ホワイト企業。この言葉から連想するのは「ワークライフバランス」「高い給料」「休みの多さ」「働きやすい職場環境」「優しい同僚」などではないでしょうか。
そして、多くの人はホワイト企業が有するこれらの要素を魅力的に感じ、ホワイト企業に就職したい!と思うのではないでしょうか。
一見、ホワイト企業で働くことには何のデメリットもないように思えますよね。
ただ、結論から言いますとホワイト企業に就職するデメリットはあります。特に、新卒でホワイト企業に就職した人ほどこのデメリットは知っておいたほうが良いと感じています。
なぜそう言い切れるかと言うと、本記事を書いている私自身が新卒でブラック企業に入社した後に転職を経て現在はホワイト企業で働いているからです。
ホワイト企業への転職が決まった際には「人生勝ったかも・・・」と思いましたが、今ではそう気楽には捉えていません。
本記事ではそんな経歴を持つ私がホワイト企業のデメリットを中心に解説していきます。
本記事の内容
- 1.ホワイト企業で働くデメリット6点
- 2.ホワイト企業で働くメリット9点
- 3.ホワイト企業に合わない人の特徴4点
- 4.ホワイト企業に転職した体験談
- 5.ホワイト企業へ転職したい場合におススメの行動
1.ホワイト企業で働くデメリット6点
デメリット①.ぬるい環境に慣れてしまう
結論、ホワイト企業はブラック企業と比べるとストレスが低くて働きやすい環境です。
これは、働く側にとっては大きな魅力でありメリットですよね。
例えば、仕事に厳しくて妥協は許さない上司がいる職場と、優しくて頼れて困った時には助けてくれる上司がいる職場があったとします。
この場合、ほとんどの場合は後者の環境で働きたいと思うはずです。
ただ、特に新入社員や第二新卒など仕事の基本から始めるような若手にとっては、最初に働く会社の環境が自分の中の基準になるので、実は新卒でどの会社で働くかは極めて重要です。
筋肉を付けるためにはキツい筋トレをして筋線維を壊すように、仕事でも0から1に基礎を作り出すにはどんどん自分に負荷をかけていくのが本質的にはベストだと思います。
そういう意味では、新卒社会人は多少厳しいくらいの環境が社会人マナーや自分の中の当たり前の基準を上げるためには良いと感じていますね。
けれど、新卒というストレス耐性も未知な状態の中で、ブラック企業による負荷がかかりすぎて心が潰れてしまうのは何よりも避けなければならないことだと思います。
そのため、ブラック企業は避けつつも適度に体育会系の厳しい会社はおススメです。
もちろん、ホワイト企業の中でも厳しい上司はいますし、激務な部署はたくさんあります。
ただ、社会全体を見渡すとホワイト企業はぬるい雰囲気の職場が多いのも事実なので、ゴリゴリの営業会社やブラックな社風で鍛えられている大学の同期と比べると「個の力」は高めにくいのがホワイト企業で働くデメリットでしょう。
デメリット②.長時間働くことができない
ホワイト企業では働き方改革によって、月や年間の残業上限を制限している会社が多いです。
これも、基本的には働き手にとってメリットなのですが、成果を求めるホワイト企業社員にとってはデメリットの一つです。
というのも、成果=生産性×投下時間という一般公式があるからです。
私の経験上、トップクラスに成果を残している人は例外なくハードワーカーです。
こうした人は、もともと自頭の良くて効率化を極めたうえで仕事量をひたすらこなしていくので、私のような普通の人材では到底かなわないと日々感じています。
部活動で全国大会に出場するようなチームが皆練習の虫であるのと同じ理屈で、成果を残したり個人の能力を引き延ばすためにはそれなりの稼働をこなすことが不可欠なのです。
ただ一方で、ホワイト企業で働いていると働きたくても活動量が制限されてしまうので、意欲的にガツガツ働いて成長したい人にとっては不満が残るのもホワイト企業の特徴だと言えるでしょう。
デメリット③.向上心が薄れる
結論、ホワイト企業は残業が少なく年収も高いので、貪欲に出世したい意欲や転職してキャリアアップを目指す気持ちが薄れがちになります。
前提として、ホワイト企業は居心地が良いので離職率は低い傾向にあります。
居心地の良い会社では社員による自社の評価も高くなり、仮に転職に興味を持ったとしても「会社を辞めるなんて勿体ない」という意見が多数でしょう。
