業界によって頻度の差はあれど、仕事での付き合いでゴルフをしている人や、ゴルフ始めない?と上司や同僚から誘われている人は多いのではないでしょうか。
結論、年代が上がれば上がるほど、いわゆるゴルフおじさんは多くなります。加えて、役職が上がれば上がるほどゴルフおじさん率も比例して高くなっていきます。
そのため、会社での付き合いゴルフは社内の人脈作りやキャリアアップに役立つメリットがあるわけです。
一方で、ゴルフに興味がないのに「飲み会の度に上司からゴルフの話をされる」「上司にゴルフを始めないかと誘われる」といったことで悩んでいる人も一定数いるのではないでしょうか。
実際、過去の私がいわゆるゴルフハラスメントとも呼べる環境で悩んだ末にゴルフを始めた一人でした。今はゴルフバックも塩漬け状態で実家に封印されているような状態ですけどね。
ということで今回は、過去の実体験をもとに付き合いゴルフのメリットやデメリットについて解説していきます。
本記事の内容
- 1.会社の仕事仲間と付き合いゴルフをするメリット3点
- 2.付き合いゴルフのデメリット3点
- 3.まずはゴルフをやってみて判断するのもアリ
1.会社の仕事仲間と付き合いゴルフをするメリット3点
結論、付き合いゴルフにはメリットがありますが、付き合いゴルフをしなければ出世できなかったり評価されないというわけではありません。
ということで、代表的なメリットについて解説します。
メリット①.社内の人脈が広がる
結論、ゴルフのラウンドを一緒に回ったメンバーとは、ラウンドが終わる頃にはそれなりに仲良くなることが多いです。
一言で「ゴルフ」と言っても、単にゴルフ場で一緒にプレーをするだけでなく、お昼を一緒に食べたり、終わった後の入浴を一緒にしたり、場合によっては往復の車を一緒に乗車したりするからです。
4人の組で18ラウンドを回りますと、だいたいプレーだけでも4〜5時間はかかります。それだけの時間を共に過ごし、プレー中にお酒を飲んだりすることもあるわけですから、人間関係は間違いなく深まると言えます。
社内の人脈が広がると、ちょっとした質問や相談が多方面にしやすくなるなど、仕事の生産性を上げられる点が付き合いゴルフのメリットと言えるでしょう。
メリット②.会社上層部に顔を覚えてもらえる
普段皆さんは部長や役員といった、いわゆる偉い人達と接する機会はありますか?
リーダークラスになると、多少は偉い人と接する機会も出てくるでしょうが、特に役職のない若手は会社上層部と接する機会はほとんどないでしょう。
そして、良くも悪くも会社上層部との関わりが生じるかもしれないのが付き合いゴルフです。
上述の通り、一緒にラウンドを回るとほぼ1日の時間を共に過ごすため、会社上層部の人から顔を覚えてもらえます。
その際、偉い人の成功体験や価値観を聞けるかもしれません。こういった経験はしたくとも中々機会に恵まれないことなので、願ってもない機会とも考えられます。
加えて、偉い人が雑談などであなたの話を周囲にしたとしましょう。結論、これだけでもあなたは社内で一目置かれる存在になります。
○○部の△△はXX役員に顔を覚えられているらしいぞ
というような感じで。
そうすると、周囲があなたを見る目も変わります。付き合いゴルフは、てっとり早く働きやすい環境を構築できる可能性を秘めているのです。
メリット③.上司との距離が縮まる
上述の通り、役職が上がっていくほど上司のゴルフ率は高くなります。
そのため、上司がゴルフ好きな場合、あなたがゴルフを始めたというだけでも、共通の話題ができますし、雑談もしやすくなるでしょう。
会社員で生きていくのであれば、同僚との関係はもとより、上司との関係性は極めて重要と言えます。
もちろん、共通の話題があるとしても周囲から認められる人間性がないといけないわけですが、共通の話題があるというのは上司と関係を構築するうえで大きなアドバンテージと言えます。
※関連記事として、同僚から好かれる人や嫌われる人の特徴については職場で好かれる人と嫌われる人の特徴!好かれる人の魅力と要因を徹底解説しますという記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
2.付き合いゴルフのデメリット3点
これまで付き合いゴルフのメリットを解説してきました。ただ、付き合いゴルフにはもちろんデメリットもあります。ということでここからは、デメリットについて解説していきます。
