20代で工事現場の現場監督として施工管理の仕事をやっているけど、正直入社前に想像していた仕事と全然違う。。
寝る時間もないし、休日も現場対応や書類整備に追われて休みすらまともに取れない。
やっとの思いで取れた休みも、現場からの電話で休んだ気にならないし、残ったわずかな時間は寝て終わってしまう。
そんな自分を尻目に、友人は土日にプライベートで充実しているようで羨ましい。。なんだか置いて行かれた気分だ。
こんなことでお悩みではありませんか?
本記事を書いている私は新卒で建設業界の会社に入社し、辞めたいと思いながら約10年働き、地獄とも思える施工管理も経験しましたし、保守の仕事なども経験してきました。
そして、その経験から言えるのは20代で施工管理を辞めたいと思うのは正常な感覚ですし、新卒1年目から現場監督辛すぎる・・・と思うのは当然だということ。
加えて、そんなハードな施工管理という仕事だからこそ、転職するとだいたいの場合「転職してよかった!」と感じるはずです。
今回は、施工管理として現場監督の仕事をしている若手の方々に向けて、仕事を辞めたいと感じた時の思考法や、私が施工管理から転職して良かったと感じる実体験などを紹介していきます。
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本記事の内容
- 1.20代の若手が1年目から現場監督を辞めたいと思う原因7点
- 2.現場監督(施工管理)を辞めてよかったこと【体験談】
- 3.施工管理を10年やるとサイコパスになる人が多い
- 4.施工管理の仕事が辛いのは自由な時間がないこと
- 5.建設業の離職率【2020年データ】
- 6.上司が怖くて辞めると言い出せない場合の対処法
- 7.施工管理の辛さから解放されるには異業種転職一択である理由
1.20代の若手が1年目から現場監督を辞めたいと思う原因7点
原因①.ストレスや残業時間が異常だから
結論、現場監督はストレスが高く残業時間が多い仕事です。
閑散期と繁忙期で差はありますが、年度末の2~3月は過労死ラインを超える100時間超の残業をしている人も多いのが実態です。
2015年には電通で新入社員が自ら命を絶つという悲しい出来事があり、電通が世の中から叩かれて社会問題にもなりました。
残業時間は130時間を超えるとも言われ、パワハラなどの問題もあった悲しい事件です。
そして、元建設業界人から言わせると、建設業界の施工管理の労働環境は当時の電通と同等かそれ以上な可能性があります。
実際、若手のうちは職人さんや現場の所長から怒鳴られ続けるのは若手の登竜門だと言えますし、そうした古くからの文化や常識に対して疑問を持つ人も少ないです。
部活動でも昔は竹刀を持った顧問がいた時代もありましたが、今では絶滅しているような現代社会において、怒鳴りちらしたりする文化が続いているだけでも結構ヤバい状態だと思うんですよね。
そして、建設業界の中にいて感覚がマヒしている人よりもSNSなどで様々なフレッシュな情報が手に入る若手ほど、他の業界で働く友人やTwitterなどのSNSを通じて
あれ?この業界ってなんだかおかしくないか?
と思ってしまうのは当然とも言えます。
2023年7月には、清水建設で働く29歳の社員が2021年に過労自殺していたことがニュースで取り上げられ、社会問題にもなっています。
この事件では、残業を短縮しないと評価に影響すると上司に伝えられていたことなどが背景としてあることがわかっています。
こうした事例が起こってもおかしくないほど劣悪な建設業界の過酷さはもっとクローズアップされて良いと思いますし、なぜ建設業界の実態に国はだんまりなのか?と怒りを感じますね。
なお、現場監督という仕事の大変さについては「施工管理はやめとけ」の理由6つ。建設業界で10年働いた私がヤバい実態を解説という記事で詳しく解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
原因②.将来はさらに激務になるから
結論、5年くらい施工管理を経験してきた人は、これまで数々の修羅場を潜り抜けてきたはず。
世の中のビジネスマンと比較し、何倍もの理不尽な経験を経てきたはずなのでもう十分だと思います。
下記画像は日本建設連合会が2020年に発行した「2020建設業ハンドブック」の引用です。
実際、建設業界は20代の働き手が他の産業よりも5%ほど少なく、逆に55歳以上の割合が5%ほど高い少子高齢化業界となっています。
そして、建設投資の金額は高止まり傾向にあり、仕事量はさほど変わりないということがわかります。
つまり、あと10年が経つ頃には今の20代が業界からいなくなった55歳Overの仕事量を請け負う構図が待ち受けているわけです。
今でも精一杯なのに?そんなの無理だよ・・・と思いませんか?
