飲み会の度に「社会人ならゴルフはやらなきゃダメだぞ」と発言する上司はあなたの会社にいませんか?
私が新卒入社した会社はそんな会社でした。
「休日の部内ゴルフ会」「協力会社含めたゴルフコンペ」「客先へのゴルフ接待」といった感じでゴルフ文化が浸透している結果、ゴルフ好きな上司や先輩が多かったです。
ただ周囲がゴルフ好きなだけで終わるのなら特に良いのですが、興味のない人達まで自分の価値観を押し付けられると堪りません。
飲み会の度に「ゴルフをしない人は悪」かのようなテンションで上司から
おい。お前ゴルフはいつ始めるんだ?
と言われてきたので、ゴルフの話題になると「あぁ。またこの話題か。めんどくさい。。」と気持ちが暗くなったものです。
最近ではこういった上司からの半強制的なゴルフの勧誘行為はパワハラであり、「ゴルフハラスメント」略してゴルハラと呼ぶそうです。
そして、過去の私と同じようにゴルハラに悩む若手の方々は多いと思いますし、ゴルハラが嫌すぎて会社を辞めようか思い悩む人もそれなりにいることでしょう。
ということで今回は、そんな私がゴルフハラスメントに悩む皆さんへゴルハラの対処法などを解説していきます。
※本記事では一部プロモーションが含まれています
本記事の内容
- 1.ゴルハラを受けた場合の対処法3つ
- 2.若手の社会人ゴルフで大変なこと【コンペ幹事】
- 3.時代遅れなゴルハラから脱した体験談
- 4.ゴルフハラスメントの多い業界
- 5.ゴルフに強制参加させる会社を退職すべきか
1.ゴルハラを受けた場合の対処法3つ
結論、私の場合は新入社員の頃からゴルハラ圧力を受け続けた結果、興味のなかったゴルフを社会人2年目で始めることになりました。
ゴルフがスポーツとして面白いかどうかはやってみなければわかりません。
ですので、この観点では「まずやってみろ」とう主張は理解できます。
ただ、私の場合はゴルフをやりたくない理由が「休日まで会社の人と関わりたくない」「お金を別のことに使いたい」というものだったので、結局5回ラウンドに回った後にゴルフを辞めることになりました。
その経験から言いますと、私と同じような理由でゴルフをやりたくないのであれば、ゴルフをしないほうが良いということです。
なぜならば、時間の無駄だから。
ということで、ゴルハラの対処法を3つ紹介していきます。
対処法その①.飲み会ではゴルフ好きの人の近くに寄らない
経験上、ゴルフの誘いを受けるシーンって8割方飲み会です。
つまり、会社の飲み会に行くことを避ければゴルフ勧誘の防止に繋がるでしょう。
ただ、会社の飲み会に全く参加しないのは実際問題困難でしょうし、同僚との関係に悪影響が及ぶ可能性もありますよね。
ですので、ゴルハラが蔓延している会社で飲み会に出席する際は、飲み会の座席を気にかけるようにしましょう。
座席が指定でしたらアウトですけど、ある程度座る席は自由が効くケースがほとんどのはずです。
だいたいの場合、ゴルフハラスメントしてくる人ってある程度特定されていると思います。
ですので、ゴルハラをしてくる人とは座席を離れるように意識して行動すると良いでしょう。
物理的にゴルハラを仕掛けてくる人とのコミュニケーション機会を減らすことで、飲み会に出席しつつゴルハラを避けることが可能です。
また、大事なのは2次会に出席しないことです。
経験上、お酒が進み少人数になればなるほどプライベートな話題がしやすくなりますので、人数の少ない2次会に行ってしまうとゴルハラを受ける可能性が高くなります。
「2次会に行くのが当然」という社風であれば辛いところですが、1次会に出席していれば最低限の役割は果たしたと言えるので、深入りするのは避けたほうが無難でしょう。
なお、ゴルハラがまかり通っている会社は経験上古い体質の会社が多いです。
こういったの会社の特徴や、古い体質の会社で働き続けるリスクは【転職推奨】古い昭和な体質の会社に居続けると失うものを5つ紹介【時代遅れ】という記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
対処法その②.ゴルフには興味ないと宣言し続ける
結論、これが最も根本的な解決策です。
けれど、言い方を間違えると「生意気だ」と周囲からの反発もされますし、大変な道とも言えます。
実際、私はこれを実践し続けてきた結果、たった1年で圧力に屈することになりました。
なお、私が新入社員時代に「ゴルフには興味がないんですよね・・・」と言い続けて受けた洗礼はというとこんな感じ。
<私が上司から受けたゴルフ勧誘の手法>
- やってもいないのにゴルフを否定するのは良くない。まずはやってみて判断したらどうだ?
