転職の面接でどこにも受からない人必見。落ちる5つの原因を転職経験者が紹介!

2022年12月10日

転職活動を頑張っているけど内定を貰えない。内定を貰えないどころか、1次面接にすら合格できない。

 

面接で落ちてばかりいるので自分は世の中から求められていないのではないか。落ちこむ。。。

 

こんな悩みを抱えていませんか?

 

この気持ちは、私自身が32歳ではじめての転職活動時に味わいました。

 

当時は1次面接を4社連続で落ちましたので、「転職の内定っていったいどうやってもらえばいいの?」と思ったものです。

 

転職活動でなかなか受からない時期が続くと自信もなくなりますし、何よりも「どうしていいのかわからない」気持ちになっちゃうんですよね。

 

ただ、内定を獲得して転職した今にして思うと、面接で落ち続けた理由は内定をもらうための適切な対策ができてなかったの一言に尽きます。

 

本記事では、過去に私が経験した面接失敗経験と、その失敗を糧に内定を獲得までにやってきた対策などをまとめていきます。

 

本記事の内容

  • 1.転職の面接で受からない5つの原因
  • 2.人気企業で落ちるのはある意味当然
  • 3.転職成功者の平均応募社数
  • 4.私が面接で4社連続落ちから内定獲得までに取り組んだこと【体験談】

 

1.転職の面接で受からない5つの原因

 

前提として、以下の点はできていなければ高確率で面接に落ちますので必ず抑えておくようにしましょう。

 <面接する際に必ず抑えておくべきこと>

  • 清潔感を整える。ヨレヨレのシャツ、ひげの剃り残し、寝ぐせなどは厳禁
  • マナーを守る。コートは入室前に脱ぐ、ノックをしない、挨拶をしないなどは厳禁
  • 表情は明るく。必要以上に明るく振る舞う必要はないものの、どんよりした空気は減点材料
  • 感情的に反論したり、「でも」「だって」「どうせ」などのネガティブな言葉を使わない
  • 「残業が多い」「上司と合わない」などのネガティブな転職理由は言わない
  • 上から目線の態度で企業と接しない

 

そして、この前提をクリアしているけれど、なかなか受からない理由を後述していきます。

 

転職の面接でうまくいかない理由①.質問に対して回答になっていない

面接は大なり小なり緊張するもの。

 

そのため、舞い上がってしまい頭が真っ白になることもあるでしょうが、問に対して回答になっていない受け答えをしてしまうと100%落ちます

 

私自身、過去に面接で

 

当社の事業を伸ばすために、どのような取り組みをしたら良いと思いますか?

 

という質問を受けたことがあります。

 

私はその際、「御社の商品力は非常に高いです!」という趣旨の回答をしました。ただ、これって回答になっていないんですよね。

 

この場合、内容の質はともかく「キャンペーンを行う」「各部署で技術のスペシャリストを配置する」「週次で進捗を確認する」といった回答を相手は求めているわけです。

 

当然、面接官からすると

 

うーん。聞きたいのはそれじゃないんだよな・・・

 

と感じてしまいますので、マイナス評価になるわけです。

 

こうならないためには、相手の質問が5W1hのどれを指すのかを集中して聞き取ることが大事です。

 

日々の仕事の中でもこの点は訓練ができますので、働きながら転職活動している人は意識し続けるのをおススメします。

 

私はこれを意識してから2年ほど要しましたけど、質問に対して回答することができるようになってきました。

 

また、面接でガチガチに緊張してしまった結果質問に全然答えられなかったパターンもあるでしょう。

 

結論、これに関しては面接慣れする他ありません。

 

今現在緊張のせいで自分のパフォーマンスが発揮できていないと感じる場合、本命企業の応募を少し遅らせるほうが良いでしょう。

 

面接慣れは内定獲得のうえで超重要ですので戦略的に取り組んでいくことをおススメします。

 

転職の面接でうまくいかない理由②.話が長い

多くの場合、面接時間は30分~1時間程度と短めです。企業は応募者のことを色々と知りたいので話が短くテンポの良いコミュニケーションを求めています。

 

そんな中、一つ一つの質問に長々と喋ってしまうと、面接で企業が知りたかった情報が収集できません。

 

結論、「話が長い」って主観なんですけど、なぜ話が長くて不愉快に感じるかというと、なかなか質問に対して知りたい答えが返ってこないからなんですよね。

 

上述した「質問の回答ができない」という点は結果として話が長いという印象を招いてしまう可能性が高まります。

 

なお、話が長い人の特徴や対処法などについては話が長い人の心理と特徴5点。相手にするのが疲れる人への上手な対応方法とはという記事で詳しく解説しております。

 

人から「あなた話長いよね」と言われたことがある人は、それが面接でうまくいかない要因かもしれません。そんな方は是非ともご覧ください。

 

転職の面接でうまくいかない理由③.志望動機が不明確

志望動機が不明確であり、「どうして自社を応募してきたのかよくわからない」と面接官から思われた瞬間、間違いなく面接で落ちます。

 

私は過去に

 

あなたの話を聞いている限り、転職するよりも今の会社で成果を残すほうが良いんじゃないの?