けれど、あなたのそんな気持ちや仕事量なんて発注者は知ったことではありません。
建物建設や古い建物の改修工事は国にとっても重要ですからやらない選択はあり得ないわけです。
現時点でも建設業界は人手不足が課題になっていますけど、今後はもっと顕著になっていくでしょう。
なお、建設業界が人手不足である理由を建設業が人手不足なのは当たり前。10年間業界にいた私がその理由5つを解説!という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
原因③.職人との人間関係が辛いから
結論、若手の現場監督は職人さんから下に見られがちです。
私も若手の頃は職人さんを管理するどころか、逆に工事のやり方について教えてもらうことが多くて「どっちが監督なのか」と思ったことが何度もありました。
職人さんはネチネチした嫌味ったらしい人は少なくて、単純な人が多く、ドロドロした人間関係のストレスは少ないです。
ただ、職人さんは短気で瞬間湯沸かし器型の人が多いので、部材の発注ミスや工事上の不備などが発生すると
てめぇ!ふざけんじゃねぇよ!どうすんだよ!
といった口ぶりで激しく叱られるのは若手現場監督の登竜門とも言えます。
ただ、近年では昭和のように怒鳴り散らされる経験自体をしていない若手も多い中、新社会人になってこのように叱責されるのはかなり精神的に堪えます。
ただ、繰り返しになりますが職人さんは良くも悪くもシンプルです。
職人さんからの叱咤に耐えて、「こいつは若いけど技術や経験豊富だな」と思われれば下に見られることはなくなるでしょう。
ただ、当然ながら経験の少ない若手でいきなり現場をうまく回せる人はいません。
職人からの口調の荒い言葉に悩む日々が続けば、現場監督を辞めたいと思うこともあるでしょう。
原因④.メンタルを壊してしまうから
上述の通り施工管理は心身共にきつい仕事です。
合わない人は1年未満でメンタルが壊れるリスクもあります。
実際、私は過去に新入社員の施工管理担当が難聴になったり胃腸炎になった事例を目にしてきました。
そのため、「私には現場監督の仕事は合わない。もう限界・・・」だと感じたら仕事を続けても辛くなる一方ですので、早めに仕事を辞めたほうが良いと思います。
特に、完璧主義の人は注意が必要でしょう。
なぜならば、現場監督の仕事はトラブルによって仕事がスケジュール通り進まないことは日常的に起こるからです。
毎日がイレギュラーな出来事の繰り返しですので、想定していた仕事ができないことにストレスを感じる完璧主義の人は現場監督の仕事を辞めて他の仕事にチャレンジするほうが良いと思いますね。
原因⑤.自分の時間が取れないから
結論、現場監督に平日の時間はありません。仮にあったとしても現場所長や同僚との付き合い飲みでしょう。
休日出勤も多く、日曜日に唯一休めたとしても貴重な休日が寝て終わるのはよくある話です。
そして、現場が佳境になると、日曜日も現場が稼働していることはよくあります。
そのため、日曜に休みを取れたとしても現場からの電話対応に追われて休んだ気がしない休日を過ごすことも多いでしょう。
休日に仕事の対応をしていると、「明日の現場は大丈夫だろうか」と不安を抱えることにもなり、精神衛生上良くありません。
そんな環境がずっと続けば「なんで自分は毎日怒鳴られながらこんな辛い仕事をしているんだろうか」と思っても無理ないですよね。
時間は有限ですし取り戻すことができません。
それに気づいた人ほど現場監督を辞めたいと思ってしまいますし、それは正常なことだと思いますね。
原因⑥.給料が割に合わないから
ぶっちゃけ施工管理って年収が高いんですよね。なぜならば、残業代で相当稼げるから。
けれど、2024年からは建設業全体で残業の年間上限が720時間になります。
2024年から残業の上限が減った分仕事量も減るのであれば良いのですが、結論そんなことはありません。
その結果、2024年からは今まで以上にサービス残業が増加するでしょう。
その結果、今でも多分に発生しているサービス残業がさらに増加し、ますます「割にあわない」給料となる可能性が高いです。
残業代が多く同年代より給料をもらっていたとしても、それは精神や肉体をすり減らして得られたものです。
今までは給料に納得していたとしても、毎日朝早く夜は遅い現場監督の仕事を続けてきた結果、心身に異常をきたす人は多いです。
体調は一度崩すと取り戻すのが困難ですし、何よりも崩してからでは遅いです。