そういった意見が多いことで、ホワイト企業への不満が生じた際も「こんな良い会社他にはきっとないんだろうな・・・」という気持ちが芽生えて転職を諦める人は実際多いはずです。
こうなりますと、「不満はあるけど辞めるのが勿体ないので働き続ける」という状態になり、仕事に対してのモチベーションが薄れる点はデメリットと言えるでしょう。
そして、ホワイト企業にしがみ付くスタイルの人が抱える最たるリスクは「今は終身雇用が崩壊している」という点です。
ホワイト企業は社員をそれなりに大事にするとは言え、会社の経営危機があればリストラを行う可能性だってあります。
そうした最悪なケースに陥った場合、働かなくて会社にしがみつく人は人員整理の対象になる可能性もあるでしょう。
デメリット④.出世競争が激しい
結論、ホワイト企業は離職率が低いので中堅社員は特に出世競争が激しくなる傾向にあります。
なぜならば、管理職のポストは数が決まっているけれど、バブル入社世代で大量採用された50代が管理職のポストを多く占めているからです。
私自身、このデメリットはホワイト企業に転職してから物凄く感じています。
例えば、10年前は課長昇格のタイミングでのみあった昇格試験が、今では平社員~主任、主任~係長など1つ昇格する度に昇格試験が行われています。
ポイント
・優秀な係長がいるが、課長のポストが空いていないので昇格させられない
・優秀な主任がいるが、係長が課長になれないので昇格させられない
このような会社側の事情により、昇格試験の合格率が低くなり、落ちた優秀な社員のモチベーション低下などが私の会社では問題となっていたりします。
けれど、実際問題昇格させてしまった無能な管理職を降格させるのは容易ではないので、ホワイト企業で働く若手~中堅は厳しい出世競争を勝ち抜く気概が求められると言えるでしょう。
なお、本記事を書いている私自身ホワイト企業での昇格試験に落ちて会社を辞めようか本気で悩んだ実体験があります。
これに関しては過去昇格試験で落ちた私が退職したいあなたへ対処法を3つ紹介【時代遅れな理由も】という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
デメリット⑤.指示待ち人間になりやすい
ホワイト企業は体制や制度がしっかりしており、仕事の進め方もしっかりとマニュアル化されていることも少なくありません。
ただ、あらゆる仕事の進め方が明確になっているが故に、決められたことしかできない人材になり得るリスクがあります。
「マニュアルがないから仕事が進められない」「上司からの指示がないから仕事が進められない」
実際、こういう状態に陥っているホワイト企業社員って多いんですけど、若いころから与えられるのが当たり前という感覚が身についてしまう点は自己成長という意味でもリスクと言えます。
なお、指示待ち人間になってしまう人の特徴やそのリスクについては仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
ちなみに、私がブラック企業在籍時は周囲も皆余裕0だったので、困難や課題に直面した際に状況打破する手段は完全に「自分次第」でした。
これはかなり精神的にキツかったし、今でもたまに夢に見るくらい嫌な思い出です。
ただその一方で、「仕事は自分が主体的にやり切るもの!」という姿勢が叩き込まれたのは今となってはすごく良かったと感じるんですよね。
もちろん、ブラック企業で働くことはメンタルが病んでしまうリスクがあるし、単純にきつすぎるのでおススメはしませんが、賭けに勝った際のリターンは結構莫大と感じますね。
デメリット⑥.会社の力=個人の力と自惚れてしまう
結論、ホワイト企業の多くはネームバリューがあるので、営業やアライアンスなどのフェーズに進むための難易度は低めです。
誰もが知っているようなネームバリューがある会社で働いていると、営業でも門前払いされることは少なく、打診を受けた側も
あれだけの会社の提案なので、一度話を聞いてみようか・・・
という心理になりがちです。
また、ホワイト企業はネームバリューもさることながら、商品力が高いため営業マンの能力が高くなくとも商品力で仕事が受注になったりすることはよくある話です。
こうしたケースに対して、一番マズいのが「自分は営業力がある」と思ってしまい、自惚れてしまうことです。
自分の能力を過信してしまうとなかなか今後の成長が見込めません。
何より、このケースでは「転職して他社に行ってみて自分の営業力が低いことに初めて気づく」というリスクがあります。
