【未経験】仕事に慣れるまでの期間を過去30代で2回異業種転職した筆者が解説!

2021年11月7日

新しい職場に転職したものの、正直なところ仕事に全然慣れない。

 

仕事の進め方やルールも前の会社とは違うし、専門知識もないので未だに戸惑っている。

 

普通はどのくらいで仕事に慣れるものなんだろうか。もしかして、私は今の仕事に向いていないのかもしれない。転職失敗したかも。。

 

このようなことでお悩みの方は多いのではないでしょうか。

 

本記事を書いている私は、新卒で建設業界の会社で約10年程働き、30代で異業種経験を2回経験してきました。

 

そして、その経験から言うと仕事に慣れるまでの期間は新卒入社と中途入社や仕事の内容によって異なりますが、だいたい3ヶ月を目安にするのが良いということ。

 

ということで今回は、転職してから仕事に慣れるまでの期間について実体験を交えて解説していきます。

 

本記事の内容

  • 1.仕事に慣れるまでの期間とは
  • 2.30代で異業種転職してから慣れるまでの期間【体験談】
  • 3.転職後のストレスがピークになる期間
  • 4.新しい職場に早く慣れる3つの方法【異業種・未経験】

 

1.仕事に慣れるまでの期間とは

 

結論から言いますと、仕事に慣れるまでの期間は人によって大きく異なります。そして、その要素はこんな感じ。

 <仕事の慣れを左右する要素>

  • 新卒か転職か
  • 社員か契約社員か
  • 定型業務か非定型業務か
  • 転職の場合、転職先は同じ業界か異業種か
  • 転職の場合、同じ職種か未経験の職種か など

 

一番仕事に慣れるまでに時間がかかるのは、新入社員です。

 

これは当たり前といえば当たり前で、新入社員は社会人経験そのものが0だからです

 

転職してきた中途入社組は前の会社で社会人としてビジネスマナーや仕事経験があるので、過去の経験を新しい職場でも応用できるシーンも多いでしょう。

 

ただ、新卒入社の場合はそうではありませんので、空っぽの状態から仕事を覚えていく必要があります。

 

結果、当然ですが慣れるまでに時間はかかります。

 

そして、転職の中では未経験職種や異業種転職など、やはり未経験な事柄が多ければ多いほど慣れるまでに時間を要するでしょう。

 

新卒入社した人が仕事に慣れるまでの目安は半年

結論、経験上新卒入社した人が仕事に慣れるまでは1ヶ月〜半年くらいが目安です。

 

なお、期間の数え方については新人研修期間を除いて考えたほうが良いでしょう。

 

そして、新卒でも担当する職種によって慣れるまでの期間は異なりますが、その期間を大きく左右するのは配属部署の忙しさ度合いです。

 

例えば、私の場合は配属されたものの1〜2ヶ月ほど放置されていたので、慣れるまでに半年くらいかかりました

 

これに対して、新人育成のスケジュールが明確であり、OJT体制が整っている場合はもっと早く仕事に慣れていける可能性が高いでしょう。

 

ただ、この期間はあくまで目安です。

 

例えば、コンサルファームのような対人折衝力やビジネススキームの構築経験が問われる仕事では、慣れるには1年以上かかることもあるでしょう。

 

ですので、一般的に自分の仕事の難易度がどの程度高いかを把握したうえで慣れるまでの目安を考えたほうが良いと思いますね。

 

なお、私が経験した新人が放置される事案については新入社員が放置される?経験者が放置の原因とおすすめの対処法を紹介しますという記事で原因や対処法を解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。

 

転職で新しい職場に慣れるまでの期間は3カ月が目安

結論、新しい職場に転職してから慣れるまでの期間は3ヶ月が目安です。

 

上述の通り、慣れるまでの期間は転職先の仕事内容や経歴によって異なるので、厳密に言えば1ヶ月で慣れるという人もいれば、3ヶ月、半年という人もいます。

 

ですので、3ヶ月経って仕事に慣れていなかったとしても「私は駄目な人間だ・・・」と落ち込む必要はないと思いますね。

 

2.30代で異業種転職してから慣れるまでの期間【体験談】

 

私の場合30代で異業種転職をしましたが、3ヶ月くらい経つとある程度仕事の進め方に慣れてきて半年くらい経つとだいぶ慣れてきた実感を持つことができました。

 

