自分の会社はレベルが低い。仕事のできる人が少ないから張り合いがないし、いつも自分ばかり仕事を振られてしまうので不満に感じている。
こんな不満を抱えていたり、張り合いのない職場にウンザリしてはいませんか?
本記事を書いている私はレベルの低い会社に新卒入社し、結果的に約10年勤めました。
その後30代で異業種転職を2回して今に至るわけなのですが、一社目を辞める最後の3〜4年くらいは「この会社、人材レベル低いな・・・」と思っていたものです。
レベルの低い職場で働いていると、その低レベルな環境に染まっていくのと同時に、周囲の仕事ぶりにイライラしたりします。
結論から言うと、成長意欲のある人はレベルの低い職場には見切りをつけ、上を目指して転職することをおススメします。
なぜならば、レベルの低い職場にはレベルの低い人材が集まっており、その根本原因は会社自体に魅力がないからです。
今回はそういった実体験を踏まえ、会社の人材レベルが低いと感じる場合の考え方や対処法、なぜレベルの低い会社で働き続けるのがリスキーなのか等を解説していきます。
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本記事の内容
- 1.人材レベルの低い職場や会社の特徴7選【辞めたい気持ちは当然】
- 2.レベルが低い職場のストレス要因5つ
- 3.会社の人材レベルが低くなってしまう原因とは
- 4.レベルの低い会社で働き続けるリスクとは
- 5.周囲を見下す性格の人は注意が必要【レベルが低い、それは勘違いかも】
- 6.レベルの低い会社から転職した体験談
1.人材レベルが低い職場や会社の特徴7選【辞めたい気持ちは当然】
レベルが低い会社や職場の特徴①.目的意識が低い
結論、仕事において何よりも大事なことは仕事の目的を理解することなんですよね。
ビジネスマンは、毎日細かい作業から大きな作業まで数多くの仕事をこなしているものですけど、その一つ一つには「何のためにその仕事をするのか」という目的があるわけです。
例えば、商品のプレゼン資料作成一つとっても、社内勉強会であれば社内のメンバーに商品のセールスポイントを伝えることが目的ですが、お客様向けであれば「売る」ことが目的となります。
このように、目的が異なれば資料の内容や伝えるべき内容も変わってくるのは当然のことです。
けれど、レベルの低い職場では目的意識が低いので、どんな場面でも同じようなプレゼン資料が出来上がることになります。
当然、仕事において重要なことである目的を抑えていないわけなので、プレゼンを受ける側からすると「響かない」結果となってしまうでしょう。
そして経験上、レベルの低い職場では「なんとなく言われたことをやる」という人が多いです。
その結果、単純に言われたことを繰り返してトンチンカンなアウトプットになった結果仕事のやり直しが発生し、残業が増えてしまうという悪循環に陥っていた人は1社目では結構いたものです。
やっぱりですね。目的を理解するって大事ですよ。
その重要性については【目的の理解】部下に自分で考えて仕事させるための方法とその効果とは?という記事で、仕事を指示する上司目線で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
レベルが低い会社や職場の特徴②.毎年同じような仕事をしている
結論、毎年毎年同じような仕事ばかりをしている場合、ビジネスマンとしてなかなか成長できません。
私が新卒で入社した会社では周囲の同僚を見渡した際に、20代の若手も50代と同じような仕事をしているような環境だったんですけど、今振り返るとその環境って結構ヤバいと思うんですよね。
ロールプレイングゲームをやったことある方は想像してみてください。
自分のレベルが上がれば上がるほど次のレベルに到達するにはたくさんの経験値が必要になりますよね。
そして、それはリアルの仕事でも同じ話なわけです。
ですので、20代の頃に慣れてしまっている難易度の仕事を30代になっても40代になってもやり続けるような職場では、当然自分のレベルもそのうち頭打ちになります。