そうしたリスクを考え、現場監督の人は「ほどほどに働き、それなりの給料をもらえる会社が良い」と転職に踏み切る人が多い印象ですね。
原因⑦.危険な仕事だから
結論、現場監督は怪我を負うリスクがあります。
実際には危険作業はほとんど職人さんがやってくれるワケですけど、上空から工具が降ってきたり、高所からの落下であったりと、通常の会社員と比較すると危険に遭遇するシーンは段違いで多い仕事です。
今は転職が当たり前になっており、危険のない仕事も多い中であえて危険な仕事を選ぶ必要もないことから、仕事の選択肢が多い若手から「現場監督を辞めたい」と思われてしまうのでしょう。
2.現場監督(施工管理)を辞めてよかったこと【体験談】
施工管理をする建設業界から異業種転職してよかったこと9点
結論、私は20代の頃から建設業界っておかしいのでは?と思いながらも10年働き、32歳の時に「このままだと過労死するかもしれない」と危機感を抱いたことから異業種転職をしました。
今となっては本当に「よくぞ決断した!」と思っておりまして、その理由はこんな感じで9つもあります。
<転職して良かった9つの理由>
- 年収がUPした
- 労働時間が減り、家族との時間が増えた
- 自分の時間が増えた
- 休みが増えた
- 尊敬できる人との出会いが増えた
- 新しい価値を生み出す経験ができた
- 仕事が楽しいという感覚が得られた
- 柔軟な働き方ができるようになった
- 自己成長を遂げたいという意識が高まった
同時に、今昔の自分に言いたいことがあるとすれば、「もっと若い20代で転職しておけ!」ということ。
転職したら順風満帆な人生に変わったかというと、そうではありませんでした。
私の場合、転職先の上司が厳しい上司だったので、正直転職を後悔したこともありました。
けれど、建設業界で鍛えられたメンタルでその苦境を乗り切った今振り返ると、「あの時転職して本当に良かった」と思っています。
年収がUPし、休みが増えて自分の時間も家族との時間も増えた
結論、私は転職して年収が上がりました。
何よりも良かったのは、残業が減ったことです。
今までは50時間・60時間と残業して貰っていた年収が、20時間の残業で得られるようになったので、転職してコスパは非常に上がりました。
その結果、空いた時間を趣味み回すこともできるようになりましたし、ノー残業デーで早めに帰宅して家族との時間も作れるようになりました。
繰り返しですけど時間は有限なので、時間が作れるようになった点は転職して良かった点だと感じます。
新しい価値を生み出す経験ができ、仕事が楽しいという感覚が得られた
建設業界に居た頃の私は、毎日納期に追われていました。
仕事が楽しいという感覚もなくて、怒られるのが嫌だからなんとか納期に間に合わせる毎日。
いつかし「仕事が楽しいなんて漫画やドラマの世界だけの話」だと自分に言い聞かせていた気がします。
けれど、転職して余裕ができた今、ふとした瞬間に「仕事が楽しい」という感情が生まれたことに気づきました。
もちろん、普段仕事をしていると大変な時も多いですし余裕がない時もあります。
けれど、建設業界の頃のように奴隷のような扱いではなく、しっかりと個人を尊重してくれる環境で働けているので、その点が大きな要因になっていると感じますね。
柔軟な働き方ができるようになった
転職した結果、フレックス勤務になり建設業界では絶対にできなかった
・9:00-18:00勤務
・18:00-20:00中抜け
・20:00-22:00勤務
みたいな働き方ができるようになった点は家族から非常に好評です。
私の場合は共働きで子供が保育園という事情もあるので、妻の仕事の都合に合わせて仕事を調整する余地が生まれた点は転職して良かったと感じる大きな要因ですね。
32歳で転職しなかった世界線を考えると怖くて震える
ぶっちゃけ、私の場合はギリギリのタイミングでした。
一般的には転職は若いほうが有利なので、この機を逸していたら建設業界で働かざるを得ない状況になっていたかもしれません。
おそらく、新卒に入社した会社でずっとキャリアを積んでいれば、こんな感じになっていたと思うんですよね。
転職しなかった40代の自分
・基本、7:30〜21:00くらいはオフィスで仕事。リモートワークなし
・毎日顧客や上司から詰められプレッシャーをかけられる
・商品クレームがあれば建設現場に出向き謝罪をする
・24時間いつ携帯電話に連絡があるかわからない