職場に馴染めると仕事にも慣れていると感じる

結論、仕事の慣れって言葉自体が実は曖昧です。

 

実際仕事をしてみると、10年同じ会社で働いていようが、1ヶ月目だろうが「この仕事、どうやってやったらいいんだろう・・・」というシーンにしばしば出くわしたりするものです。

 

そこで差が出るのが、職場に相談できる相手がいるかいないかでしょう。

 

結論、大きな仕事になるほど自分だけでなく他人を巻き込んで取り組む必要があります。

 

そのため、自分が仕事内容を理解していることと同じくらい、チームメンバーとの人間関係が大事になります。

 

仮に、自分がわからなかったとしても、相談できる人がチームにいさえすれば仕事で困ることは少ないです。

 

逆に、仕事を相談できずに自分一人で抱え込んでしまうと仕事は思うように進んでいきません

 

そして、私自身転職して仕事に慣れていないと感じる時期を思い返してみると、そう感じるのは新しい職場での人間関係構築が十分にできていない時期でした。

 

けれど、仕事をしてから3ヶ月くらい経つと、なんとなく職場の人間関係もできてきて、質問しやすくなったり相談がしやすくなったりしたと思っています。

 

人間関係が構築できてからは、「慣れていない」と感じることは少なくなりましたね。

 

そんな経験から感じるのは、仕事で周囲に相談するのは極めて大事だと言うことです。

 

詳細については【仕事遅い】仕事で上司や同僚に相談しない人が損する3つの理由【残業多い】という記事で解説しております。こちらも是非ご覧ください。

 

転職先の会社事情によって仕事に慣れるまでの期間は左右される

結論、私の経験上新しい職場で働いてから「慣れてきたな」と感じた期間はこんな感じ。

 <仕事に慣れるまでの期間:実体験>

  • 1社目 :6ヶ月
  • 2社目 :3〜4ヶ月
  • 3社目 :2〜3ヶ月

 

私の場合、1社目も2社目も割りと放置され気味でした。

 

2社目では、配属した月の翌月に大きなイベントが控えていた関係で、通常業務を後回しにして私はイベント対応に注力することになりました。

 

けれど、転職先の職場で業務説明をさほど受けることなくイベント対応ばかりやっていたので、通常業務に入ったのは入社してから約2ヶ月が経過してからでした。

 

そのため、3ヶ月が転職してからの慣れで一つの目安とされますけど、3ヶ月では「慣れた」と感じるシーンは少なかったですね。

 

このように、転職先が抱える業務事情によっても仕事に慣れるまでの期間は左右されると思いますね。

 

3.転職後のストレスがピークになる期間

 

最初の1ヶ月はストレスがピーク

結論、転職してから最初の一ヶ月は相当なストレスがかかります。そして、具体的なストレス要因はというとこんな感じ。

 <転職してから1ヶ月に間にかかるストレス要因>

  • 人間関係構築から始まるので、最初は信用されていない
  • 仕事の進め方がこれまでと全然違う
  • 仕事の相談を誰にしたら良いかわからない
  • 共有資料など、その保存場所がわからない
  • 転職先の社内システムが使いづらい
  • 転職先の専門用語がわからない
  • イメージしていた仕事とは少し違っていた など

 

私の実体験で言いますと、転職先の上司が厳しくて否定から入る上司でした。

 

そのため、転職してからの最初の1ヶ月くらいは本当に会社を辞めたくて仕方なかったですし、こんな辛い思いをするくらいなら前の会社に戻りたいとすら思ったものです

 

転職する前は評価もされていて、裁量も持たせてもらっていたのに・・・もっと自由に仕事をさせて欲しい・・・

 

といった感じで。

 

今思えば、このストレスがあったからこそ今の自分があるし、同じ境遇で転職してきた人に自分のような辛い思いをさせないように接することができるので良かったと思っていますが、当時は本当に辛かったです

 

こうした経験を経て大事だと思うのは、こういったストレスは転職すると必ず自らに降りかかると思っておくことです。

 

加えて、転職先に期待しすぎないことも大事です。

 

私は、はじめての転職で大手企業への転職を決めた際に「しっかりとした組織体制」「働きやすい環境」「マニュアルなどの体制が整った環境」をイメージしていました。

 

