【必見】面接の合格・不合格フラグとは。2度の異業種転職経験者が事例を5つ紹介

2021年4月26日

転職活動や就職活動の面接後は結果が気になるものですよね。

 

面接は終わっているためあとはただ待つしかないわけですが、合否の連絡が来るまでの待ち時間は気持ちが落ちつかないものです。

 

その後、面接中の会話から落ち度がなかったか振り返ったり「合格している可能性はどの程度なのか」と合格フラグを探して落ち着かない人も多いことでしょう。

 

転職エージェントdodaでは、合格フラグ・お祈りフラグ、面接官のサインが知りたいという内容でこれらのフラグをまとめていますが、過去2回の転職活動経験からしますと合っている内容もあればそうでない内容もあると思っています。

 

そこで、今回は過去30代で異業種転職を2回経験し、面接で合格と不合格を幾度も重ねた私が面接の合格・不合格それぞれのフラグやサインを紹介します。

 

本記事の内容

  • 1.転職面接の合格フラグ5選
  • 2.転職面接で落ちる不合格フラグ4選
  • 3. 合格・不合格どちらとも取れないフラグ4選
  • 4.最強の合格フラグは面接官がどれだけ納得感を示しているのかに尽きる

 

1.転職面接の合格フラグ5選

 

合格フラグ①.入社を想定したコメントを面接官からもらう

経験上、このサインがあった場合の合格率は100%でしたので、こちらは激アツフラグだと思います。

 

私の体験談では、下記のようなコメントを頂きました。

 

弊社の利益率が高いのは、一人一人が幅広くタスクを行い、泥臭く頑張っているから。ゆうざんさんも、もしご縁があって弊社に入社することがあれば、どこかのタイミングでこの言葉の意味がわかるんじゃないかなと思います。

 

ゆうざんさんの持っているスキルは、職務経歴書の内容や面接の応対で発するコメントから、弊社メンバーの中で比較しても高い水準になると思っています。資格もあり、さらに業界経験もあるので大丈夫かなと思っています。

 

こういったコメントの背景には、採用したいと感じた候補者に対して、候補者が思っている会社の印象と実態でミスマッチが起きないように会社側が寄り添う姿勢があると思われます。

 

また、このように激熱のフラグをもらう場合、面接官が自分のコメントに大きくうなずくなどのリアクションが伴っているケースが多いです。

 

私自身そうなんですけど、少しうなずくならともかく大きくうなずくのは心から同意するときだけです。

 

面接官が自分のコメントに同意した結果、入社を想定したコメントが面接官からあった場合、非常に好印象を与えている可能性が高いので自信を持ちましょう。

 

合格フラグ②.面接官から会社や部署の課題についてコメントを受ける

落とす人に対して、わざわざ会社の課題=内情を伝える必要はありませんので、面接官が会社の課題についてコメントしている場合は高評価であることの裏返しだと思われます。

 

こちらも実体験に基づくコメント例です。

 

・最近の中途社員を見ていると、面接時に感じた威勢の良さがなく、良くも悪くも染まってしまったのかと感じることが多いです。他の会社で培ったマインドを持って転職するということが重要だと思いますね。

 

合格フラグ③.面接官が共感してくれる

結論、面接合格のポイントは面接官に対して「なるほどね。だからあなたは転職して我が社を志望しているんですね」と面接官に思わせることです。

 

例えば、「非常によくわかりました」とか「とても理解できました」といった感じで”非常に”とか”すごく”とか”とても”といったワードが頭についてくると合格フラグの可能性が高いです。

 

なぜならば、これらのワードは面接官自身が共感していなければなかなか出てこないフレーズだからです。

 

あとは、「定着して働いてくれるのか」「活躍できそうなのか」などの観点で合否が左右されます。

 

よって、面接中に何よりも重要なことは面接官が自分の転職理由などの発言に対して、「納得感を得られているか」です。

 

人間、納得していれば発言、表情、仕草などに大なり小なり現れます。

 

面接官の反応こそが最大の合格フラグになりますので、不安に思う際は面接官の反応を振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

合格フラグ④.素直に評価してもらえた

面接がうまく進んでいくと、面接官から「能力は高いですね」だったり「私はあなたを評価してます」といった感じで、評価のコメントを得られるケースがあります。

 

私は転職面接において2回ほど上記のコメントを頂いたことがあるんですけど、そのケースでは2回共に合格することができましたので、これに関しては信頼できる合格フラグだと思いますね。

 

特に、「あなたの能力や専門性は今の部署の中でも高い」といった感じで、高評価の基準が自部署のメンバーだった場合、面接官はすでにあなたを採用したイメージを持って発言しています

