今建設業界で働いている。正直仕事が肉体的にも精神的にもきつ過ぎるので、仕事をするのが本当に苦しい。
こんな風に業界で苦しんでいる人って、本当に多いと思います。
この気持ち、私は本当によくわかります。なぜならば、私自身精神が擦り切れるほどに悩んでいたから。
私は業界を辞める前の1年くらいは、クレーム処理をメインに仕事をしており、建設業界という鎖国のような環境の中、客先であるサブコンに毎日のように激詰めされていました。
23時に電話で「今すぐ現場に行って機械を治せ。お客様に迷惑かけてることを自覚しろ!」と怒鳴られたり、時には明け方に電話をもらったり。
本記事では、そんな過去の私と同じ境遇の人へ、建設業界から異業種転職した私がメッセージをお届します。
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本記事の内容
- 1.建設業界で悩んでいるあなたに伝えたい3つのこと
- 2.2024年から始まる建設業界残業規制が及ぼす影響
- 3.建設業界で働いてきた人の強み4つ
- 4.環境を改善する解決策は業界を変えること
1.建設業界で悩んでいるあなたに伝えたい3つのこと
その①.建設業界が地獄だと思う感覚は正常な証
結論、建設業界の会社は総じて激務です。
私が勤めていた会社では、施工管理の同僚は残業100h超えもしょっちゅうでしたし、設計や営業も現場に近しい人ほどハードワークな傾向にありました。
ただ、人間の慣れって本当に凄いと思うのは、そうした激務な環境でもいつしか慣れてしまうんですよね。
その結果、業界にどっぷり漬かっていた頃の私はこのような価値観を持っていました。
<建設業界に居た頃の自分の常識>
- 22時〜24時まで働くのも当たり前
- 上司やお客様から怒鳴られ説教されることもよくある話
- 給料は残業で稼ぐもの
- 残業含めたら年収はそれなり。だから他業界と比べても悪くはない
- セクハラ、パワハラは日常的
- 残業100時間ごときでごちゃごちゃ言うな。皆そうじゃん
- 会社の飲み会は経費で精算するもの など
23時になっても同僚や上司が仕事をしていることもよくありました。
夜間工事の現場を支援して、事務所に戻り、ダンボールを床に敷いて寝ることもありました。もちろん次の日は風呂も入らず9時から勤務です。
この環境が辛いと思った時は上司が声をかけてくれ、飲みに連れて行ってくれたりもしました。
飲みに行くと、なんだか救われた気持ちになったりもするワケなんですけど、「建設業界」というコミュニティから外れた人からすると本当に異常なんですよね。
通常の感性を持っていると、若くしてこの異常さに気づくんですけど、私はアホだったので10年かかりました。
結論、建設業界が異常だと思う感覚は至極まっとうだと思います。
その②.ほとんどの人はなんとなく建設業界に入っている事実
結論、建設業界で働いている人の中で建設の仕事を心からやりたくて入った人って少数だと思うんですよね。
・唯一内定を貰えた会社が建設業界の会社だった
・就活を適当にやっていて、紹介されたのが建設業界の会社だった
・メーカーだと思っていたら、工事がメインの会社だった
こんな感じで、入社した後に建設業界にどっぷり漬かり、他社を知らないまま建設業界の常識に染まってしまう。
そんな過去の私のような人って多いと思うんですよね。
あれ?なんかこの業界おかしくないか?