ただ、いざ大手企業へ転職してみると毎日バタバタで走りながら仕事をこなすような形でした。

 

だからこそ、そのギャップによるストレスに苦しんだワケですが、2回目の転職では「どうせ内情はバタバタしているんだろうな」と思っていたので、さほどストレスを感じることなく仕事に入ることができました

 

結論、転職すると「今まで抱えていた不満が解消され、きっと全てが良くなる」と期待しているほどこのストレスは大きくなります。

 

繰り返しになりますが、転職先に過度な期待はせず「転職してしばらくはストレスは溜まるもの」と達観した心持ちで仕事に臨むと大きなストレスを感じることもないでしょう。

 

なお、私自身は経験がありませんが、出戻り転職をして後悔してしまった人は何人か知っています。

 

そういう意味では、転職に失敗したからと言って安易に出戻り転職するのはリスクだと思っていまして、その詳細は【後悔】転職したけど前の会社に戻りたいと思っているあなたへ伝えたいことという記事で解説しております。

 

興味があればこちらも是非ともご覧ください。

 

3ヶ月乗り越えると、会社を辞めたい気持ちは軽減される傾向あり

上述の通り、転職をして間もない頃はストレスが大きいので、会社を辞めたいと思う人は多いです。

 

リクナビネクストのコラムでは、新しい職場に馴染めなくて辞めたいと思う人の調査結果がこのように書かれています。

 

ある調査によると、転職経験者で新しい職場に馴染めなくて辞めたいと思ったことがある人は全体の6割いますが、その半数が、3ヶ月で辞めたいという気持ちが解消されたという結果でした。

 

この結果から、転職して最初の頃はストレスが大きく、3ヶ月くらい経てば辞めたいと思う人は半減するようです。

 

やはり、3ヶ月くらい経つと仕事のやり方や人間関係も少しづつわかってくるという点が大きいのではないでしょうか。

 

ちなみに、実際転職した当初はストレスがとってもかかるのは事実です。

 

このストレスについては転職のストレスが半端じゃない!転職経験者が6つの要因と対処法を解説しますという記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

4.新しい職場に早く慣れる3つの方法【異業種・未経験】

 

結論、新しい職場での仕事に早く慣れる人はだいたい優秀な人です。

 

そして、優秀な人は往々にして受け身ではなくて主体性を備えています

 

また、主体的に行動することに加えて、自分のこれまでの経験を活かしながらも転職先の社風に自分を合わせられる柔軟性を持ち合わせているのも特徴の一つです。

 

極論、GoogleやAmazonでトップレベルに活躍していた人だとしても、中小企業で活躍できるとは限りません。

 

これまでの自分の経歴は絶対!という姿勢で臨んでいくと、村社会に優秀な人材が潰されてしまうこともあるでしょう。

 

そのうえで、経験上新しい職場に早く慣れてしまう人の特徴はこんな感じ。

 <新しい職場に早く慣れる人の特徴>

  • わからないなりに手を挙げてやってみる
  • プライドを持たず、わからないことを周囲にどんどん質問できる
  • 前職や前の職場のやり方に固執しない

 

では、1つずつ解説します。

 

方法①.わからないなりに手を挙げてやってみる

結論、これは新卒だろうが中途だろうが共通した話で、わからないけど行動してみる姿勢があると仕事に早く慣れます。

 

それに対して、上司から指示されないと行動できない人はなかなか仕事に慣れることができません。

 

なぜならば、指示待ちの姿勢な人は周囲から「もっと仕事してくれよ」と悪印象を抱かれているからです。

 

仕事をする上で、人間関係って大切ですよね。

 

新入社員の頃は社会人経験が0なので指示待ちなのも仕方ないと周囲も思う場合が多いでしょう。

 

ただ、中途の入社の場合は基本的に即戦力を期待されているワケですので、指示待ちの姿勢な人が入ってくると周囲は

 

なんだ。あの中途入社の人は言われたことしかやらないじゃないか

 

といった感じで、期待外れだと思われてしまいます。

 

結果、上司や同僚から評価もされにくいですし、その分職場に馴染むのに時間がかかってしまいます

 

職場に馴染めないと、アドバイスを貰ったりすることも少ないですし、質問も周囲にしにくいでしょう。

 