 

そのため、能力評価を自部署基準で得られた場合は非常に好感触と言ってよいでしょう。

 

合格フラグ⑤.給料が下がるけど大丈夫?と聞かれた

結論、この質問をされたときは嫌味を言われているようにも聞こえるかもしれませんが、だいたいの場合は「あなたのような優秀な人がウチを選んでくれるの?」という意味で質問をしています。

 

そのため、面接が良い雰囲気で進む中でこの質問が来るならば合格フラグの可能性が高いです。

 

なお、注意しないといけないのはこの質問をしてくる面接官自身が自社のレベルを低いと思っている可能性があることです。

 

そして、もしも社員のレベルが本当に低いのであれば、入社は慎重になる必要があるでしょう。

 

その理由についてはレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

2.転職面接で落ちる不合格フラグ4選

 

不合格フラグ①.転職観を否定される

これは前述の合格フラグ③の逆説です。面接官に自分の転職観を否定された場合は、多くの場合不合格フラグとなります。

 

私は過去、面接において以下のようなコメントをもらった結果、見事に砕け散った経験があります。

 

・なぜ転職したいのかわからない。ゆうざんさんはもうちょっと現職で頑張ったほうが良いんじゃない?

・ゆうざんさんは転職軸が定まっていないんじゃない?

 

などです。

 

このように、転職軸や転職観について否定的なコメントをされた場合は厳しい結果が待ち受けている可能性が高いと言えます。

 

なお、私は過去にぶっつけ本番で面接に臨んだ結果、面接官に説教されるという貴重な経験をしたことがあります。もちろん、このケースは完全なる不合格フラグで、検討の余地なく面接翌日に不合格通知を受けました。

 

不合格フラグ②.面接官の反応が薄い

質問の回答に対して反応が薄い場合は不合格フラグの可能性があります。

 

皆さんも「相手の言いたいことがよくわからない」場合の相槌は控え目なトーンになってしまいますよね?

 

これは面接も同様です。

 

面接官があなたに興味を持った場合は、反応が大きいですし、興味を持てない場合は反応が小さくなるものです。

 

このような理由から、面接官の反応が薄い場合は、合格の見込みが低いかもしれません。実際、私が面接で落ちた体験談を振り返っても、落ちた面接では相手の反応が薄かったものです。

 

こうなってしまう要因は、「自分の能力や経験が先方の需要にマッチしなかった」「説明がわかりにくかった」などの要因があると思います。

 

いずれにしてもアピール不足が一つの要因ではあるのですが、特に後者の場合は今後の面接でも同様の理由で不合格になってしまう可能性が高いので対策必須と言えます。

 

面接対策は一言でまとめるのが難しいですが、絶対に意識しておいたほうが良いのが結論から話をすること。面接時間は30分~1時間と短いので、その間に自分の経歴をアピールする必要があります。

 

とにかく、口下手でも結論から話さえすれば要点は伝わると思いますので、これは徹底しておくようにすると良いでしょう。

 

なお、結論ファーストに関しては結論から話せると仕事が楽しい!結論ファーストの人が評価される理由とはという記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

不合格フラグ③.自分のアピールしたい話題に及ばなかった

これは、企業の採用したい人材と応募者の長所が合致しなかった場合に起こりやすいケースです。

 

皆さんはそれぞれ、面接で是非伝えたい「自分の長所」があるはず。ですが、その長所は企業が欲しい人材の特徴ではないかもしれません。

 

例えば、営業でトップセールスだったA君が大企業の企画職に応募していて、企業は、関連各部署との調整をうまく行える「組織を跨いだ合意形成力」を重視しているとしましょう。

 

この場合、企業からするとA君の「営業力」は魅力的ではなく、結果としてA君の経歴の最大の長所がこの求人では生かされないのです。

 

このような理由から、自分のアピールしたい話題に話が及ばなかった場合は合格の見込みが低いかもしれません。

 

不合格フラグ④.「ご縁がありましたら」と言われる

結論、ご縁がありましたらは不合格フラグです。

 

私自身、このセリフを言われたことが何回かありますけど、その面接はすべて落ちました。

 

そして、ご縁がありましたらって意味合いが理解し辛いんですよね。

 

受け方によっては採用したいとも聞こえるし、不合格であることを遠回しに言っているようにも聞こえます。

 

もちろん、面接官も人間なので不意にこのセリフを言ってしまった可能性はあるんですけど、面接中にこの言葉が出てきたのであれば経験上不合格フラグとなります。

 

3.合格・不合格どちらとも取れないフラグ4選

①.面接時間が長い/短い

よく、面接時間が長いことは企業が応募者のことをよく知りたい結果なので、合格フラグだ!と言われますが、これは半分正解で半分間違えです。

 