と思って同僚に相談しても、同僚も業界に染まっているので「何言ってんだお前。これが普通」くらいに言われてしまいます。
そうなると、「やっぱり私がおかしいのかな。仕事頑張るか」と思ってしまうでしょう。
ただ、上述のように建設業界は異常です。
そう思ったのなら、今一度自分自身「就職して、本当に今のような環境で働いてみたかったのか」を振り返ってみてください。
私はこのような振り返りをするのに10年かかりました。
本当に建設の仕事が心から好きだったのであれば、今が幸せなんでしょうけど、そうでなかったのなら今が人生を変えるチャンスだと思います。
その③.上司が幸せに見えるか考えること
今となれば私も転職を2回経験しているので、そんなに辛いなら転職すればいいじゃんって思うんですけど、当時は転職するのも怖かったです。
なぜならば、建設業界の仕事って他社に行くと何も生かされないと思っていたから。
そんな不安を抱きながらも、転職に踏み切れた一つの要因が「上司が全然幸せそうに見えなかった」ことです。
働き方改革の影響で部下の業務を減らしたしわ寄せを課長が受け、7時から23時までに仕事しているけど残業代がつくワケじゃない。
クレームがあれば部下と一緒に謝罪し、怒鳴られる。そのストレスからか部下を説教して詰めていき、周囲から恐れられ孤独になっていく。
そんな姿を見た時に、ふと「自分もこんな上司のようになってしまうのか」と感じてしまいました。
結論、人によるんですけど鬼のような上司の多くが新入社員から鬼だったかと言われるとNoだと思うんですよね。
けれど、環境が人を変えていった。ほとんどの鬼上司は環境が作り出したモンスターだと思うワケです。
そう感じたことが自分の中では大きな出来事でしたね。
2.2024年から始まる建設業界残業規制が及ぼす影響
サービス残業の増加
2019年に労働基準法が改正され、多くの業種で働き方改革に基づき時間外労働の制限が施行されました。
ただ、建設業界は忙しすぎるので、施行時期は他業界から遅れて2024年になっています。
大きな点は、時間外労働の上限時間が720時間に明確化されたこと。
国土交通省が2019年に発行した「建設業の働き方改革について」では、残業規制の概要について以下のように記載されています。
【36協定の限度】
・原則、月45時間 かつ 年360時間
・特別条項でも上回ることの出来ない時間外労働時間を設定
① 年720時間(月平均60時間)
② 年720時間の範囲内で、一時的に事務量が増加する場合にも 上回ることの出来ない上限を設定
a.2~6ヶ月の平均でいずれも80時間以内(休日出勤を含む)
b.単月100時間未満(休日労働を含む)
c.原則(月45時間)を上回る月は年6回を上限
(2)建設業の取り扱い ・施行後5年間 現行制度を適用
2024年までは「臨時的で特別な事情がある場合、延長に上限なし(年6か月まで)(特別条項)」と会社によって上限時間を委ねられていたものの、2024年からはどんな会社も共通で年間720時間までしか残業がつかなくなってしまうのです。
普通の業界であれば720時間も残業するなんて珍しいでしょうけど、建設業界では720時間以上残業する人は珍しくありません。
むしろ、メンテナンスや施工管理をしている人は、年間残業が720時間を超えている人がほとんどでしょう。
残業規制が入ったからといって、仕事が減るワケではありません。
結論、その結果として目に見えるのが「サービス残業の増加」です。
国は残業は減らせと言うけど仕事は減らないし、職人の高齢化や人数減は進んでいく。
そのしわ寄せは20代~30代の未来ある人達が受けることになるでしょう。今ですら精一杯なのに、さらなる負荷がかかるのは耐えられない人も多いはず。
海に深く潜れば潜るほど、抜けるのもキツくなります。思いなおすなら本当に今だと思います。
建設業界は人手・労働力不足という慢性的な課題あり
結論、2019年までの建設業界の状況をざっとまとめるとこんな感じ。
<建設業界の傾向>
- 建設業への投資金額は年々上昇傾向
- 業界の労働人口は減少傾向も、2012年からはほぼ横ばい
- 他業界と比べて20代が少なく50代が多い など
年々仕事は増えているが人は増えないので1人あたりの仕事量は増加しています。
そのため、新卒中途問わず十分な教育も受けられず、いきなり現場に放り込まれることも珍しくありません。
そういった環境ですので、若手の定着が進まないことが業界全体の課題となっています。
なお、建設業界の人手不足に関しては建設業が人手不足なのは当たり前。10年間業界にいた私がその理由5つを解説!という記事で詳しく解説しております。こちらも是非ご覧ください。
施工管理はますます避けられる仕事になる
結論、施工管理の仕事は地獄です。
そして、その理由はこんな感じ。
<施工管理の仕事が地獄である理由7つ>
- 圧倒的に激務で休みが少ない
- 所長や職人から怒鳴られ、メンタルが病む
- 現場の作業環境が劣悪
- 基本的に誰も助けてはくれない
- 現場と会社との板挟みに合う
- 責任の重さに対して給料が安い
- サービス残業が多い など
建築の工程が労災事故や台風などで遅れたとしても、全体の工期が後ろ倒しになることはありません。なんとかして間に合わすのです。
結果、施工管理をしているとワークライフバランスは皆無となります。
けれど、そんな施工管理マンが報われる唯一のことが「多大な残業代」でした。
ただ、そんな残業代も年間720時間と大幅にカットされてしまいます。
日中は現場管理を行い、夜は翌日の現場作業の準備、図面の修正、部材の発注など24時間仕事をしている感覚になるにも関わらずです。
今後は残業抑制の声もますます大きくなるため、現場ばかりいないように会社からはプレッシャーを受けます。
ただ、トラブル発生時に現場にいないと職人さんから
なんで現場にいないんだよ!!あんた監督だろ!