そして、何より経験値が積めません。

 

子供の頃の勉強で、親から言われて勉強しても覚えられなかったのと一緒で、仕事で言われたことばかりやっていてもなかなか慣れていくことは難しいワケです。

 

このように、指示待ちの姿勢はデメリットが大きくて、その詳細については仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事でまとめております。興味があればこちらも是非ご覧ください。

 

それに対して、「私は正直何もわからないんですけど、この仕事をやらせてください」と手を挙げてみる姿勢のある人はどんどん自分事として仕事を吸収していきます。

 

もちろん、手を挙げたとしても未経験の仕事なのであれば順調にこなせるはずがありません。

 

けれど、仕事に早く慣れる人は自分の頭で考える」→「質問する」→「理解する」→「最終的には周囲に頼る」のサイクルが実行できます。

 

このように、自分で行動して考えることのできる人は吸収が早いですし、周囲も「あの人は頑張っている」とポジティブに評価してくれます。

 

周囲の評価があると、助けてくれたりするシーンも増えますので、結果的に仕事に慣れるのも早くなるという理屈です。

 

方法②.わからないことを周囲にどんどん質問できる

結論、どんなに前職で評価されていようが転職してしまうとリセットされます。

 

同業種ならば専門知識を生かすことができるでしょうけど、異業種や未経験転職の場合、業界知識や専門知識はほとんどないに等しくなります。

 

そして、同業種であっても転職先の仕事ルールなどは0ベースから始まります。

 

どんな人であっても、最初は何もわからないことから始まります。

 

そうした状況の中で、早く仕事を覚えていくには、「わからない自分を認めて、周囲にどんどん質問できるか」がポイントになります。

 

たまに、プライドが高すぎて周囲に質問することを躊躇ってしまう人がいますが、結論これは良くありません。

 

実力があるならば、遅かれ早かれ周囲から「あの人優秀だぞ・・・」と思われるワケなので、そのプライドは余計なプライドなのです。

 

方法③.前職や前の職場のやり方に固執しない

結論、自分の中で仕事スタイルを持ちつつ、仕事のやり方を転職先に合わせられる人は早く仕事に慣れていきます。

 

それに対して、「前職では・・・」という枕詞を多発する人がいますけど、これはあまり良くないです。

 

なぜならば、あなたが今働いているのは現職だから。

 

大事なのは自分が活躍しつつチームの皆にも良い相乗効果を生むことなのです

 

「前職では」という言葉をよく発してしまう人は、前職の仕事の価値観に固執している証でもあります。

 

他社で働いていた経験をもとに意見を求められたりした場合は別ですが、まずは転職先で活躍している人の仕事ぶりを見て取り入れる意識が大切だと思いますね。

 

そして、経験上前職の仕事スタイルにこだわってしまう人は体育会系の会社で勤めていた人が圧倒的に多いです。

 

私自身、新卒から体育会系の会社で約10年働いてきたので、前職の泥臭い仕事スタイルが沁みついています。

 

徹夜してでも仕事を終わらせろ!って姿勢は皆持っていましたし、こうした根性論が常識であるかのような指導も受けてきました。

 

そんな会社に長く働いていると、自分の価値観=世の中の価値観だと思い込んでしまうのも無理はないでしょう。

 

なお、このように自分の常識を世の中の常識として押し付ける人は、仕事で早く慣れることもないですし、活躍することもないでしょう。

 

その理由については【そんなの普通】職場で自分の常識や価値観を押し付ける人の特徴4つと対処法とはという記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

おわりに。

ということで、仕事に慣れるまでの期間と、早く慣れるための方法に関するまとめ記事でした。

 

転職先に飛び込んで、はじめから完璧にこなせる人はほとんどいません。

 

ですので、「最初はうまくできないのが当たり前。どんどん質問しよう」というメンタルは大事だと思います。

 

ただ、相手に質問するということは少なからず相手の時間も奪っているのも事実です。

 

そのため、人に教えてもらったことを吸収し、いかに人の時間を無駄にしないかという意識が大事だと思います。

 

繰り返しになりますけど、就職や転職先の仕事で「マジでわからん・・・」という気持ちになるのは誰もが通る道です。

 

そこで心折れることなく、これは誰もが通る道なのだと理解して少しづつ前進していきましょう。

 

今回は以上です。

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