独身時代は自分の好きなようにお金を使えたものの、結婚してからはお小遣い制になったというのはよくある話ですよね。
相場は月3万円程度、家庭によっては月1万円というケースもあるようです。
もう少し、自分で使えるお金が増えると良いのになぁと悩む男性も多いのではないでしょうか。
本記事を書いている私はというと、家計を自分で管理しています。
そして、自主的に毎月の給与は家計に入れてお小遣い制にしておりますが、ボーナスは一定額を家計に入れ、残りを自分で貰うシステムにしています。
結論、頑張ったらある程度のインセンティブが自分に入ってくるようにしないと仕事のやる気も損なわれますし、ましてやどんなに頑張っても永久にお小遣い制なシステムは間違いなく夫をダメにします。
ということで今回は、、お小遣い制が抱えるリスクやデメリットを中心に解説していきます。
本記事の内容
- 1.お小遣い制は意味不明でありえない理由
- 2.お小遣い制を辞める効果
- 3.お小遣い制にしたほうが良い夫の特徴
1.お小遣い制は意味不明でありえない理由
2015年の少し前の記事ですが、マイナビニュースによると、諸外国の多くはお小遣い制度を用いておらず、それぞれが財布を持つケースが多いようです。
特に、日本人は皆と同じであることが美徳とされる傾向にあるので、「皆お小遣い制だから・・・」という同朝感からお小遣い制を問題視する意見が少ないのでしょう。
ここからは、お小遣い制のデメリットについて具体的に触れていきます。
理由その①.稼ぐことに対する貪欲さがなくなる
結論、妻に家計を任せて自分の持ち分をを完全にお小遣い制にしてしまうと、「年収を上げたい」「もっと稼いで家族を支えたい」などの意欲や家庭の大黒柱としての責任感が失われてしまいます。
お小遣い制で妻に家計を一任しているため、自分の月収がいくらなのか、支出はいくらなのか、収入が上がれば生活がどのように変化していくのか。
こういった問いに関して無関心になってしまうのです。
仕事で成功するためには、「自分で考える」姿勢が不可欠です。
けれど、日々の生活の中で何よりも重要と言っても過言ではない「お金」に関心がなくなってしまうのは、致命的と言えます。
これに対して、稼ぐ意欲があった場合は
あと5万円月収があれば「子供の習い事もできるようになる」「自分の趣味にもお金が回せる」
といったポジティブな意欲が湧いてきます。
稼ぐことに意欲が損なわれる最大のリスクは「仕事に対しての妥協癖」が付くことでしょう。
周囲から見たら明らかにイマイチな会社に勤めていたとしても、
どうせ一緒だから。仕事を頑張るのは大変だし、転職するのも面倒だし・・・
といった感じでうだつの上がらない生活にも繋がっていくのです。
逆に、稼ぐことに貪欲な男性はキャリアアップのための転職を何ら抵抗なく実行していきます。
その理由についてはなぜ優秀な人ほど見切りが早く突然会社を辞めるのか。連鎖退職経験者が理由を解説という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
理由その②.経験の機会損失を招く
例えば、「自己啓発でお金を使いたい」「新しい趣味に挑戦したい」などの意欲があったとしても、お小遣い制の夫は資金力の問題で行動に移せなくなる可能性があります。
趣味というのはストレス解消や新しい気付きが得られるなどの効果があります。
そのため、様々な経験をして引き出しを増やすことは、ビジネス上での雑談にも活かせるなどメリットにもなり得ます。
実際、同僚や上司との飲み会参加や休日ゴルフなど、会社によってはプライベートを削ることによって出世や評価に繋がる会社は、現実問題それなりにあるのも事実です。
ちなみに、私が過去在籍していた会社は役員が社内ゴルフ部を発足させ、配下の管理職は月1頻度で役員と休日ゴルフおよびその後の飲み会に勤しんでいましたよ。
このように、自分で使えるお金が少ないことによって行動が制限されるという点は、お小遣い制のデメリットでしょうね。
なお、趣味であり仕事上でも交流ツールとして活用される会社での付き合いゴルフのメリデメに関しては【社内人脈↑】仕事で付き合いゴルフするメリデメを3つ紹介【お金・時間↓】という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