職場全体のレベルが上がっていかないため、結果として会社全体のレベルが低くなるわけですね。
結論、こういった会社は長く居続けても成長はできないので、勤めるメリットはほとんどないと思ったほうが良いでしょう。
レベルが低い会社や職場の特徴③.指示待ちの人が多い
これは上述した「目的を理解していない」という話とも関連してくるんですけど、人材レベルの低い会社は指示待ち人間が多いです。
というのも、仕事をするにあたり目的が理解できていないと「次に何をすれば良いのか」がわからないんですよね。
その結果、主体性があろうがなかろうが結果として指示待ち人間になってしまうわけです。
そして、目的意識もなく指示待ちの人間が年功序列で管理職になってしまうと見当違いの指示、部下への丸投げなどによって部下は最悪な思いをするでしょう。
また、仕事の難易度が低いので、指示待ちをしていれば仕事ができてしまう場合もあるでしょう。
結論、指示待ちでも仕事ができてしまう場合は、頭を使うことがないので成長が難しいです。
このように、仕事のレベルが低いと、結果としてレベルの低い人材を生み出していくことになります。
なお、指示待ち人間の特徴については仕事で言われたことしかできない人の特徴3選と指示待ち部下を持った体験談という記事で詳しく解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
レベルが低い会社や職場の特徴④.感情的な人が多い
結論、レベルの低い会社では論理的に物事を考えられず、感情的に判断してしまう人が多いです。
感情的になってしまう人の特徴はというとこんな感じ。
<感情的になる人の特徴>
- 長時間部下を説教する
- 自分の思い通りにならないと機嫌を損ねる・怒鳴る
- 感情を抑えられずに顔や態度に出す
- その場の感情で物事を判断するため、言っていることがコロコロ変わる など
人間である以上感情論である程度物事が決まってしまう場合もあるのは事実ですが、基本的には仕事で感情を抑えられない人は幼稚であり仕事のできない人だと言えます。
そして、ロジカルでなく感情で物事を判断してしまう上司のもとで働くと、言うことがその時々でころころ変わってしまうのでストレスがものすごく溜まります。
こういった人が職場で一人だけでなく複数思い浮かぶようであれば、あなたの職場は末期なのかもしれません。
なお、感情的に部下を詰めてしまうような上司が現在進行系でいる場合は、対処法を【辞めるべきか】部下を詰める上司の特徴5選と仕事で詰められた際の対処法を解説という記事で解説しております。
こちらも是非ご覧ください。
レベルが低い会社や職場の特徴⑤.給料が安い
もちろんお金が全てではないのですが、基本的には給料の高い会社は人気があるので優秀な人材が集まりやすいです。
逆に言うと、給料の安い会社にはレベルの低い人材が集まりやすいということになります。
給料が安いだけでも採用面で不利なのに、「残業が多い」「人間関係が悪い」「仕事内容がキツい」などの悪条件が重なると社員も定着しないので、いつまで経っても良い人材が増えていきません。
給料が安くて人材レベルの低い会社にブラック企業が多いのもそういった理由からなのでしょう。
なお、私の会社もブラック企業なのでは?と思う方はブラック企業から転職しよう!ブラック企業出身者があるある9事例を紹介という記事でブラック企業の特徴を解説しております。こちらもぜひご覧ください。
レベルが低い会社や職場の特徴⑥.考えないで仕事をするので無駄が多い
皆さんも、仕事で一度は「この仕事っていったい何のためにやっているの?」と感じた経験はあるのではないでしょうか。
無駄な会議、誰も読んでいない回覧物、何のためにやっているのかわからない書類への押印、会議開催自体が目的となっているような定例会議など。
結論、「この作業って無駄なんじゃないか?」と疑問に思う感覚って結構重要であり、優秀であることの証でもあります。
一方、レベルの低い職場ではこういった疑問も持たず「今までやっていたから」という理由だけで考えずに仕事をする習性があります。