・休日もしばしば返上で仕事に費やす
・たまにの休日は半日くらいは寝て終わってしまう
・転職していく同僚を羨み、妬むような卑屈な性格になる
・残業で稼ぐ体質なので、40代で管理職になるとむしろ年収が下がる
繰り返しですけど、32歳のときに「転職する!」と決断できていなかったら・・・と思うとゾッとしますね。
転職して良かった点は上述の通りたくさんあるんですけど、特に「時間が増えた」ことが自分にとっては大きかったです。
建設業界に居続けていたら、きっとこうしてブログを執筆する時間なんて間違いなくなかったですし、「自分って本当はどんな仕事がしたいのかな?」と考える時間もなかったと思いますね。
心のゆとりが生まれた点は特に重要な要素
結論、余裕って仕事だけじゃなくて私生活でも極めて大事な要素だと思います。
余裕がない人は周囲にも優しくできなくてすぐにイライラしてしまう一方、余裕がある人は寛容で周囲からも尊敬の眼差しで見られます。
建設業界で働いていると、現場の工期に追われる毎日ですし、夜も明日の工程が不安で眠れない現場監督は多いことでしょう。
加えて、単純に睡眠時間も充分に確保できないことから体調も優れない人も多いはず。
そんな環境から転職した結果、私は睡眠時間も確保できるようになって体調が格段に良くなりました。
現場監督をやっている人って、自分が休んだら他に代わりがいない人がほとんどだと思うので、毎日気が張っているでしょうし、知らないうちに無理をしていると思うんですよね。
けれど、きっとその無理はいつか表面化して自分に襲い掛かってくると思います。
色んな人が言う言葉ですけど、健康に勝るものはありません。
体調を崩す前に、ワークライフバランスの確保できる環境で働くことをおススメします。
3.施工管理を10年やるとサイコパスになる人が多い
結論、建設業界は闇深い業界です。
そんな業界で10年以上働いていると、当たり前の感覚が異常になっていくんですよね。具体的に言うとこんな感じ。
<建設業界で働き続けると世間とズレる感覚>
- 残業100時間超えもよくあること
- ミスしたら怒鳴られることは当たり前
- 仕事が終わらないなら24時間かけて終わらせれば良い
- 休日返上も仕方がない
- 有給なんて甘え など
正直、私は新卒から建設業界に10年いたので、今の自分の価値観を築いたのは紛れもなく建設業界なんですよね。
そのため、ふとした瞬間に「自分はパワハラ気質だな」と思うことがあります。
人間の価値観って周囲の環境が作り出すものなんですよね。
建設業界に長くいると、サイコパス人間になりがちな点は生きていくうえでのリスクだと思いますね。
なお、建設業界のおかしなところは建設業界はおかしい!業界で10年勤めた筆者が語る業界の闇【恫喝・説教】という記事で解説しております。こちらも是非ご覧ください。
4.施工管理の仕事が辛いのは自由な時間がないこと
施工管理という仕事はとにかく時間がない
現場監督は朝早くから夜遅くまで働きますし休日出勤も当たり前のようにあります。
貴重な休み時間は体を休めることに専念してしまい、「家族との時間」「友人と会う時間」「趣味の時間」「自己啓発の時間」などに時間が割けないことも多いでしょう。
また、施工管理の仕事では休日も携帯電話が当たり前のように鳴りますので、純粋に何も考えずボーっとした休日を過ごすのが困難です。
本来は、施工管理の仕事をするメリットとそれによって失うものの大きさを天秤にかけて将来のキャリアを考えていくべきなのに、その時間すら生み出せない環境なんですよね。
これは本当に気の毒なことだと思いますし、若手で未来のある皆さんにはもっといい職場があると思います。
施工管理をやっている限り、家族サービスは無理
結論、施工管理をしている限り家族サービスをするのは無理です。身体が持ちません。
朝は7:30、あるいはそれ以前に現場事務所に行かなければならないので保育園や幼稚園に子供を送り届けることもできません。
子供が急に発熱したとしても看病のために現場を急遽空けるなんてことは天地がひっくり返るほどあり得ません。
その結果、結婚したとしてもパートナーと一緒に休日を充実させることも難しく、家族にどうしても負担をかけることになるので建設業界で働く人、特に施工管理職は離婚率が高いのです。
そのため、ワークライフを重視する20代~30代の方は、自分の将来のためにも異業種へ転職することをおススメします。