と怒られます。かといって、現場にずっといると会社の上司から
なんで現場にずっといるんだよ!社内の事務処理を進めろよ!現場は職人に任せておけよ!
と怒られる。このように、どっちに転んでも怒られる施工管理マンは多い中で給料が減るというのは本当に報われない仕事と思います。
電話は平日休日問わずかかってくるし、たまにの休日にプライベートで出かけていたら現場から連絡があって出勤させられることもあるでしょう。
そんな施工管理という仕事は今後ますます避けられていく仕事になるでしょう。
3.建設業界で働いてきた人の強み4つ
建設業界で働く人は自分のスキルに自信のない人が多いと思います。実際、私もそうでした。
ただ、建設業界という厳しい環境で働くことで、専門スキルよりも重要な4つの強みが得られます。
私はその点を転職してみてはじめて実感しました。ですので、今頑張った経験は無駄ではないですし、むしろ何よりも重要なスキルを高めているとすら思います。
強み①.仕事をやり切る姿勢
結論、建設業界は工期絶対主義なので、なんとしても期限内に仕事を終わらせる姿勢が身に付きます。
特に、施工管理を長年やってきた人はこの意識がものすごく高いです。
仕事を依頼されて、今日明日レベルの短納期な仕事は当たり前ですし、工期終盤は徹夜もしばしばあるもの。
そう。建設業界で求められる「当たり前」のスピード感って相当高いのです。
そんな世界で頑張ってきた人からすると、間違いなく他業界に転職した際に「仕事が楽だぞ?」と感じるはずです。
強み②.ストレス耐性
結論、建設業界は理不尽なんです。
お客様からの無理難題に「できません」と答えると上司にすぐさまクレームが入るなんてことはよくあることです。
また、現場所長から奴隷のような扱いを受けることもあります。
ただ、こういった厳しい環境下で確実にストレスの耐性は鍛えられていきます。
サラリーマンは出世すればするほど仕事の責任も重くなりストレスも多くなります。
このストレスに押しつぶされる人も多い中、建設業界出身者はストレス耐性が高いので管理職の素養が整っていると言えます。
強み③.激務への耐性
結論、どんな職場でも仕事で評価されるほど仕事が集まり、激務になる傾向があります。
評価された結果仕事量が増加し、周囲の倍ほどの業務量をこなしているエース社員の不満は、多かれ少なかれどの職場にもあることでしょう。
むしろ、仕事で成果を出す人は進んでハードワークをこなす気概があることが多いです。
なぜならば、彼らは無意識のうちに成果=生産性×稼働時間だということを理解しているからです。
大前提として、効率を高めるのは極めて大事なことです。ただ、同じくらいに時間をかけて仕事に打ち込むことも大事なことです。
少なくとも、今まで出会った人の中で、エース級として活躍している人はほぼ例外なくハードワーカーと呼ばれる人でしたし、おそらくこれからもきっとそれは変わらないでしょう。
そう考えた時に、建設業界出身者は激務への耐性があるため、成果を出しやすい人材だと言えます。
その結果、
ん?そんなに働いてないのに周囲から働き過ぎだと心配されているぞ?