このような職場に改善提案をしても、「今までやってきたんだからいいじゃん」と言われ、なかなか必要性を理解してもらえないでしょう。
無駄を減らせば残業も減って効率化できるのに、「今までのやり方を変えるのがめんどくさい」という理由で変わらない職場はレベルが低い典型的な例と言えるでしょう。
こういった職場では、優秀な人からの提言を潰してしまう環境だと言えるでしょう。
レベルが低い会社や職場の特徴⑦.一部の優秀な社員に仕事が偏る
結論、レベルの低い職場でも優秀な人材がいるケースは多いです。
そして、レベルの低い職場では優秀な人材に極端に仕事が偏る可能性が高いでしょう。
なぜならば、レベルの低い職場では話が通じずトンチンカンな人が多いからです。
職場でレベルの低い人が多いあまりに、本来は管理職が行うはずの仕事も「とりあえずあいつに任せておくか」といった感じで仕事を丸投げされる光景は1社目で結構目にしたものです。
そんな形で扱われた結果、優秀な人が突然他社に転職してしまい、残された人達が路頭に迷うのはレベルの低い会社の特徴と言えます。
優秀な人って突然会社を辞めてしまうように見えて、実は知らないところで会社に見切りをつけているんですよね。
その事象についてはなぜ優秀な人ほど突然会社を辞めるのか。この現象が至極当たり前な理由を解説という記事で詳しく触れております。興味があれば是非ともご覧ください。
また、大なり小なり優秀な人は周囲から頼られているものですけど、その依存度が大きければ大きいほど優秀な人の退職をきっかけとした退職の連鎖が起こりやすいです。
実際、私自身過去にエース社員の退職をきっかけとした連鎖退職の経験がありますけど、この時は結構周囲もネガティブだったものです。
そんな連鎖退職の経験談や連鎖退職が起こるような職場の特徴などは【経験談】中堅社員やエース社員が辞めることによる退職連鎖の理由と対処法とはという記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
2.レベルが低い職場のストレス要因5つ
結論、レベルの低い職場で働くストレス要因はこんな感じ。
<レベルの低い職場で働くストレス要因>
- 自分で行動しない人達が多く、自分が動かなければ物事が進まない
- 今の仕事に慣れきっているため、新しい取り組みを始める気概がない
- 向上心のない人が多く、慣れ合った風習が癇に障る
- 慣習で続けている、何の目的なのかわからない無駄な会議が多い
- 能力のない上司が多く、納得いく判断をしてくれない
- 職場改善の提案をしてもまともに取り合ってくれない
- 成果を出そうと頑張る人は職場で浮いてしまう
- 仕事は適当なのに、飲み会だけはやたらと積極的
- 愚痴をこぼすが、行動に起こさない人が多い など
総じて、レベルの低い職場ではイケてる人が少なく、「他人事」「向上心のなさ」が傾向として色濃いです。
そんな環境の中でマジメに働こうとしていると、「仕事の当たり前基準」が違い過ぎるので毎日仕事をするたびにストレスを抱えることになります。
当然、職場の雰囲気やレベルの低さに伴うストレスが悩みの種になり、仕事を終えてからも悶々としてしまうなど、マジメで前向きな人ほど高ストレスになる構図です。
前向きな気持ちで仕事に臨めるうちは良いですが、人間のモチベーションは落ちるときもあります。
そんな時、ふと
私、こんな職場でどうして頑張っているんだろう
と思うのも無理はないでしょう。
そう思ってしまった時に、やりがちな失敗例は上司のマネジメントや会社の方針を面と向かって批判してしまうことです。
批判を言いたい気持ちはわかります。そして、それは事実なのかもしれません。
ただし、大前提人間は感情で動く生き物です。評価だって、人間がするものですから完全ではありません。
上司に一度でも楯突いて批判してしまうと、その記憶は上司の中に残り続けます。
半沢直樹のような出来事は、あくまでドラマの中の世界です。実際には、上司と部下には明確な力関係があり、それを覆すことは不可能です。
そのため、楯突いた上司が重要人物であればあるほど、その会社で出世する道は閉ざされると言っても過言ではないでしょう。
私自身、過去に
このクソ上司!