- ゴルフをやっていると社内人脈が作れるぞ
- お前も将来営業になるかもしれない。その時に、ゴルフができる/できないでトークの幅が全然変わるぞ?
- 俺が丁寧に教えてやるからゴルフをやってみろよ
- 俺も昔はゴルフはちょっと・・・と思っていたけど、やってみたら凄く面白いスポーツだったぞ
- 結婚しているならまだしも、お前は独身じゃないか。これも人生経験。何事も自己投資だぞ など
うわぁ。面倒くさそうだな・・・って思いますよね。
まず、大前提としてすごく感じるのは
なぜわざわざ休みの日にあんたとゴルフをやらねばならんのだ。アホか
ということです。この考えが抜け落ちており、「私とゴルフをやると当然楽しい」という思い込みをしている時点でイケてないビジネスマン丸出しですよね。
会社で憧れの先輩と休日に飲み、刺激になる話を聞くというならWelcomeですが、尊敬要素0のおじさんと休日に高い金と時間を費やしてゴルフを行い、さらには気を遣って一日を過ごす。
考えただけで吐き気がしますし、メリットどころか「時間」「金」「ストレス」と三重苦でしかありません。
ゴルフに興味がもともとあって、「ちょうどいい機会だ!」と思うならいいと思いますけど、そうでないならば会社の上司とゴルフをしてもストレスが溜まるだけだと思いますね。
ちなみに、そんな私がゴルハラに屈した一番の決め手は「ゴルフをやったことがない」という点でした。
経験がないのにゴルフを否定するのは先入観だろう!とゴルハラ上司から言われた際、私には切り返しの言葉が見つからなかったんですよね。
野球未経験の素人がプロ選手の評論をするんじゃない!という理屈と同じように、ゴルハラをずっと受けていると
ゴルフをやったことがないのに断固拒否するのもおかしいのかなぁ・・・
と思ってしまったのです。
今振り返ると、これは価値観の押し付けでしかないですし、違った意見を排除するような会社を辞めて良かったと思っています。
なお、ゴルハラをしてくる人のように、は自分の常識や価値観を押し付ける人の特徴については【そんなの常識】自分の常識や価値観を押し付けてくる人の特徴3つと対処法とはという記事で解説しております。
こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
対処法その③.他に熱中している趣味があることをアピールする
中身は何でも良いんですけど、休日は趣味のために全てを普段から捧げている!くらいのモノがあると、ゴルフをやらない理由になります。
そのため、ゴルフへの強引な誘いを避ける意味でも、こういった趣味が本当にあるのなら普段からPRしておくと良いです。
ちなみに、この場合は「ちょっとくらい時間を作ってゴルフをやってみても良いんじゃないか?」という問いに対する答えは用意しておきましょう。
私も一瞬ゴルフを断るために嘘の趣味を作ることも考えましたが、最終的には辞めました。
なぜならば、嘘をつくのは罪悪感が伴いますし、万一その嘘がバレたら信用を失ってしまうからです。
やっぱり、誠実に生きるって大事だと思うんですよね。
なお、嘘を付くことのデメリットについては嘘を突き通すと罪悪感が半端じゃない。その理由を仕事で嘘を強要された私がシェアという記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
2.若手の社会人ゴルフで大変なこと【コンペ幹事】
結論、若手が会社でゴルフをしていると大変なことはたくさんあります。
具体的にはこんな感じ。
<若手が社会人ゴルフで大変だと感じること>
- 上司や先輩の家まで車で送迎をお願いされる
- 会場の手配、組み合わせなどを段取りさせられる
- ゴルフ接待やゴルフコンペの幹事をやらされる など
私の場合、他社の得意先まで含んだゴルフコンペの幹事をやらされたのが苦痛で仕方なかったですね。
そもそも、上司や先輩がしつこくゴルハラしてくるのには多くの場合裏があります。
純粋にゴルフが好きで、ゴルフの素晴らしさをシェアしたい人も稀にいるかもしれませんが、ほとんどの場合は若手を誘って自分が楽をしたいからなのです。
ゴルフコンペの幹事はかなり大変
結論、ゴルフコンペの幹事はすごく大変です。
私の場合、ゴルフを辞めるまでに運悪く4回連続で幹事をやらされる羽目になりました。
おかげ様で調整力や段取り力はかなり付いた点はメリットだと感じますが、大前提としてゴルフコンペの幹事は仕事のようで仕事ではありません。
仕事が20時くらいに終わったとして、そこから幹事の無給仕事の始まりです。やったことはというとこんな感じ。
<ゴルフコンペ幹事の仕事内容>
- コンペにお誘いする他社さんをリストアップ
- 社内で誘う人達をリストアップ
- 候補日程とコースを2~3か所リストアップし、コースの空きも確認する
- コンペの3ヶ月ほど前に部署長に直接話をし、空いている日程をヒアリングする。