休みが少なく・残業が多く・心身ともにキツい建設業界でずっと働くと、以下の未来に近づいていくでしょう。
・残業代でお金は得られるが、お金を使う時間は失っていく
・社内の地位は上がっていくが、家族との時間は少なくなっていく
・休日も会社に貢献するが、愛するものと過ごすことには貢献できない
・顧客を接待で大事にするが、辞める部下は守れない
・現場のクレームは対応するが、家族の困りごとには手が回らない
・会社の立場は守るが、社員の尊厳は守れない
そんな未来を防ぐには古い体質の建設業界で働き続けるのではなく、新しいことにどんどん挑戦するチャレンジングな会社へ転職するのが良いと思います。
私自身32歳で建設業界しか知らないキャリアの中で、自動車業界に飛び込むのは正直不安しかありませんでした。
けれど、転職してみて感じるのは「誠実でガムシャラに取り組んでいけばなんとかやっていける」ということ。
そして、優良企業になればなるほど周囲の人格も優れているということです。
私は、実際に転職して建設業界では感じることのできなかった同僚の優しさやチームで取り組む楽しさが感じられるようになり、視界が開けた感覚を得ることができました。
そして、建設業界から優良企業に転職するには質の高い求人を多く抱える大手の転職エージェントリクルートエージェントやワークポートをオススメします。
リクルートエージェントは最大手で実績No1。公開求人数も圧倒的でとりあえずここだけでも登録すると良いエージェントです。
ワークポートは営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強いエージェントです。若手や第二新卒で古い体質の会社から自由度の高いIT系を目指す人には特におススメのエージェントとなります。
これらのエージェントであれば、キャリアアップを目指すためのアドバイスなど、様々な気付きが得られるかもしれませんよ。
なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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5.建設業の離職率【2020年データ】
厚生労働省が発行している「令和2年雇用動向調査結果の概要」によると、建設業の離職率は約9.5%であり、16産業あるうち上から11番目となります。
この数値を見る限り、離職率は高くないと言えます。
ですので、建設業界の仕事って周囲が言うほどキツくて理不尽でもないのかな?と思ってしまう人も多いでしょう。
一つ言えるのは、建設業界は慢性的な人手不足です。
そして、私が過去に働いていた会社では忙しい施工管理の人ほど転職活動を行う時間すら取れなかったですし、会社を辞める=裏切り行為という文化がありました。
このように、会社を辞める=悪と決めつけられるような社風だと、怖くて辞められないという思考になります。
建設業界のすべてがそういった社風ではないと思いますが、古い体質の業界なのでそのような偏見を持つ会社も多いとは思います。
なお、実体験をもとに会社を辞める際に裏切り者扱いされる場合の対処法などを【結論気にするな】会社を辞めるときに裏切り者扱いされた場合の思考法とはという記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
6.上司が怖くて辞めると言い出せない場合の対処法
辞めるという強い意志を上司に伝えることが大事
私が建設業界の1社目在籍時の転職は、リクルートエージェント経由で内定を獲得しました。
そして、内定を獲得したときに当時の担当エージェントから退職交渉で受けたアドバイスはと言うとこんな感じ。
・ゆうざんさんの場合はおそらくかなり強い引き止めがある
・まず、スタンスとして「退職交渉」というよりも「退職報告」というスタンスで「退職は決めたこと」として臨むことが重要
退職交渉に関しての詳細のアドバイスは、基本的には以下の通り
------------------------------------------------------------
◆まず「就業規則」を確認願います。
→退職願は退職日の何日前までに誰に提出するか(就業規則上の退職届け出期間)を確認しましょう
◆強い意志を見せ続けることが最も重要です
◆まず直属の上司に話をして下さい。
→その更に上長や同僚、部下等に先に伝えると、話がこじれてしまうケースが多々ありますので、それは避けて下さい。
