れて終わりです。

 

是非とも自分の健康を第一に、自分にとってのベストな仕事のあり方を考えてみてください。

 

今回は以上です。

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