理由その③.部下や後輩など、他人のためにお金が使えない
これは1社目の体験談なんですけど、過去に部長+数名で飲んでたんです。
会計のタイミングになった際に部長から「俺、お小遣い制だから割り勘で良いかな?」と言われたことがありました。
雰囲気的に部長から誘われて参加した飲み会でしたので、仕方ないと思いつつも、正直「部長なのに割り勘なのか・・・ちょっと多く出してくれると格好いいのに」と感じたシーンでしたね。
男たるもの、後輩や部下にはすべてご馳走せよ!とは言わないものの、多くお金を出す姿勢に男気が溢れます。
そのため、自分が後輩と飲んでいたならば、会計時に悠然と1万円を出して「少なくてすまんな。残りを皆で割ってくれ」くらいのコメントがしたいものです。
このように、他人のためにお金が使えないという点もお小遣い制のデメリットになります。
2.お小遣い制を辞める効果
年収アップに意欲が湧く
やっぱりですね、収入が増えることに喜びを感じられるって大事ですよ。
年収アップに貪欲になると、「転職して年収を上げたいな」とか「今の仕事を頑張って出世したいな」といった意欲に繋がりますからね。
そうした意欲が高まりますと、具体的に「年収を増やすにはどうしたら良いのかな?」といった感じで、向きな転職であったり、自己啓発だったりといった主体的な行動に繋がっていくでしょう。
ただし、年収アップに目が行くあまりに安易に稼ごうとしてしまうと、副業詐欺や意味のない自己啓発セミナーなどに引っかかってしまう可能性がありますので注意が必要です。
3.お小遣い制にしたほうが良い夫の特徴
これまで散々お小遣い制のデメリットを中心に触れてきましたけれど、「いやいや。私の夫にお金を預けてはいけないだろう」と思った方も多いことでしょう。
結論、逆にお小遣い制にしたほうが良い夫も存在することは事実でして、ここからはそういった夫の特徴について解説していきます。
お小遣い制にしたほうが良い夫の特徴①.ギャンブル好き
結論、ギャンブル好きの夫にお金を預けるのは家計にとって自殺行為に等しいです。
なぜならば、パチンコ・競馬・競輪・競艇などのギャンブルは胴元が儲かるような仕組みになっているから。
もちろん、パチプロのように一部のプロギャンブラーは存在するものの、期待値的に言うとほとんどの人は収支がマイナスになって然るべきなのです。
そのため、ギャンブル好きな夫にお金を渡すのはただひたすらお金を捨てる行為と言えますので、この場合は逆にお小遣い制にしたほうが良いでしょう。
お小遣い制にしたほうが良い夫の特徴②.渡せば渡すだけお金を使ってしまう夫
特にこれといった趣味もないけど、お金があればあるだけ浪費してしまう人にもお金を渡すのはリスキーです。
上述の通り、そのお金を新しい取り組みのために活用するならば良いのですが、対して使いもしない物品を無駄に買ってみたり、明らかに利用頻度の少ないことにお金を使ってしまう傾向があるならばお小遣い制にしてしまうのが無難です。
ただし、こういった夫は「お金を欲しい」欲求が強いので、あまりにお小遣い制で厳しく管理すると大きなストレスにもなりえるでしょう。
そのため、家計と相談しつつ少し無駄な出費と思いながらも少々割高なお小遣い制にするのが良い気がしますね。
おわりに。
ということで、お小遣い制のデメリットや弊害についてのまとめ記事でした。
努力をして昇進した時に、毎月自分で自由に使えるお金が増えるなら、仕事を頑張る直接的な原動力となりますよね。
夫が毎月使える金額が増えることで、部下や後輩に対して面倒見の良い人というイメージが構築できますし、交流の機会損失がないので仕事上の人脈を作ることができるようになります。
また、自己啓発に割く時間や機会が増えた結果、仕事上の能力向上だけでなく、人間としての魅力向上にもつながっていくでしょう。
夫の小遣い制を辞める、もしくは緩和させることで、自由に使える金額を増やす事には多くのメリットがありますし、夫の出世へと繋がっていくと思います。
夫の性格にもよりますが、妻の方は是非とも前向きに頂き、夫の方は本記事を妻に是非ご紹介くださいませ。
今回は以上です。