◆転職先の社名は言わない方が無難です。
→トラブルの元になります。「某××系企業」程度に濁した方が無難です。(過去には妨害されたというケースも多々あります)
◆会社批判、現状不満につながる退職理由は言わないで下さい。
→じゃあ変えてあげるよ、と言われるとロジックが詰まります。
◆強力な慰留にひるんで転職を諦める方もいます。しかし、一旦退職騒動を起こした社員に関しては、見る目が変わる会社も多々あります。結果残ってもハッピーでないケースの方が多いです。
この辺り、転職エージェント業界No1だけあって流石だなと思いましたね。
つまりは、どんなに上司が怖かろうが何だろうが強靭な意思によって退職を言い切る姿勢が大切なわけです。
建設業界では退職する旨を上司に言えなくて失踪するパターンもしばしば
実際過去にこういった人を見たことがあるんですけど、激務と精神的なストレスに耐えかねて夜逃げをしてしまう事例は信じられないことにあります。
ただ、仮にあなたが辞めたいと言えなくて悩んでいたとしても、もちろんこのケースはおススメしないです。
なぜならば前職での退職手続き完了日時がコントロールできないので、必ず無職の期間が生じてしまうからです。
さらには、次の会社の面接の際に退職理由を聞かれた時に、後ろめたい気持ちから違和感を抱かせるような回答になってしまう可能性が高いです。
やはり、まずはしっかりと双方合意のうえでの退職を心掛けるようにしましょう。
どうしても現場監督を辞めたい場合の最終手段は退職代行サービス
本記事を読んでいる方の中には、これまでにも辞めたいと思ったことは何回もあるけど、職場の空気が張り詰めていたり、上司が怖すぎて仮に内定をもらったとしても「辞める」という言葉を伝えるのなんて絶対に無理だ・・・と悩む人も多いでしょう。
実際、建設業界で長年働く上司は感情がどこかおかしくなってパワハラ気質だったりサイコパスな人が多いです。
そのため、「辞めたいんです」と上司に相談したら別室に連れていかれて長時間お説教されて終わってしまった例も少なくはありません。
仮にそんな姿を見てしまうと、なおさら退職の申し出はし辛いですよね。
一般論だと、退職の話すら自分で直接できないなんて甘えだ!と言われがちですけど、現実問題として上司の顔を見るだけで吐き気がしてしまうレベルに陥っていて困っている方も存在するわけです。
結論から言うと、そんな方向けには退職代行のガーディアンがおすすめでして、特徴はと言うとこんな感じ。
<退職代行ガーディアンの概要>
- 即日退職が可能。もちろん上司と会う必要なし
- 一般法人(株式会社など)と弁護士の強みを”唯一”持っている
- 労働組合が運営しているサービス
- 一般法人と同程度の低価格かつ、一般法人の管理団体では通常困難な有休消化の請求やサービス残業代・退職金などの金銭の請求行為も代行可能
- 費用は一律24,800円
- スマホ1台あれば登録が簡単に可能 など
<引用:ガーディアン公式サイトより>
費用は29,800円とそれなりにかかりますが、上司と会わなくても良い安心感と天秤にかけてみましょう。
その結果、3万を払っても退職代行をお願いしたい!と感じた場合は以下リンクからサービスに登録頂き、活用頂くと良いのかなと思います。
ただし、退職代行はあくまで最終手段である旨は心得ましょう。
7.施工管理の辛さから解放されるには異業種転職一択である理由
異動したとしてもホワイトな職場とはなりづらい
結論、建設業界って業界自体がブラックなので、うまく営業・設計・管理部門などの内勤職に異動できたとしてもホワイトな職場環境とはなかなかなりません。
もちろん、施工管理に比べれば相当に楽だと感じるでしょうけど、周囲でプライベートとキャリアを両立させるような柔軟な働き方は困難だと言えます。
ただ、転職よりは異動のほうが難易度が低いのも事実なので、まずは異動できるのかを模索するのも良いかもしれません。
けれど、建設業界でできなかったフレックス勤務や有休休暇の完全消化など、今までの常識を覆す環境を求めているのであれば、異業種への転職がおススメですね。
ホワイトな施工管理の仕事なんて存在しない
施工管理から転職を!と考えた際に、まず始めに気にするのが「今までの経験を生かした仕事をしたほうがよいのか?」ということでしょう。
要は、ホワイトな施工管理の仕事を狙って転職するということですね。