- 会費を含めた他社への案内文案を作成し、部署長の承認を得る
- 社内外へコンペの案内を行い、参加者の集計を行う
- 組み合わせ表を作成する。その際、仲が悪い人がいないかなど人間関係に留意する
- 参加者のゴルフスキルから順位付けのためのハンデキャップをつける
- 懇親会での催し物を考える。景品を検討し、事前購入を行う
- 開催の挨拶や始球式など、偉い人に事前説明をしておく
- 幹事を逃れられた時用に引き継ぎ資料を作成する など
結論、めっちゃ大変でした。
若手の頃なんて、普段の仕事で部長や役員級の人と接することなんてほぼありませんよね。
けれど、ゴルフ幹事だけは別でした。
ゴルフ好きな役職者から承認をもらうために、仕事以上に気を遣ってゴルフ幹事の資料をまとめていく必要がありました。
そして、ゴルフ好き会社あるあるだと思いますけど、普段の仕事以上にゴルフに関わるチェックが厳しくなるという試練に私は何度も直面しました。
部署長にゴルフコンペの提案をする前に直属上司に内容について相談を行う。
結果、上司ダメ出しをくらい、そこでブラッシュアップした内容を部署長からダメ出しされる。
そして、資料を夜な夜な修正していた時には
私はやりたくもないゴルフのために、一体何をやっているんだろうか・・・
と思ったものです。
今となってはゴルフコンペでの経験がプロジェクトマネジメント力を向上させたとすら思いますけど、理不尽極まりないとも感じますね。
コンペの当日は疲れ果てる
開始時間は会社によってまちまちとは思いますが、往々にしてゴルフコンペの朝は早いです。
私の場合はだいたい朝8時頃スタートが多かったです。
ただでさえゴルフ場は郊外であり、自宅からゴルフ場へは車で2時間以上かかるのに加えて、幹事の場合は誰よりも早く会場入りして受付の準備をしなければなりません。
私は車を持っていなかったので、ゴルフコンペ前日夜にレンタカーを借りて、当日は朝4時頃に家を出発していました。
コンペ中は周囲に気を遣い、懇親会では参加者を盛り上げ、忘れ物の有無をチェックして誰よりも遅く会場を去ります。
自宅に付くのは21時頃。気も張っているのでゴルフコンペが終わる頃にはクッタクタでしたし、仕事の何倍も疲れたものです。
ゴルフコンペの実績ができると他のイベントでも幹事を任せられる可能性あり
結論、ゴルハラをしてくる会社は社内営業が盛んな会社です。
そのため、ゴルハラによるゴルフコンペ幹事という実績ができると、社内の他のイベントでも声をかけられたり幹事をやらされたりする二次被害の可能性が出てきます。
例えば、「社内の釣りイベント」「ランニングイベント」「社員旅行」などです。
実際、私はゴルハラをしてきた会社でゴルフコンペからの社員旅行幹事という流れを経験しました。
なお、ゴルハラと同じく社内旅行も近年では時代遅れもいいところなイベントだと思っていまして、これについては社員旅行が心底嫌だった筆者が時代遅れな理由と行きたくない時の対処法3つを紹介という記事で詳細をまとめております。是非ともご覧ください。
3.時代遅れなゴルハラから脱した体験談
会社の付き合いゴルフやゴルフコンペに行きたくないと思うのは普通のこと
結論、ゴルハラは多くの場合自分が楽をしたい人が若手を強く勧誘する卑劣な行為です。
もしも強制的にゴルフをやらされ、嫌だと感じているならばゴルフをさっさと辞めたほうが精神衛生上良いです。
経験上、大事だと感じるのは周囲に「ゴルフを始めてみたけどあまり興味がわかない」ことを公言することです。
私の場合、ゴルフを嫌々始める際に、当時の部署長から「5回ラウンドに回って面白くないなら辞めれば良い」と言われました。
2~3回ラウンドを経験し、ゴルフの楽しさも少しはわかる一方、プライベートを会社の人と過ごす時間が嫌で仕方なかったので、戦略的に
ゴルフの楽しさはちょっとわかるんですけど、やっぱり他のスポーツのほうが好きなんですよねー
と吹聴するようにしていました。
同時に、部署長から「5回やったら辞めてもOK」というコメントを貰っていることもそれとなくPRしていたので、結果として私は5回ラウンドを回った後に堂々とゴルフを辞めることができました。
ポイントは、ゴルフそのものや付き合いゴルフを楽しむこと自体を否定しないこと。
信じられないことに、会社での付き合いゴルフを心から楽しんでいる人もいます。
こうした人を刺激すると面倒ですので、あくまでゴルフは楽しいんだけど諸々の事情でしばらくやらない or 辞めるというスタンスのほうがゴルフを辞めやすくなると思いますね。
私の場合、ゴルフ道具を揃える費用、レッスンに通った費用、ラウンドの費用などなど総額で約40万円の投資。
ぶっちゃけ無駄な出費だったと思う一方で、ゴルフに苦しむ人の気持ちが理解できるようになった点はまさに人生経験だと思っています。
結果としてゴルフというスポーツは私に合いませんでしたけど、ゴルフそのものの価値を否定するつもりは全くないんですよね。