と思ったことは何度もあります。ですので、文句を言いたい人の気持ちはわかるつもりです。
ただ、感情的に上司を責めても遺恨を残すだけで、メリットは皆無なんです。
けれど、部下は上司を選べません。上司と働くのが耐えられない人は、まずは人事異動を模索することがおススメです。
ただ、人事異動も実際問題困難な場合が多いので、それも難しければ会社を見限って転職しても良いでしょう。
3.会社の人材レベルが低くなってしまう原因とは
根本原因は会社の事業に魅力がないこと
結論、会社のレベルが低くなってしまう原因はこんな感じ。
<会社のレベルが低くなる原因>
- 優秀な人材を採用できないから
- 職場環境が悪いので社員がすぐ辞めてしまうから
- 仕事の質が低い、面白みがないなどの理由で社員がスキルアップできないから
- 管理職のマネジメントが機能していないから
- 社員の教育体制が整っていないから など
根本原因としては、優秀な人材をそもそも確保できないという点でしょう。
もちろん、社員が辞めないように社員にとっての魅力を上げていくことも会社経営上大事なのでしょうが、そもそも論として会社の事業内容に魅力がなければ優秀な人材を採用することができないですよね。
やっぱりですね。その会社の事業をホームページなどで見た時に
おっ。この会社の事業はなんだか面白そうだな・・・
と思えることって結構大事ですよ。
自分の会社はレベルが低い・・・と思う方は是非とも客観的に自社の事業が従業員目線で魅力ある事業なのかを今一度考えてみてください。
そして、その結果「全然面白くない」という結果なのであれば、この先も優秀な人材は増えていかない可能性が高いと言えるでしょう。
レベルの低い職場には優秀な人が定着しない
上述の通り、会社のレベルを低くさせる要因は働く人のレベルが低いからです。
どんな会社にも優秀な人材はいるものですけど、そういった人ほどフットワークが軽いので、
この職場ってレベルが低いな・・・
と思ったらすぐさま転職してしまうケースもしばしばあります。
レベルの低い職場がレベルアップするには優秀な人材が不可欠なわけですけど、優秀な人材ほど定着しないので、結論から言うと状況を改善するのはかなり厳しいです。
そして、レベルの低い人材の特徴はというと結論こんな感じ。
<レベルの低い人材の特徴>
- 結論から話ができない
- 話が長くて何が言いたいのかわからない
- ネガティブで否定から入る
- プライドが高く、失敗を受け入れられない
- 向上心がない
- 責任感がなくて自分事で物事を考えられない
- 指示を受けないと仕事ができない
- 相手目線で考えられない
- 自分に自信がない など
色々とポイントはあるんですけど、「責任感がなくて自分事として物事を考えられない」って点はかなり重要だと思います。
何かミスをしたときに、何かのせいにすると失敗を失敗と認識できません。
結果、同じミスを繰り返す原因にもなりますし、そうなると周囲からの信頼はいつになっても獲得することができないでしょう。
それどころか、自分の失敗を正当化して誰かのせいにして相手を否定したりする場合は最悪のケースだと言えます。
そういった人達が多い職場って正直魅力を感じませんし、何より仕事が楽しくありませんよね。
なお、相手を否定してしまう人の特徴や末路については【上司・同僚・夫婦】否定から入るうざい人の心理・特徴と対処法5つを徹底解説!という記事で詳しく解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
4.レベルの低い会社で働き続けるリスクとは
結論、周囲のレベルが低いと感じる職場は自分にとって新たな発見がほとんどない環境です。
レベルが低い会社で働き続けると、周囲から「仕事ができる人」として見られやすい点はメリットの一つです。
ただ、そんなことは「今の会社で働いている時限定」のメリットです。
そのメリットよりも、新たな発見がほとんどないデメリットのほうが圧倒的に大きいと言えます。
私自身、転職したら「明らかに自分よりも能力のある人が多い職場」だった実体験があります。
その経験を踏まえると、レベルの低い会社で働き続けるのは結構リスクが高いと感じており、理由はこんな感じ。
その理由はというとこんな感じ。
<レベルの低い会社で働き続けるリスク>
- 自分が一番と思ってしまい、現状に満足してしまう
- 仕事ができない人達に対して不満を感じ、性格が卑屈になる
- 仕事の意欲が低い同僚に囲まれることで仕事へのモチベーションが下がる
- 尊敬できる人がいないため、仕事で成長ができない など
正直なところ、私は1社目を退職する直前は周囲のことを「馬鹿ばかり」くらいに思っていました。
ただ、その後転職をして分かったのは「いかに自分が井の中の蛙」だったかということ。
人間の精神状態の考え方として、心理学で有名な3分類があります。
コンフォートゾーン:心理的な不安がなく居心地の良い状態
ラーニングゾーン:適度な緊張感がある状態
パニックゾーン:不安や強いストレスを感じる状態
私は、転職する前は完全にコンフォートゾーンで仕事をしていました。
同じような仕事を毎日繰り返し、頭を悩ます「未経験」の仕事はほとんどない状態。だいたいの仕事は経験していたので、
マズい。どうしたら良いのか全然わからない・・・
といったシーンはほとんどありませんでした。