もちろん、ホワイト企業で働く人の多くは謙虚で過信することのない人材だと思いますが、性格によってはこのように勘違いから悲劇を生む可能性はあるでしょう。
なお、このように営業力のない営業マンの特徴を【安易な値引き】売れないダメな営業マンの特徴5選をご紹介【お客様は絶対】という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
2.ホワイト企業で働くメリット9点
これまでホワイト企業で働くことのデメリットを中心に書いてきたわけですけど、じゃあホワイト企業は辞めたほうが良いかと言われればそれはNoです。
上述の通り、私はブラック企業→ホワイト企業という経歴で今に至りますが、どちらの会社で働くかと問われれば迷いなくホワイト企業と答えるでしょう。
重要なのは、「ホワイト企業=素晴らしい。デメリットなんて皆無」ということでなく、デメリットもあるうえでホワイト企業を選択することです。
こういったデメリットがあることを知ったうえで、プロ意識を持ってガツガツ働くことはホワイト企業でももちろんできますし、何よりも他社では得ようとも得られないメリットが多数あります。
<ホワイト企業で働くメリット>
- 周囲に余裕のある優しい人が多い
- 自分も他人に優しくなれる
- 自分の時間や家族との時間を多く過ごせる
- 有給休暇を多く取得できる
- 残業代がきちんと出る
- 残業が少ない
- 周囲の協力体制がある
- 仕事のやり方がしっかりと仕組化されている
- リモートワークやフレックスなど、柔軟な働き方ができる など
こういったメリットは従業員にとっては極めて重要だと感じています。
さらに、結婚して家族がいる方にとっては家族との時間を大事にすることも可能ですし、休日は仕事に疲れて寝て過ごすこともないでしょう。
私の実体験で言いますと、ブラック企業時代はほとんどできなかった平日の家族サービスがホワイト企業ではできるようになりました。
今の職場では「在宅勤務」「分担勤務」「時間給」などの制度があるため、仕事を中断して保育園に子供を迎えに行ったりできますので、家族からの評判も良好です。
ホワイト企業という言葉には明確な概念がないので、ホワイト企業=フレキシブルな働き方ができるとも限らないんですが、特に家族がいる方には柔軟な働き方ができる会社をおススメします。
なお、私がホワイト企業へ転職する過程や転職した感想などは【怖い】30代で2回異業種転職した私が不安の対処法を5つ解説【きついと感じた体験談も】という記事でまとめておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
3.ホワイト企業に合わない人の特徴4点
結論、ホワイト企業は多くの人にとって魅力ある会社ですが、事実として合わない人もいます。
そして、具体的にはこんな感じ。
<ホワイト企業に合わない人の特徴>
- どんどん仕事を経験して成長したい人
- 若くして稼ぎたい人
- 社内政治ではなく顧客のためだけに働きたい人
- 安定よりも新しい刺激を求める人 など
基本的にホワイト企業は年功序列であり保険営業マンや不動産営業マンのようなインセンティブ手当てがないので、若い頃は「ワークライフが確保できてそこそこの給料」に落ち着きがちです。
ですので、総合商社などの一部高給企業に入社しない限りは20代で年収1,000万Overの稼ぎを求めることはできないでしょう。
また、基本的にはホワイト企業=大手企業になるので、特に若手の頃は大手企業ならではの雑務に追われがちなので、仕事の業務範疇が狭くなりがちです。
ホワイト企業ではよく言えば安定がある、言い換えれば刺激が少ないなど、対になるデメリットが存在するのも事実なので、合わない人にとっては合わない環境と言えます。
なお、ホワイト企業の多くに該当する大企業では無能な社員が多いと言われることが多いです。
結論、これは一概に言い切れないと思う部分や一理あると言える部分があり、詳細については【多すぎ】無能で仕事ができない大企業社員の特徴3つを現役大手社員が徹底解説!という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
4.ホワイト企業に転職した体験談
私は2008年に新卒でブラック企業に入社し、「これが社会人というもの」と思いつつ10年働きました。