ゴルフは歳を取っても皆と会話しながら楽しめるスポーツですし、実際問題ゴルフ好きな管理職というのは多いので、会社の中でコネクションを作るという意味では確かにうってつけのスポーツだと思います。
ですので、もしも「ゴルフ自体が好きだ!」という方で休日に上司や同僚と会うことがストレスではないのであれば休日ゴルフは素敵な趣味だと思います。
ただ、今は昔と違って転職も当たり前になっていますので、嫌だと感じるのであればプライベートを犠牲にしてまで上司との関係性構築に勤めるのはナンセンスだと思いますね。
なお、会社での付き合いゴルフのメリットやデメリットについては【社内人脈↑】仕事で付き合いゴルフするメリデメを3つ紹介【お金・時間↓】という記事で別途解説しております。
こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
会社の付き合いゴルフやゴルフコンペに行きたくないと思うのは普通のこと
たぶん、世の中には過去の私と同じように
あぁー。ゴルフコンペ、クソだるい。まじで行きたくねー
と思っている人は多いのではないでしょうか。
だって当たり前ですよね。「お金はなくなる」「時間もなくなる」「上司に気を使わないといけない」「睡眠時間も取れない」など、メリットは上司や社内関係者との関係性強化だけなわけですから。
ゴルフが好きならばメリットがあるでしょうけど、ゴルフ自体も嫌々やっている人にとっては地獄の時間です。
繰り返しですけど、ゴルハラをしてくる会社の人たちは極端に言うと「ゴルフ好き=正義」くらいの思い込みをしている傾向にあります。
そうした環境では「ゴルフ嫌い」がおかしいとすら思ってしまいがちですけど、全然正常だと思いますのでご安心ください。
そして、周囲がゴルフ好きだった場合、周囲の性格を変えることはできないので、根本的な対処法はゴルフを辞めてしまうか会社を辞めてしまうかしかないのです。
4.ゴルフハラスメントの多い業界
結論、ゴルフハラスメントの多い業界は「建設業界」「住宅業界」「不動産業界」などの業態です。
もしも「会社辞めようかな・・・」と考えている人で、可能ならば付き合いゴルフを避けたい人は上記業界は避けるのが無難でしょう。
私はこれまで3社を経験しており、「建設」「自動車」「通信」の3業界を経験してきましたけど、営業寄りの職場ほど付き合いゴルフが盛んな傾向があると感じています。
また、上述の通り入る業界によっても付き合いゴルフの頻度は変わると思っていまして、私の場合は付き合いゴルフを強要されるような環境は新卒入社した建設業界の会社だけでした。
その後の2社はゴルフをやっている人は周囲に何人かいましたけど、ゴルフハラスメントなんてものは皆無でしたね。
上述の通り、ゴルフハラスメントがあるような会社はだいたい古い体質の会社であり、こういった会社は接待ゴルフが盛んな実態があります。
なお、私が過去に2018年まで在籍していた建設業界は、ゴルフ接待も多くて残業時間も多いような闇深い業界でした。
その闇深さの詳細については別途記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
-
【やばすぎ】建設業界はおかしい!業界で10年勤めた私が理由5つと業界の闇を解説
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5.ゴルフに強制参加させる会社を退職すべきか
会社を辞めるべきかはゴルハラの頻度と会社の魅力の見極めで判断しよう
結論、ゴルフを強制参加させる文化以外にどの程度不満があるのかによって退職判断したほうが良いと思います。
ゴルハラをされて嫌な気持ちは心底理解できますが、ゴルフは所詮アフター5の話でしかありません。
ですので、ゴルフはあくまで枝葉でしかなく、会社を辞めるべきか否かは今の会社が見切りをつけたほうが良い会社か否かで判断すべきでしょう。
会社自体が見切りをつけたほうが良いほど終わっている会社であり、さらに言うとゴルフを強制勧誘するような会社だから辞める。
こんな思考が大事だと思います。
それに対して、「ゴルフ勧誘が嫌だから辞める!」という思いが自分の中で優先度1位になってしまうと、この先辞め癖が付いてしまいかねません。
例えば、転職してきた中途入社者に転職理由を聞き、
ゴルフ勧誘がウザくて会社を辞めました
と言われたら、きっと私は「えっ。それが会社を辞める一番の理由なのか?」と思ってしまうでしょう。
ただし、付き合いゴルフの頻度によっては別の話です。
仮に月一回程度の頻度で嫌々ゴルフをさせられているのであれば、金銭的にもプライベートを犠牲にするという意味でも、充分辞めるに値すると思います。
とはいえ、繰り返しですけど会社を辞めるのか否かは根性論ばかりで終わってる社風なのか、尊敬できる人がいないのか否か、給料が将来的にも上がっていかないのか。