 

と面接官からグサリとコメント頂いたことがあるのですが、この時はあっけなく面接翌日に不合格通知をもらいました

 

採用する企業の立場になってみると、「なんで会社に入りたいのかよくわからない」人を採用する気になんかなるわけないですよね。

 

つまり、言い換えると「なるほど。だからウチの会社に入りたいんだね!」という納得感を相手に伝えられるか否かが合格の別れ道になります

 

おススメの伝え方は、「行きたいと思っている業界」 → 「その業界の中でも御社のココに魅力を感じている」という順番で話をすること。

 

この伝え方をするためには、応募先特有の強みを自分なりに理解しておくことが必要になります。

 

そういった企業の強みを調べたうえで面接に臨むことで

 

こいつ結構調べてきたな。本気なんだろうな

 

という印象を企業側に持たせることができます。企業研究は妥協せずに取り組んでいきましょう。

 

なお、実際に転職活動をして何社か応募をしてみると、同時に面接をこなすのは3社が限界だったりします。

 

その理由は【結論3社まで】転職の同時進行は何社が適切?2度の転職経験者が経験談をシェアという記事で触れておりますので、是非ともご覧ください。

 

転職の面接でうまくいかない理由④.現状からただ逃げたいことが丸見え

転職するということは、少なからず現状の職場に不満はあるものです。

 

もちろん、それは企業側もわかっているので、あの手この手で「なぜ転職したいと思っているのか」を面接で聞き出してくるのです。

 

私の場合、新卒で入社した会社が建設業界のブラック企業。

 

正直、最初の転職活動時は「建設業界じゃなくて大手企業ならどこでもいい」と思っていたんですよね

 

その考えは転職活動にも表れていて、製造業・Sler・通信会社・製薬会社・コンサルファームなど、他種多様の業界に応募し、落ちては落ちてを繰り返すことになりました。

 

当然、応募先の企業に共通点もないですし、面接で語る志望動機も薄いことから、現状からただ逃げたいことが企業担当者から見透かされていました

 

上述の通り、私は過去に1次面接を4回連続で落ちたワケですが、3社目の面接官に

 

なんかフワッとしているんだよなぁ

 

と言われたのは今でも覚えています。

 

面接官が「なぜ転職したいのかよくわからない」と感じてしまったら、そりゃ落ちますよねって話です。

 

仮に本音ベースで「ただ逃げたいだけ」だったとしても、自分の中で「転職したら何をしたいのか」を形だけでも明確にして、応募する業界を絞ることは面接対策で極めて大事だと思います。

 

だからこそ、応募する業界の選択を失敗してしまうと転職失敗に直結してしまうので注意が必要です。

 

なお、転職しない方がいい業界については【2022年】ブラック企業経験者が転職しないほうがいい11業界と理由を解説という記事で解説しております。転職観が固まっていない方は是非とも参考にしてください。

 

転職の面接でうまくいかない理由⑤.嘘やごまかしが多い

結論、面接で嘘を付くとだいたい見透かされて落ちます。

 

そして、この状態に陥るのはだいたい自分の経歴に自信がない・もしくは隠したい経歴がある人でしょう。

 

転職して間もなくすぐに辞めてしまった。無職の期間があった。

 

これらに当てはまった場合、隠したい気持ちは十分理解できます。

 

ただ、嘘を付くと違和感が生じるのでバレなくても「なんか怪しい」と思われてしまう可能性は高いです。面接は信用が第一なので、バレなくても怪しいと思われた時点でほぼアウトなんですよね

 

そうであれば、なぜ隠したい経歴が生じてしまったのかを正直に伝えたほうが、相手の印象もまだ良いと思います。

 

嘘って何ごとにおいてもメリットはありません。嘘を付くことのデメリットは嘘を突き通すと罪悪感が半端じゃない。その理由を仕事で嘘を強要された私がシェアという記事で解説しております。是非ともご覧ください。

 

2.人気企業で落ちるのはある意味当然

 

私は過去の転職活動時、人気のある大手企業ばかりをひたすら応募していた結果面接に落ち続けることになりました。

 

面接に落ちると少なからず自分を否定されたような気持ちになるものですけど、過去の私のように人気企業を狙って落ち続ける場合は思い詰める必要なんてないと思います。

 

人気企業となると、1人だけの採用枠に数十人が応募することも珍しくありません

 

私は運よく人気企業に転職できたんですけど、直属の上司が「求人を出すと20人くらい一次面接することになる」と言っていましたからね。

 

仮に20人から1人受かるとして、内定をもらえる確率は5%です。むしろ、落ちるのが当然ってレベルの数値ですよね。

 

前提として、上述したように転職観が定まっていなかったり、企業研究が不十分であれば対策が必要ですけど、人気企業の合格ってかなり難しいので必要以上に気にする必要はないと思いますよ。

 

なお、自分でも合格できる可能性がある人気企業ってどういったところなんだろう?という疑問をお持ちの方は、転職エージェント大手のdodaが提供している合格診断サービスを受けると無料で参考情報が得られます。

 

あくまで参考情報にはなりますけど、無料ってところが良いですよね。

 