その後、この会社なんかおかしいという想いから転職をし、その後更なる良い環境を求めてホワイト企業へ転職したのが2020年の頃です。
感じること①.上司からのプレッシャーが少ない
すべてのホワイト企業が同じとは思いませんが、私の職場では上司から数字や成果で詰められることがほとんどありません。
見た感じ、管理職レイヤーになるとそうでもなさそうですが、私自身はこれまで毎週や隔週で目標に対する進捗と、進捗が悪い場合は挽回策について報告する文化で育ってきたので、この緩さに驚きました。
部長が部の進捗を部下に共有する際、数字の進捗がイマイチでも「お前らもっと活動しろよ!」とトップダウンに指示をすることもありません。
むしろ、「皆忙しい中頑張っているとは思っているんだが、数字が足りないのが現状です」って感じで、部下に必要以上にへりくだっている印象すら受けます。
この文化は精神的に楽なメリットはあるものの、成果を残すには甘すぎると思っています。
人間、ほとんどの人は自分に甘いので「その人任せ」のスタンスではなかなか成果が残せません。
これが例えば売れば売るほど個人のインセンティブになるような給与体系であるならば別ですが、そうでないならば適度に手を抜く心理が働くのは当然だと思いますね。
感じること②.勉強会や研修が充実している
私の会社では、手を挙げさえすればあらゆる領域の研修を受けられるような制度が整っています。
私自身は「習うよりも慣れろ」派でビジネス本や勉強会は実践しなければ受ける意味すらないと思っています。
そのため、私はこのメリットの恩恵に授かっていないのですが、研修によって能力を伸ばす人もたくさんいるのは事実です。
ですので、多様な研修に魅力を感じる人にとってはホワイト企業はうってつけの会社と言えるでしょう。
感じること③.柔軟な働き方ができる
結論、今の会社で最も良いと思っているのはこの点です。
基本的に自分の裁量で在宅勤務と出社が選択できますし、お客様先への外出予定がある場合は最寄りのコワーキングスペースで働くこともできます。
また、フレックス勤務によって働く時間も選択できますし、分断勤務ができるので子供を保育園に迎えに行く時間で一度仕事を中断し、また夜に仕事に戻るといったスタイルも採れます。
ただ、聞くところによると部署によっては出社主義の部署もあるようですので、部長や課長などの人たちがどのようなスタイルかによって雰囲気や働き方は大きく変わるとは思いますね。
感じること④.ガツガツしている人は少ない
結論、ホワイト企業に入社する人は総じて優秀な人が多く安定志向です。
そして、ホワイト企業に安定を求めて入社したからこそ、ゴリゴリの営業会社にあるような体育会気質な人は少なく、「事情を説明すると理解してくれる」人が多い印象です。
これまでのキャリアでは、感覚的に「この社内打ち合わせは荒れるだろうな」と感じる内容であってもこちらの困っている事情を汲み取ってくれることが多いと感じています。
ただ、理解がある一方で、優秀で自頭の良い人が多いからこそ「論理的で納得感ある説明」が求められると感じています。
逆に言えばロジカルな考え方ができて温和な人はホワイト企業に向いていると思いますね。
感じること⑤.社内に気を遣いすぎる
デメリット面で言いますと、社内の打ち合わせなどで「お客さんと打ち合わせしているの?」と思うシーンがしばしばあります。
例えば、社内他部署と打ち合わせする際、私の上司は私のことを「ゆうざん」と呼び捨てにします。
お客様との打ち合わせで自社の人間を呼び捨てにするのはよくある慣習ですが、この慣習が社内の打ち合わせで使われることに驚きましたね。
だからなのか、社内の報告会や社内の定例MTGなど、明らかに社内向けの仕事が多いところは若干ウンザリするところです。
私自身、社内政治よりもお客様に対して価値を提供して喜んでもらいたいと思っているので、「いい会社なんだけど出世すると社内政治で辟易するだろう」点は自分のキャリアを考えると気になっています。
5.ホワイト企業へ転職したい場合におススメの行動
これまでホワイト企業のデメリットやメリットをまとめてきました。
そして、デメリットを踏まえてもホワイト企業に入社したい人は数多いはずです。
ここからは、ホワイト企業に転職した私がホワイト企業に入社するための行動をまとめていきます。
その①.興味のある会社がホワイト企業かを事前に調べる
結論、外から見るとホワイト企業だけど、内部から見るとそうではないというのはよくあることです。