そして結論、残念ながらホワイトな施工管理の職場なんてものは存在しません。
その理由は施工管理の仕事でホワイトな環境はない。建設業界で10年働いた私が理由を解説という記事で触れていますので、こちらも興味があればどうぞご覧ください。
もちろん、「施工管理の中ではマシ」という職場はあるでしょうけど、それは世間一般から見たらグレーであったり、ちょっとブラックだよね。という職場なのです。
皆さんはまだ若いと思いますし、十分辛い思いをしてきたでしょう。これ以上未来ある皆さんが理不尽な思いをして苦しむ必要は決してないと思います。
そして、上述の通りで施工管理を避けたとしても建設業界は現場中心の理不尽な文化が色濃く残っています。
そう。根本から環境を変えるには、異業種転職一択なのです。
そして、建設業界出身の方が異業種転職をおすすめする詳細や活躍できる理由などについては建設業界で悩み苦しむあなたへ。10年間業界で働いた私が伝えたい3つのことという記事で詳しく解説しておりますので、是非ともご覧ください
転職活動を始める前に自己分析は入念に行うべし
どんなサイトでも言われるところですけど、自己分析が不十分なまま転職活動を始めてしまうと、内定した後にミスマッチを起こす可能性が高くなります。
そうなりますと短い期間での繰り返し転職に繋がります。
何より転職活動はかなり心身にストレスや疲労もかかる活動ですので、できることならばミスマッチの発生は防ぎたいところですよね。
そのためにオススメなのが自分の気持ちを可視化すること。私の場合、こんな感じで自己分析をやりました。
正直、細かく見ると書いてあることが矛盾してたりもするんですけど、それこそが自分の知られざる本音だったりします。
そういった本音の気持ちを整理したうえで、「転職したほうが良い!」と感じたうえで行動に起こすことが大事だと思います。
施工管理で働く人は、是非このようなことを書き出してみてください。きっと気持ちが整理できると思いますよ。
<施工管理で働く人におススメの自己分析項目>
- 現場作業が好きなのか、内勤が良いのか
- 辞めたい理由は何なのか。その悩みは会社を辞めれば解決するのか
- 今の職場を辞めたとして、後悔はないか
- なぜ建設という仕事を選んだのか。その根本理由は何か など
なお、自己分析の結果行きたい業界が決まったとして、それがブラックな業界であったり衰退業界なのであれば、転職するのはオススメできません。
なお、転職しないほうが良い業界については【2022年】転職しないほうがいい11業界と転職したほうが良い業界を調査!という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
建設業界の経験は他業界でも生きる
建設業界で働く人が異業種転職を検討する際に心配になるのが、「せっかく資格を取得したのに勿体ない」とか「専門スキルが生かせない」という点でしょう。
この心配は過去の私自身持っていたことですが、結論これはなんとかなります。
それよりも、「激務への耐性」「仕事をやり切る力」「折衝力・マネジメント力が上がる」といった汎用性の高いスキルが施工管理で現場監督をやっていると自ずと身に付きます。
転職で活躍できるかどうかはこの点が大きいので、建設業界出身者は転職しても活躍できる可能性が高いと思いますね。
異業種転職を成功させるには
結論、上述の通りで現場監督の仕事は肉体的にも精神的にも相当キツく、将来解決どころか更に厳しくなることが予測されます。
そして、その原因はシンプルに「建設業界がキツくて人が集まらないから」であり、建設業界に居続ける限り現場監督の労働条件を解決するのは困難となります。
私自身、30代になってから建設業界で働くことに悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやワークポートなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
建設業界の経歴が他社でも通用するか不安な人は視点を変えると良い
結論、異業種転職でも建設業界で培ってきたスキルを活かすことは可能です。
施工管理や設計を例にすると、現場仕事で培った専門スキルは建設現場から離れたら一切無駄になってしまうと思ってしまいがちです。
けれど、視点を変えると建設業界での経験が活かされる異業種の仕事は結構多いです。
<建設業界の経歴が活かされる仕事>
