さっきまで普通の態度だったのに、急に不機嫌になった。不機嫌な態度をあらわにして黙り込んだり、感情的に怒鳴ったりするので参ってしまう。
あなたの周りにはこういった困った人はいませんか?
結論、こういった人は一定数います。特に最悪なのが、職場の上司がこのように不機嫌ハラスメント、通称フキハラをしてくるようなケースです。
いつも怒っている上司っていますよね。そんなにいつも怒って大丈夫ですか?と言わんばかりの人。こういった上司はヤクザのような怖さがあるので萎縮してしまいますよね。
これに対し、フキハラ上司の怖さは一言で言うとホラーのような恐ろしさ。例えるならば、暗闇を歩いているところに背後から足音がしてくるような得体の知れない恐怖感です。どっちも嫌ですが、私はフキハラ上司のほうが嫌です。
なぜならば、突然不機嫌になる人はどこに地雷があるのか検討もつかないから。
こういった人は同僚であっても嫌なのに、上司だった場合はマジで最悪です。日々の精神的な負担も大きく、メンタルに支障をきたして精神的に参ってしまう可能性だって低くはありません。
かくいう私も、過去に急に不機嫌になる上司のもとで2年間仕事をしていたことがあります。結論、結構キツかったですね。
ということで今回は、そんな実体験から感じることなどを踏まえ、急に不機嫌になる人が上司だった場合の恐ろしさについて解説していきます。
本記事の内容
- 1.急に不機嫌になる人が上司だと最悪である理由は3つ
- 2.急に不機嫌になる人への対処法
1.急に不機嫌になる人が上司だと最悪である理由は3つ
結論、急に不機嫌になる人が上司だと部下は疲弊します。当然、職場の雰囲気は悪くてネガティブな感情が蔓延していることでしょう。
さらに、タチが悪いことにこういったフキハラ上司の多くは自覚がないのが特徴です。
自分が相手に恐怖心を抱かせるくらいの立ち振舞いをしていることに気づかず、上司から指摘をされて初めて気づいたという例も少なくないようです。
逆に、無自覚だからこそ根深い問題とも言えますよね。そしてここからは、そんな人が上司になると最悪である理由について解説していきます。
理由①.部下の目的が上司の機嫌取りになってしまう
結論、上司がフキハラ野郎だった場合、部下は上司の顔色を見て仕事をするようになります。
部下は上司が思った以上に上司をこまめに観察しているものです。特に、上司がフキハラ野郎だった場合、通常の2倍はアンテナを張っている状態でしょう。しんどいですよね。
上司が不機嫌モードに入ると部下は「きたぞ地雷が・・・」と言わんばかりに肩に力が入ってしまい緊張感がMAXな状態になります。
こんな状態が続いてしまうと部下は精神的に疲弊していきますし、本来は「お客様にとって良い仕事をする」ということを最優先で考えるべきなのに、上司の顔色を伺うことが優先になってしまうものだから仕事のパフォーマンスも落ちてしまいますよね。
その結果、
部下の仕事のパフォーマンスが落ちる
→チームの成果も出なくなり、上司が会社から責められる
→上司がさらに不機嫌になる
という負のループに陥ってしまうわけです。
理由②.職場が上司の独裁政権状態になる
私の過去の職場がそうだったのですが、誰も上司に提言ができないような組織は、北朝鮮のような独裁政権状態になっていきます。
その結果、次第に上司の発言や行動がエスカレートしていき、部下は長時間の説教を受けるなどサンドバック状態になってしまう例も少なくありません。本当に最低最悪ですが、日々言葉の暴力を受けることもありうるでしょう。
はっきり言って、日常的に嫌味を言ってきたり説教したりする上司なんてクソ野郎もいいとこです。長時間の説教なんて全くもって意味ないですからね。
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自分の意見さえも出せないような職場環境では成功体験もなかなか積めませんよね。これが最悪である理由の2つ目です。
理由③.誰かの退職をきっかけに人がどんどん辞めていく
結論、上司がフキハラ野郎であるような組織は負の感情が溜まりまくっていますので、「会社やめようかな。辞めたいな」と思っている部下も必然的に増えていきます。
そんな時に、エース社員や中堅社員などのキーマンが会社を辞めてしまうと、人がどんどん辞めていくという退職連鎖が起きてしまうリスクもあるでしょうね。
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ちなみに、こういった駄目な組織に見切りをつけるのはいつだって優秀な人材からです。
その理由はなぜ優秀な人ほど突然会社を辞めるのか。この現象が至極当たり前な理由を解説という記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
2.急に不機嫌になる人への対処法
結論、魔法のような特効薬はなくて、基本的には上司が急に不機嫌になるような組織はどうしようもない状態であると言えます。
さっきまで普通にしていたのに、訳もわからず不機嫌になられると、こっちもその不機嫌を無視することはできないものですよね。
周囲にもそういったネガティブな感情が伝染して、なんだかどんよりした雰囲気になってしまいますし、しまいにはなんだか腹が立ってきますよね。
結論、そんな会社は辞めちゃっても良いと思いますが、一方でその前に確認すべきことがあります。
辞めると決める前に上司が異動する可能性や他の上司はまともなのかを確認
結論、重要なのは上司が異動する可能性と、他の上司はまともなのか否かです。
もしも、その上司だけがおかしくて、もう少しで異動する可能性があるなら腹をくくって我慢するという選択肢もあるでしょうが、それが長期に及ぶ可能性が高かったり、他の上司もロクでもない上司なのであれば会社自体を見切っても良いかもしれません。
今は働く場所を選べる時代ですからね。
もしも上司だけでなくその上の上司もポンコツなのであれば、その会社のレベルはきっとその程度なのです。ぜひ、自分の将来を考えた決断をしてみてください。
あえて対処法を言うと「なるべく関わらない」こと
結論、上司と関わらないのは困難なのでしょうが、こういった意味不明な人とは関わらないのが一番です。
なぜならば、急に不機嫌な態度を取ってくる人のご機嫌取りをしてしまうとあなたが疲弊してしまうから。
突然不機嫌になるような上司は、心のどこかで部下を支配しておきたい気持ちがあります。自分が不機嫌になることで相手が自分の機嫌を伺ってくれることがわかると、こともあろうか図に乗ってくる可能性すらあります。
そのため、結論から言うと、このようなどうしようもない上司とは関わらなくて済むのであれば放っておくのが一番です。スルースキルを高めて自分のメンタルを最優先に考えていきましょう。
おわりに。
ということで突然不機嫌になる人が上司だった場合のまとめ記事でした。
結論、フキハラは公害です。そういった行為がどれだけ周囲に不快な思いを与えているのかをわからせるために、可能ならば更に上の上司に指摘してもらうことで自覚させるのが良いでしょう。
ただ、上記のような対処ができるケースは稀ですよね。
であれば、意味不明に不機嫌になるような人との接し方で悩むよりは、いっそのこと相手を見切っちゃったほうが人生気楽に生きていけるかもしれませんよ。