【責任感なし】副業で本業をおろそかにする人が成功しない理由とは【自分に甘い】

2020年の9月に政府が発行する「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が改定されました。本文献によると、副業を希望する人は年々増えてきているらしいです。

背景には、現在進行系で進められている「働き方改革」が密接に関係していることでしょう。結果として、残業代が減少した人は多いでしょうし、今まで一定の残業代を前提として生活費をやりくりしていた人にとっては死活問題だと思います。

このような要因に加え、Youtubeなどの媒体で個人の副業に関して発信する人が増えてきたこともあってか、副業市場は賑わいを見せていると言えるでしょう。

一方で、副業はあくまで副業。副業によって本業がおろそかになってしまうと本末転倒ですよね。ですが、このような人は存在します。

過去、私が副業で本業をおろそかにしている人を見て感じたのは、「本業を頑張れない奴が副業で稼げるわけないだろ！」というちょっとした怒りです。

ということで今回は、これから副業を始める人、もしくは副業をやっている方向けに、副業は本業を頑張ってこそ成り立つという私見を書いていきます。

本記事の内容

１．本業をおろそかにしてしまう人が副業で失敗する3つの理由

結論、本業をおろそかにしている時点でプロとしての自覚がなく、仕事の責任感が低い人です。

こういった人達は実力がないうえに、総じて自分に甘く、自己研鑽もしないままに「楽して稼ぐことはできないだろうか」といった思考回路で副業に手を出すケースが多いでしょう。

ですが、「副業すれば脱サラできるのかも！」「副業すれば人生変わるのかも！」という甘い考えでうまくいく世界ではないと思います。

なぜならば、副業は完全に「個の力」で勝負していく必要があるから。

会社員であれば、個人の能力が最も重要である一方で、努めている会社ブランドによって社会的なステータスが左右されるという側面もあります。

ですが、副業になると会社の冠はほとんど関係ありません。個人の能力こそが成長に直結するのです。そのため、本業をおろそかにする人は副業という個人のフィールドでも失敗に至ってしまう場合が多いのではないでしょうか。

副業は本業と違って、基本的には誰からも指示を受けず、自分の意思で決めたことを継続していく必要があります。

前述の通り、本業をおろそかにしているビジネスマンは自分に甘いので、会社とは違って上司に指示されない環境ではきっとどこかで自分に甘えが出るでしょう。

その結果、副業も失敗に終わる場合が多いんじゃないかというのが私の見解です。

「副業」と聞くと「楽して儲ける」のように聞こえる人もいるでしょうが、いずれの副業を行うにしても軌道に乗るまでに必要な最低限の努力量は数百時間レベルで必要だと思います。

特に、副業を初めて間もない頃はいわゆる「後発組」のため、すぐには成果が出ないでしょう。早くとも数ヶ月は要するのではないでしょうか。また、先行組に追いつくためには、時間をかけつつ試行錯誤を重ねて自分の副業コンテンツを充実させていく「思考力」が要求されます。

そのため、くじけないメンタルの強さが必要ですし、結果が出ない理由を客観的に分析できる能力が必要です。

本業を頑張れない人は、そもそも実力がないので結果も伴ってこないでしょう。そして、結果が出ない理由の分析や対策も実行できずに、途中で挫折してしまう可能性が高いのではないでしょうか。

結論、副業で成功するための能力は本業＋自己啓発で取得するべきだと思います。

例えば、草野球のコーチや野球論を語るコンテンツより、あのスーパースター「大谷翔平」選手が野球論を語るコンテンツのほうが100万倍魅力的ですよね。

理由は、大谷選手に圧倒的な実力があるから。実力がある人のコンテンツには、実力者から「何かを得る」べくファンが付いてくる構図なのです。

話を自己啓発に戻します。2020年10月に公益財団法人日本生産性本部が発行した「第 3 回働く人の意識に関する調査」によると、自己啓発を行っている人は全体の15.9%であり、今後も行う予定のない人が55.5%とのことです。

※調査対象：20 歳以上のわが国の企業・団体に雇用されている者（雇用者=就業者から自営業者、家族従業者等を除いたもの）1,100 名。）

自己啓発しているビジネスマンはこんなに少ないんだなぁということがよくわかりますよね。

世の中が副業解禁になっていくのは大いに結構。ただ、副業で稼げる人は、ほんの一握りです。

世の中、「副業で稼げる」を餌にした怪しい商品は溢れかえっています。「本業」をおろそかにして「副業」を意識しすぎるよりも、これだけの人が自己啓発をしていないのだから、今自己啓発をしていないのであれば、副業をする前に、あえて自己啓発から始めることが副業成功への近道だと思うんです。

本業にストイックに向き合い、睡眠時間を含む自らの時間を削ってでも個の力を高めていく。

こういった人が副業でも成功するんだろうなと思うんですよね。

昨今のネット社会は恐ろしい。私は以前アメブロでブログを書いてきましたが、情報に疎い人をカモにするサービスの多いことに驚いたのは記憶に新しい出来事です。

少し想像するとわかりそうなものですが、社会に埋もれてうだつの上がらない人が始める副業ビジネスなんて、魅力なんて1ミクロンもないわけですよ。

よほどセンスがない限り、副業で簡単に稼げることなどないにも関わらず、”有能”な人達の甘美な誘いに乗ってしまい、安易な副業を始めるなんて恐ろしいことだと思いますので、この場を借りて注意喚起させて頂きましたと。

それよりも、本業を必死に頑張って成果にこだわってやり抜くこと。そのほうが確実に生涯年収はアップすると思います。

「人生100年時代」です。目先の小遣い稼ぎにとらわれず、自分の能力を伸ばすことが何より重要なのではないでしょうか。

それでは今回はこの辺で。

That is all