- ロボット、ドローン、AI、現場向けアプリなど建設現場向けのDXソリューションを提供する会社
- ハードウェアの製造業
- 営業職全般 他
建設業は日本の一大産業であり、人手不足や残業過多に追われているので、あらゆる会社が建設業向けに営業展開しています。
ただ、建設業向けに営業展開している会社の多くは、顧客である建設現場の労働の実態を知りませんし、刻一刻と変わっていく現場の性質などがわからないのです。
理由はシンプルで、彼らは建設現場で働いた経験がないから。
私自身、たまたま今建設業界向けのDXソリューションを扱っていますが、正直周囲の「これで建設現場のDX化を実現!」という夢見がちなキャッチフレーズにムカついたりします。
ちょっと待て。現場が残業地獄になるのはもっと根本的な話だぞ。お前ら現場舐めるなよと思うワケです。
同時に、建設現場を知っている私は周囲からたびたび意見を求められたりと重宝されていますし、こうした会社に異業種転職すれば現場経験は圧倒的な強みになります。
また、メーカーなど製造業向けの異業種転職でも建設業界の勤務経験は活かされます。
私は最初の異業種転職先が自動車メーカーだったのですが、メーカーで働いていると営業は販売会社が専任していて、自身が現場に行く経験はほとんどありませんでした。
ですので、新卒からメーカーで働いていると、現場感はなかなか身につきません。
ただ、建設業で働いているとトラブル対応で詰められ怒鳴り散らされたり、改善の期日を怒り狂ったお客様に迫られたりと、現場にいる人達がどんな苦しい気持ちなのか察することができます。
その結果、現場で働く販売会社からの信頼獲得に繋がり、お客さんからの生の声が販売会社を通じて集まってくるなど、仕事がやりやすくなっていきました。
また、そうした評判は回り回って自分の上司にも届くことが多いので、現場からの評価を上げることで自分の評価アップにも繋がる可能性が高いでしょう。
このように、施工管理・設計などの職種そのものの経験は異業種に転職してしまうと一見無価値になりがちだと思ってしまいますが、視点を変えると活かされる仕事はたくさんあります。
ですので、「建設業界から異業種転職したいけど自信がない・・・」という方には自信を持って欲しいですし、同時に「異業種に転職して現場のことを知らない人達に喝を入れてくれ!」と思いますね。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやワークポートは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
加えて、20代や30代前半などで建設業界からITなどの異業種にチャレンジをするのなら、IT求人や第二新卒の求人に強いワークポートも良いと思います。
ワークポートは口コミを見ても良い評判が多いですし、もしも私が20代の頃に戻るならば登録しておくであろう転職エージェントの一つです。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
<広告:おすすめの転職エージェント>
- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
- ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ
転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。
また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。
こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
※一部プロモーションが含まれています
おわりに。
ということで、20代で施工管理が辛い・辞めたいと思っている人向けの異業種転職おすすめ記事でした。
施工管理という仕事自体は社会貢献度の高い仕事です。
ただ、働き方はブラックと言わざるを得ないので、その実態を知ったうえで30代・40代と建設業界でキャリアを重ねていくべきなのかをしっかりと考え、キャリアプランを決断頂くのが良いと思います。
上述の通り、施工管理は残業が多く、精神的にも相当キツい仕事です。転職することで「早く帰る」「ストレスからの解放」「柔軟な働き方」「年収アップ」などが実現できる可能性は高いでしょう。
今回は以上です。