ただ、異業種へ転職すると自分の専門スキルや経験はほとんど通用せず、パニックゾーンやラーニングゾーンで仕事をする機会が増えました。
自分だけの知識と経験で解決できない仕事が増え、だからこそ必死に学んで仕事の悩みを解決していく。そうすることで、自分がビジネスマンとして成長したことを実感できました。
そんな経験をしてきたからこそ、レベルが低くて新しい仕事を経験できない職場で働くことにはリスクを感じます。
仕事に慣れると、ストレスがなくて快適な毎日を過ごせるのは事実です。実際、人間は人生の90%をコンゴートゾーンで過ごしているという説もあります。
ただ、断言しますけど仕事ではコンフォートゾーンの環境に長期間甘んじてしまうと、ビジネスマンとしての成長は止まります。
筋肉が筋線維を破壊して強くなるのと同じ原理で、人間が成長するには適度なストレスが不可欠なのです。
実力がなければ、会社で成果を出すのも難しいでしょうし、何より会社を辞めたいと思った時に他社から欲しいと思われるような人材になれないでしょう。
そのため、どんな会社でも通用できるような人材になりたいと思う人は、レベルの低い会社を見限って転職したほうが良いと思います。
繰り返しですけど、自己成長のためには上司や先輩に尊敬できる人がいて、「自分なんてまだまだ」と思えるハングリーな環境が必須だからです。
今後もレベルの低い職場で過ごしていく場合、以下のような未来へ近づいていくでしょう。
・30代、40代と歳を重ねていくが、スキルは一向に身に付かない
・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない
・社内で声の大きさは上がっていくが、自分の価値は下がっていく
・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない
・仕事にモチベーションを感じられず、人間関係も希薄になっていく
・仕事ができるつもりに思えるが、他社では全く通用しない
・情報だけは手に入るが、変わろうとしない
そんな未来を防ぐにはレベルの高い優良企業への転職実績が豊富な転職エージェントを活用することが重要です。
レベルの高い会社は世の中それなりの数がありますが、当然入社難易度は上がっていきます。
簡単に合格できるような会社ではないからこそ、レベルの高い求人を多く抱える大手の転職エージェントを活用するのが良いと思います。
そして、数あるエージェントの中でも私が実際に利用した印象からリクルートエージェントやdodaをオススメします。
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なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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5.周囲を見下す性格の人は注意が必要【レベルが低い、それは勘違いかも】
ここまでレベルの低い会社で働き続けるリスクを解説してきました。
本当にレベルの低い職場なのであれば転職するのが良いわけですけど、レベルの低い職場の中で、自分は周囲よりも優れているのか?という点を客観的に判断することが重要です。
プライドの高い若手に多いんですけど、自己評価が異常に高いにも関わらず、周囲からは評価されない人っていますよね。
こういった人たちは、トラブルメーカーであることも多いですし、自己評価と周囲の評価のギャップが大きいので、転職しても失敗に終わる可能性が高いでしょう。
特に、転職を考えた場合は人間関係が完全にリセットされてしまう点に注意が必要です。
既に職場の文化が出来上がった環境に自分が順応する必要があるにも関わらず、プライドの高い人は「なぜ私が周囲に合わせなければならないのか」と言った感じで環境の変化に順応できない人も多いです。
そうなると、転職してから職場の同僚に嫌われてしまい、苦労してしまう可能性が高いでしょう。
結論、人間謙虚さを忘れてはいけないよって話ですね。
なお、このように自己評価が異常に高い人たちは往々にして職場の問題児となります。
その特徴については【新人がヤバい】職場を壊す危険なモンスター新入社員の特徴7つと対処法という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
6.レベルの低い会社から転職した体験談
私は32歳の頃、新卒で入社したレベルが低い会社から転職しました。
毎年毎年同じような仕事をこなし、20代も50代も同じような仕事をしていました。
年々増加する業務負荷、顧客からの恫喝交じりの電話、代わりがいない職場環境、相談の相手のいないようなレベルの低さ。
こういった点に耐えかねて、当時の私は逃げるように異業種転職をしたわけです。
転職したら周囲のレベルが高すぎた
結論、転職前は周囲のことをレベルが低いと下に見ていた私ですが、転職したら逆に周囲のレベルが高くて苦しみました。
異業種転職だから専門用語がわからない。という次元の話じゃなくて、思考回路や頭の回転が違いすぎて、
ちょっと今のところもう一回解説してくれ・・・
と思ったことは何度もありました。
ですので、転職当初は正直「こんなはずじゃなかった・・・」というストレスを感じたのも事実です。
ただ、今となってはあの辛い時期で踏ん張って頑張ったことが自分を成長させてくれたとも思っていますし、何よりも自分にとって良かったのは「この人凄い」と思える人が転職してできたことです。