など、会社の成長性や社員の性質などの中身を冷静に分析し、見切りをつけたほうが良い会社なのかを判断することが大切です。
そして、結論から言うと見切りを付けたほうが良い会社の特徴はこんな感じ。
<見切りを付けたほうが良い会社の特徴>
- 自分一人しかできない仕事が多すぎる
- 何の戦略もなく根性論を押し付けてくる
- 若手も50代も同じような仕事をしている
- 尊敬できる先輩や上司がいない
- 自分の価値観と会社方針がかけ離れている
- 社員を使い捨てと考えるブラック企業
- 将来も給料が上がらない
- 優秀な人から辞めていく
- 職場の人間関係が悪い
- 人手不足で常に激務
- 休みが少なくたまにの休みも有給ではなく代休を強制される
- 評価基準が極めて不透明
そして、見切りをつけたほうが良い会社の特徴を見切りをつけた方がいい会社の特徴12選と在籍リスク【抜け出すための行動も】という記事でまとめておりますので、ゴルハラで会社を辞めるかお悩みの方は是非ともご覧ください。
会社自体に魅力がなくてゴルハラがあるならば転職しよう
結論、会社自体に魅力がないにも関わらずゴルハラでプライベートの犠牲を強要してくる会社で働いているならば転職したほうが良いと思います。
魅力のない会社では働いていて楽しくないですし、仕事に誇りを持つことも難しいでしょう。
もちろん、転職が成功する保証なんてどこにもありません。失敗してしまう可能性も当然あります。
けれど、会社に魅力がないにも関わらず、ゴルフまで強要してくる会社よりも状態が悪化する可能性は低いのではないでしょうか。
さらに、今の状態で長く働き続けていても仕事のモチベーションはなかなか上がらないと思うので、自分の能力も伸び悩んでいくことになります。
最悪のパターンはモチベーション低く仕事をし続けた結果、「本格的に辞めたい」と思った30代〜40代の時にどこからも必要とされなくなることです。
こうなると、今の会社にしがみつくしか手段はなくなり、厳しい人生が待ち受けると共に圧倒的な後悔をすることになるでしょう。
誰もがそんな最悪な未来は避けたいですよね。
ですので、そんな未来を避けてもっと楽しく仕事をしたい、スキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、本気になって転職活動をすべきだと思いますね。
そして、まずはリクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
また、若手向けには営業やIT系の転職では、ワークポートの評判が良いので、私がもしも20代に戻って転職活動をするならばワークポートも併用すると思います。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
<広告:おすすめの転職エージェント>
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- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
- ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ
転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
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そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
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ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。
また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。
こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
※一部プロモーションが含まれています
おわりに。
ということで、ゴルフハラスメントに苦しむ方向けの対処法に関するまとめ記事でした。
最近では多様な価値観を受け入れようとする世の中であるにも関わらず、ゴルフを強要するハラスメントが横行している会社は、古臭い会社であると言わざるを得ません。
実際、休日の会社ゴルフの頻繁な参加って家族から金銭的な意味でも時間的な意味でも反感を買いますからね。
そういった背景があるにも関わらず、休日も会社のメンバーとゴルフをするべし!というのはやはりちょっと今の時代には合っていないやり方な気はしますよね。
働く上で大事なのはストレスなく伸び伸びと働くことです。
本記事を参考に、ゴルハラからの解放やストレス軽減に繋げて頂ければ幸いです。
今回は以上です。