デメリット①.お金がかかる
結論、ゴルフはお金がかかります。私の体験談でいうとこんな感じで、辞めるまでの約2年で計50万くらい使いました。
<私がゴルフで使った費用内訳>
- ゴルフバック、クラブ、ウェアなどの初期投資:5万くらい(結構人から貰ったので抑えられているほうだと思われ)
- ゴルフレッスン代:1万/月
- ゴルフ場でのラウンド代:1.5〜2万/回
- ゴルフ場までのレンタカー+高速代:0.5〜1万/回
住んでいる場所や頻度によってもちろんかかる費用は変動するわけですが、月1回ラウンドに回るとしても2万くらいはかかるので、負担に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
デメリット②.プライベートの時間が削られる
今、若い人にゴルフをやらない人が多い最たる理由がこれかもしれません。
ズバリ、わざわざ貴重な休日のプライベート時間を削ってまで、なんで上司や同僚と過ごさねばならんのだ!苦痛すぎる!という理由です。実際私もこう思ってましたからね。気持ちはとっても良くわかります。
また、ゴルフ場は都市部から離れており、かつ最寄り駅から徒歩では移動できないような場所にあるため、私の場合ですとただでさえ乗り気でないところに、「レンタカーを借りること」「普段よりも早起きすること」が辛かったですね。
8時から開始 →4時起きとかしてましたからね。懐かしいものです。
デメリット③.家族関係に支障をきたす
これは既婚者に限った話であり、上述しているデメリットの結果なのですが、家庭を持っている会社員がゴルフに明け暮れていたとして、よほど理解のあるパートナーでない限り付き合いゴルフへの不満は高まっていくでしょう。
せっかくの休日にお金も時間も奪われるわけですからね。無理もありません。
実際、私の周りでも家族から反対されて付き合いゴルフを辞めたり、頻度を減らす人はしばしばいましたので、家族への理解は必須と言えるでしょうね。
この辺りは転職での「嫁ブロック」と通ずるものがあります。悪いことや影響が出る事柄ほど早めにパートナーに相談することがポイントでしょうね。
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3.まずはゴルフをやってみて判断するのもアリ
私は新卒に入社した会社で、ゴルフ大好きおじさんに囲まれて育ちました。その際に会社上層部の役員さんから
5回ラウンドしてもつまらないと思うなら辞めれば良い
と言われたので、アドバイス通り5回をこなした結果「続ける必要ないな」と思ってしまったのでその後スッパリと辞めちゃいました。
ちなみに、今思うと私が受けていたのは立派なゴルフハラスメントだと思うんですよね。
なお、ゴルフハラスメント体験談や対処法に関しては上司からのしつこいゴルフ勧誘はパワハラ?ゴルハラ経験者が対処法を3つ解説!という記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
ただ、私はゴルフというスポーツ自体を否定するつもりは全く無いんです。
例えば、ドライバーショットで芯に当たったときの感覚は最高ですよね。私はドライバーショットだけは得意でした。
※ちなみに、私はパターが絶望的に下手だったんですよね。自分では真面目にカップに身体を向けているつもりなのに、全然違う方向を向いていたり。
結果、ドライバーやアイアンはそこそこ打ててもパターで鬼のように叩きまくるので、スコアは150程度という下手クソでしたね。
もちろん、パターも練習すればマシになるのでしょうが、当時激務で疲れていた私には、そこまでの情熱をゴルフに捧ぐことができなかったですね。
ただ、これは私の場合の話です。付き合い云々関係なく、ゴルフ自体は歳を取ってもできるスポーツですので、金銭や時間に余裕があって家族の理解もあるのであれば、まずはやってみて判断するでも良い気がしますね。
おわりに。
ということで付き合いゴルフに関するまとめ記事でした。
これまでの経験上、建設業界や住宅・不動産業界はゴルフ好きが多い印象ですね。
ゴルフ文化で転職先を判断するのもどうなのかなと思いますけど、もし上記業界への転職を考えているのであれば、抑えておいて損はない情報なのかなと思いますね。
それでは今回はこの辺で。
That is all