なお、私が実際にdoda合格診断を活用した体験談は【無料】doda合格診断の信頼性と評判は実際どうなの?【市場価値把握】という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。

 

3.転職成功者の平均応募社数

 

転職エージェント大手のdodaが公開している記事によると、転職成功者の平均応募社数は19.4%となっています。

 

上記の記事には以下の通り記述があります。

 

全体のうち、82.9%の人が2社以上の企業に応募していました。さらに47.8%の人の応募社数は11社以上で、転職成功者の多くが積極的に求人応募を行うことで、内定を手にしているという実態が明らかになりました。

 

ですので、数字上からは10社受けても内定が貰えない状況は「あるある」な状況とも言えます。

 

もちろん、面接で落ちてしまうとすごく落ち込む気持ちはわかります。

 

ですが、「みんな20社くらい受けているもの」と思って奮起しましょう

 

ちなみに、私は1回目の転職活動で27社受けてようやく内定を貰うことができました。

 

諦めたら終わり。継続は力なりです。正しい面接対策をして内定を獲得しましょう。

 

4.私が面接で4社連続落ちから内定獲得までに取り組んだこと【体験談】

 

結論、私は最初の転職活動で1次面接に4連続で落ちています。

 

そして、上述した転職活動でうまくいかない人の特徴である「質問の受け答えができていない」「話が長い」「志望動機が不明確」「現状から逃げたいだけ」といった点がすべて合致していました。

 

そりゃあ落ちますよねって話なんですけど、当時の私はそんな風に見られている自覚もありませんでした。

 

ただ、さすがに4社連続で落ちるとなると、

 

あれ?自分ってもしかして全然面接の受け答えができていないのかも・・・

 

と思うようになりました。

 

そこで、自分の言動を見直して、多くの情報をググったりして、今一度面接対策に向き合うことにしました。

 

マインドマップを書くことで自分の気持ちに気づけた

私の場合、当時勤めていた建設業界が辛かったので、そこから脱出できて待遇が落ちなければどこでも良いと思っていました。

 

いわば、完全に逃げの転職だったワケです。

 

ただ、面接に落ち続けて危機感を感じていたので、なぜ自分は建設業界から異業種に行きたいと思っているのかをひたすらノートに書きだし、マインドマップを作成してみました。

<マインドマップのイメージ:Wikiより引用>

 

ノートに気持ちを書いてみると、気持ちが可視化されたことに気づきました。

 

私の場合、建設業界を脱したい理由は「激務で精神的に辛い」ことが大きかったのは事実です。

 

ただ、どんな会社に転職したいかと言うと「技術力が高くて新たなソリューションを生み出すことができる会社」と感じていることに気づくことができました。

 

そこからは、フワッとしていた転職観が、なにかしっくりきたような感触に変わり、こんな感じで考えていたことに気づいたんです。

 

「今の会社は技術力が低い」→「だから新しいソリューションが生まれない」→「結果、何年も同じことをやっていた」→「ここに危機感を感じていた」

 

今までは建設業界の不満ばかりが自分の中でクローズアップされていましたけど、転職したい深層心理は「新しい取り組み」へのチャレンジだったワケです

 

そこに気づいてからは面接で結果が出始めたので、転職で結果を残すための自己分析の重要さが身にしみてわかった出来事でしたね。

 

なお、転職するまでは毎年同じような仕事ばかりしていたワケですが、こういった環境は今思うと自己成長を鈍化させると感じています。

 

転職理由と志望動機のPRを徹底的に練習した

自己分析を行った後は、なぜ落ちたのかを自分なりに分析してみました。

 

その結果、転職理由と志望動機がイマイチであることが原因だと思ったんです。

 

結論、転職しようと思っている時点で現職に何かしらの不満を持っていることは企業側もわかっています。

 

ただ、私の場合「何となく不満がある」「やりたいことは特にないけど年収アップしたい」といった曖昧な印象を与えていました。

 

きっと、「この人は何となく、今の仕事が嫌だから転職したいんだな。であれば、採用してもすぐに辞めてしまうかもしれないぞ」と思われていたでしょう。

 

その失敗を反省し、下記の流れで説明するようにしてからは面接で落ちることはありませんでした。

転職したい理由がある。だから、この業界に興味がある。その中でも、御社のココが素晴らしいと思った。だから御社のこの求人に応募した。私は●●の経験や能力があるので御社のこの求人で活躍できると思う。

 

会社への通勤途中、帰宅途中に転職理由や志望動機のプレゼンを繰り返し練習し、何度も何度も反復しました。

 

やはり、数は力なりです。自然とPR文が口から出てくるくらいにしていくと、面接時も面接官の表情を伺う余裕ができると思いますので、是非とも地道に毎日練習していきましょう。

 

おわりに。

ということで、面接になかなか受からない人向けのまとめ記事でした。

 

転職で受かるには、正しい面接対策を行う必要があります。

 

よく考えれば当たり前のことに思えますが、落ち続けている間は「何が原因で落ちているのか全くわからない」状態に陥りがちです。

 

本記事を参考にして頂き、内定獲得に近づきましょう。

 

今回は以上です。

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