という感覚に陥ることもあるでしょう。
自分の感覚では余裕である関わらず、周囲が「一生懸命働く人」と高評価思してくれる可能性があります。
このように周囲が思ってくれるのはメリットの一つと言えるでしょう。
強み④.折衝力・調整力・マネジメント力が高い
建設業界では職人や現場所長、自分の上司など、関係者の利害関係を調整することがよくあります。
特に、施工管理では緊迫感が伴った調整になるので、その経験を重ねることで調整力がものすごく高くなります。
立場や格が上の相手に対しての折衝経験が多いことで、自ずと折衝力が身につく点は建設業界出身者の強みと言えるでしょう。
また、施工管理では現場管理を行うため、マネジメント能力がグングン上がっていきます。
折衝力や調整力はどの会社でも使えるスキルであり、折衝力や調整力の高い建設業界出身者は転職先からも重宝される可能性が高いでしょう。
4.環境を改善する解決策は業界を変えること
結論、地獄のような環境を脱するための方法はシンプルで、「今の職場環境を改善する」「転職して環境自体を変えてしまう」の2つしかありません。
そして、職場環境の改善は困難な場合が多いです。
なぜならば、その原因は多くの場合会社ではなく建設業界の構造にあるから。ゼネコンもサブコンも設備業者も皆激務です。
長時間労働が大前提の工程が組まれている業界構造そのものがおかしいのです。
近年は建設業界がキツい噂が広まり、人手不足が慢性化しています。
つまり、建設業界に居続ける限り人手不足の課題を解決するのは困難なのです。
私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやワークポートなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
建設業界の経歴が他社でも通用するか不安な人は視点を変えると良い
結論、異業種転職でも建設業界で培ってきたスキルを活かすことは可能です。
施工管理や設計を例にすると、現場仕事で培った専門スキルは建設現場から離れたら一切無駄になってしまうと思ってしまいがちです。
けれど、視点を変えると建設業界での経験が活かされる異業種の仕事は結構多いです。
<建設業界の経歴が活かされる仕事>
- ロボット、ドローン、AI、現場向けアプリなど建設現場向けのDXソリューションを提供する会社
- ハードウェアの製造業
- 営業職全般 他
建設業は日本の一大産業であり、人手不足や残業過多に追われているので、あらゆる会社が建設業向けに営業展開しています。
ただ、建設業向けに営業展開している会社の多くは、顧客である建設現場の労働の実態を知りませんし、刻一刻と変わっていく現場の性質などがわからないのです。
理由はシンプルで、彼らは建設現場で働いた経験がないから。
私自身、たまたま今建設業界向けのDXソリューションを扱っていますが、正直周囲の「これで建設現場のDX化を実現!」という夢見がちなキャッチフレーズにムカついたりします。
ちょっと待て。現場が残業地獄になるのはもっと根本的な話だぞ。お前ら現場舐めるなよと思うワケです。
同時に、建設現場を知っている私は周囲からたびたび意見を求められたりと重宝されていますし、こうした会社に異業種転職すれば現場経験は圧倒的な強みになります。
また、メーカーなど製造業向けの異業種転職でも建設業界の勤務経験は活かされます。
私は最初の異業種転職先が自動車メーカーだったのですが、メーカーで働いていると営業は販売会社が専任していて、自身が現場に行く経験はほとんどありませんでした。
ですので、新卒からメーカーで働いていると、現場感はなかなか身につきません。
ただ、建設業で働いているとトラブル対応で詰められ怒鳴り散らされたり、改善の期日を怒り狂ったお客様に迫られたりと、現場にいる人達がどんな苦しい気持ちなのか察することができます。
その結果、現場で働く販売会社からの信頼獲得に繋がり、お客さんからの生の声が販売会社を通じて集まってくるなど、仕事がやりやすくなっていきました。
また、そうした評判は回り回って自分の上司にも届くことが多いので、現場からの評価を上げることで自分の評価アップにも繋がる可能性が高いでしょう。
このように、施工管理・設計などの職種そのものの経験は異業種に転職してしまうと一見無価値になりがちだと思ってしまいますが、視点を変えると活かされる仕事はたくさんあります。
ですので、「建設業界から異業種転職したいけど自信がない・・・」という方には自信を持って欲しいですし、同時に「異業種に転職して現場のことを知らない人達に喝を入れてくれ!」と思いますね。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやワークポートは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
加えて、建設業界からITなどの異業種にチャレンジをするのなら、IT求人や第二新卒の求人に強いワークポートも良いと思います。
ワークポートは口コミを見ても良い評判が多いですし、もしも私が20代の頃に戻るならば登録しておくであろう転職エージェントの一つです。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
<広告:おすすめの転職エージェント>
- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
- パソナキャリア:書類添削や転職活動の進め方など、サポートが懇切丁寧。はじめての転職活動で何をすれば良いか不安に感じる人や、こまめなアドバイスが欲しい人には圧倒的におススメ
- ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ
転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
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こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
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おわりに。
ということで、建設業界で悩む人達に向けて伝えたいことをまとめてきました。
結論、建設業界は業界自体がブラックです。ただ、こういったおかしな環境で働いてきたことは強みにもなります。
建設業界から異業種転職すると、「早く帰る」「ストレスからの解放」「柔軟な働き方」「年収アップ」などが実現できる可能性は高いと言えるでしょう。
もしもここまで記事を見てくれている20代の人達には心から異業種転職をおススメしますし、30代でも異業種転職で活躍するチャンスは全然あると思います。
40代~50代ですと完全未経験は難しいかもしれませんが、同じ職種で異業種転職ならば必ずあなたを必要とする企業があると思います。
今回は以上です。