やっぱり人間って何かを追いかけないと成長していかないんですよね。
私は上述の通り1社目では完全に周囲を見下していたんですけど、転職して環境が変わったことでそういった慢心もなくなりました。
周囲に尊敬できる人がいれば仕事で相談することも増えますし、尊敬できる人とのコミュニケーションによって自分自身成長することができたと思っています。
なお、私は1社目在籍時はほとんど周囲に相談しなかったんですけど、今考えると報連相ができないのは結構リスクだとも思っています。
その理由については【仕事遅い】仕事で上司や同僚に相談しない人が損する3つの理由【残業多い】という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
レベルの低い会社から転職して良かったと感じること
そして、最初の転職をしてから2年で再度の転職をしたんですけど、2回目は完全にキャリアアップを狙った転職でした。
結論、これも決断して良かったと思っていて、新卒入社した会社と今を比べて改善した点はこんな感じ。
<転職して改善した9つの項目>
- 年収がUPした
- 労働時間が減り、家族との時間が増えた
- 自分の時間が増えた
- 休みが増えた
- 尊敬できる人との出会いが増えた
- 新しい価値を生み出す経験ができた
- 仕事が楽しいという感覚が得られた
- 柔軟な働き方ができるようになった
- 自己成長を遂げたいという意識が高まった
正直、1社目で働いているときは会社を変えるだけで環境がこんなに変わるなんて思っていませんでした。
けれど、私の例は決して珍しいものではないと思いますし、しっかりと正しい準備をすれば高い確率で環境を改善させることができるのが転職のメリットと言えます。
ちなみに、私が転職して良かったと感じる理由や転職活動で不安に感じていたことなどについては30代で異業種転職を2回した私が転職して良かった9点を解説【行動が大事】という記事で解説しております。これから転職活動を検討する方は是非ともご覧ください。
面接で転職の理由を「周りのレベルが低いから」と言うのはNG
過去の私のように、転職したい理由の一つに「周囲のレベルが低い」がある人は多いでしょう。
ただ、面接での転職理由でこれを述べるのは絶対に辞めておきましょう。
なぜならば、面接官はあなたの職場レベルを知らないからです。
あなた自身は周囲がどれほどレベルが低いのかを身を持って理解していますが、面接官はそれがわかりません。
そのため、「周囲のレベルが低い」と面接で述べてしまうと「この人は随分と上から目線だな」とか「自分が一番と思っている傲慢な人物なのかな」といった感じで、悪い印象を面接官に抱かせてしまう可能性があるでしょう。
やはり、企業としては協調性があって定着してくれる人材を欲するものです。
周囲のレベルが低いという本音は、現職の愚痴を言っているように解釈されてしまう可能性がありますので、その本音を踏まえつつ、面接ではキャリアアップのための転職であることをポジティブな言葉で伝えると良いでしょう。
レベルの低い会社を辞めたいと思う気持ちは当然
結論、「レベルの低い会社を辞めたい」と感じている場合、時間が経ってもレベルが上がることはほとんどありません。
そして、会社のレベルが低い原因はシンプルに「会社の事業に魅力がないから」であり、今の会社に居続ける限り解決するのは困難となります。
私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
また、若手向けには営業やIT系の転職では、ワークポートの評判が良いので、私がもしも20代に戻って転職活動をするならばワークポートも併用すると思います。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
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- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
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転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
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こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
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おわりに。
ということで、レベルの低い会社の特徴とそんな会社に在籍し続けることのリスクに関するまとめ記事でした。
結論、周囲のレベルが低く見えてしまった時点で自分の成長速度は確実に鈍化します。
そういったぬるま湯で過ごすのは居心地が良いかもしれませんが、実は会社のいいように使われているのかもしれません。
レベルの低い会社って、ブラックな職場である可能性は高いと言えます。
その場合、従業員は不遇を受けている状態ですので、転職することで「早く帰る」「ストレスからの解放」「柔軟な働き方」「年収アップ」などが実現できる可能性は高いでしょう。
今回は以上です。