確かに、企業が応募者のことをよく知りたい場合は質問が多くなるでしょう。

 

一方で、時間が長くなる要因は質問が多いことに加えて、候補者の話が長いという要因もあります。

 

面接は応募者7、企業3くらいの割合で会話をしています。単に「話が長い」結果、面接時間が長くなった場合は、むしろ不合格フラグです。

 

私は1時間の予定だった面接が30分で終了し、合格を頂いた経験があることからも、一概に面接が長時間/短時間だったからといってフラグにはならないと思います。

 

②.エレベーターで見送りされる

これはよく不合格フラグとして挙げられることですが、経験上全く関係ないと思います。

 

事実、私はエレベーターで見送りされて合格したことも不合格だったことも両方あります。

 

ですので、エレベーターでの見送りはあまり気にしなくて良いと思います。

 

③.次回選考の具体的な日程について案内されない

こちらも合否にはあまり関係ないと思います。

 

面接でよくあるのが「1週間 or 2週間を目安にご連絡します」というテンプレ回答でしょう。

 

「なるべく早く連絡します」という早く合格を伝えてキープしたい意図が伝わる表現ではなく、テンプレ回答だと不合格フラグのようにも思えますが、私はこのテンプレ回答でも合格したことがあります。

 

例えば大企業ですと面接を次のステップに進めるための社内手続きが煩雑だったりするので、少なくとも大企業を応募したときのテンプレ回答は不合格フラグとは限らないと思います。

 

④.いい雰囲気だった

一般的に、「いい雰囲気だった」「面接官と話が盛り上がった」ことを好感触と捉える傾向があると思いますが、これはどちらとも取れないと言えます。

 

ありがちなのが、自分が一方的に言いたいことを言って満足しており、相手の心には響いていないパターンです。また、面接官が応募者に気を使って喋りやすい雰囲気を作ってくれている場合も多いでしょう。

 

そのため、雰囲気が良かったことは合格フラグとは一概に言い切れないです。もちろん、素直に評価された結果が「いい雰囲気」なのであれば、それは合格フラグと言えるでしょう。

 

結論、ケースバイケースということです。

 

4.最強の合格フラグは面接官がどれだけ納得感を示しているのかに尽きる

色々と面接のフラグについて書いてきたわけですが、大前提として言えるのは面接のフラグは「結果」でしかないということです。

 

経験上、結論ファーストで端的にコメントをしつつ、

 

・なぜ転職するのですか?

・当社に転職して何をしたいのですか?

・あなたは当社で長期間働き、活躍できる人材なのですか?

 

という面接官の疑問が解消されるような受け答えができたのであれば、面接官は「うんうん」と頷いているでしょうし、「なるほどね」とか「よくわかりました」とか、コメントにも表れていると思うんですよね。

 

つまるところ、面接のフラグを知るよりも、受け答えをいかにスムーズに行えるのかにフォーカスしたほうが良いってことですね。

 

加えて大事なのは相手の立場に立って面接に臨むこと。一次面接であれば直属の上司に当たる人が面接官になることが多いので、現場で「この人は活躍できそうな人なのか」が見られます。

 

最終面接では、面接官は経営陣になる場合が多いので、「自社の理念に共感しているのか」「どれだけ自社に長く働いて貢献してくれるのか」あたりが見られるでしょう。

 

そのため、面接で自分をアピールするに当たり、相手が何を知りたいのかを意識して発言できると、よりよい結果に結びつくのではないでしょうか。

 

この、相手の立場になって物事を考えるというスキルって、深堀すると本当に奥が深くてビジネスマンにとって永遠のテーマですよね。

 

これについてはビジネスでは相手の立場に立って考えられると最強だが実践するのが難しい理由という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。

 

おわりに。

これまで合格フラグと不合格フラグについて解説して参りましたが、他に念頭に置くべき前提条件は「他の候補者との兼ね合い」であることです。

 

ほかの応募者との兼ね合いや会社としての考え方が反映された結果、面接の合否が決まるのです。

 

例えば、面接結果が遅くて不安を感じたりもするかもしれませんけど、企業側にも事情があったりするので焦りは禁物です。

 

よって、たとえ面接の印象が良かったとしても、ほかの応募者のほうがより条件に合致している場合は不合格になる場合もありますし、逆も然りです。

 

面接官が見せるフラグやサインは必ずしも合否に直結するわけではないことを念頭に置き、朗報を待つことにしましょう。

 

今回は以上です。

© 2024 ゆうざんワーク-Yuzan Work- Powered by AFFINGER5