せっかく苦労して転職したのに入社したら思っていた会社じゃなかったらショックですよね。
もちろん職場環境の良し悪しというのは上司の性格によって色濃く左右されるものですので、結局は入ってみないとわからないというのが現実でしょう。
とはいえ、会社全体の社風には傾向があるものですので、もしも具体的に応募したい企業が決まっているのであれば、転職口コミサイトを活用して社風のリサーチをするのがオススメです。
なぜならば、口コミサイトでは実際に働いていた従業員もしくは現職の社員が書き込みをしているので、情報にも一定の信頼性があるから。
こういった口コミサイトの企業評価があまりにも低かったり、口コミで書かれている内容とあなたのイメージに乖離が大きいようであれば、不安に感じる通りに転職を思い留まったほうが無難かもしれません。
ちなみに、私が実際に使ってみて信頼できると思ったサイトは2つで転職会議とOpenWorkです。
これらのサービスは100万人単位で会員数も付いていますし、実際に勤めた企業の口コミを見ても、「そうだよね。」と思える内容が多かったですね。
私自身、過去の転職活動では情報量を倍にするために2つ登録していました。
登録自体は無料で簡単にできますので、ホワイト企業に転職したい人は登録して情報収集してみることをおススメします。
その②.自分がホワイト企業に合っているのか自己分析する
上述した通り、上昇志向の強い人やこれまでブラック企業で厳しく育てられてきた人はホワイト企業で働くと物足りなさを感じると思います。
そして、ホワイト企業は温和でゆったりとした協調性を大事にする文化があるので、トップダウンで「いいから俺に付いてこい!」という気質があればあるほど、ホワイト企業の働き方に不満を感じる可能性があります。
そのため、体育会気質の強い人ほど自己分析を行い、自分が仕事に求めるモノを言語化するのが大事だと思います。
その③.ホワイト企業で働く知り合いにヒアリングする
もしもホワイト企業で働く知人がいるならば働き方や自分の気になることをヒアリングすると良いでしょう。
そして、ベストなのはホワイト企業だけでなくて他の企業でも働いた経験があるケースです。
どうしても、1社だけしか知らないと比較検討したうえで客観的な意見が得られにくいです。
それに対して、ホワイト企業とそれ以外の両方の会社で働いた経験があると、良い点と悪い点をそれぞれ聞けるのでおススメです。
なお、転職に関する相談を誰にすれば良いかは転職志望者共通の悩みだったりします。
これに関しては【結論元同僚に相談せよ】転職の相談は誰にしたら良い?とお悩みの方へという記事で触れておりますので、こちらも是非ご覧ください。
その④.転職エージェントに登録して個別情報を入手する
最終的には、ホワイト企業に転職したい場合転職エージェントへの登録を行うのがオススメです。
転職活動をする上でやらないといけないことは多数あります。
職務経歴書や履歴書さらには企業との面接日程調整など、やることは数多に及びます。
そして、転職エージェントに登録すればこれらの書類添削や企業との調整をやってくれるうえに無料なので、使わない手はないと思いますね。
さらに、大手の転職エージェントでは、人気あるホワイト企業に過去どんな人材が合格したのかなどのデータベースを豊富に備えています。
こうした傾向を知ることができれば事前の面接対策に生かせるでしょう。
私自身、過去2回の転職活動で転職エージェントを活用しましたが、仮に3回目があった場合も120%転職エージェントは活用すると思いますし、それくらい転職には必須のサービスだと思いますね。
という点を踏まえ、私が実際に使ってみてオススメな転職エージェントについて【転職経験者が厳選】20~30代向けおすすめ転職エージェント4選とその理由という記事でまとめております。
ホワイト企業への転職を前向きに検討している方は是非ともご覧ください。
おわりに。
ということでホワイト企業のデメリットや実体験を中心としたまとめ記事でした。
ホワイト企業は総じて働きやすく、長時間労働の抑制および福利厚生や研修制度も充実している一方で、仕事を貪欲に泥臭くこなしていく姿勢が薄れがちです。
ただ、やはり働きやすさや人生を豊かにするという意味では圧倒的なメリットが多数でしょう。
そして、ホワイト企業にも向いている人とそうでない人がいますので、自分がどういったタイプなのかを知ることが大事だと思いますね。
今回は以上です。