【前に進もう】前の会社が憎いあなたへ伝えたい5つのこと【入社を反省しよう】

2022年4月16日

前の会社を辞めて一息ついた。けれど、日が経つにつれて「やっぱりあの会社おかしいよな」という苛立ちや憎しみがこみ上げてくる。

 

色々とひどい目にあってきたので前の会社を社会的に抹殺してやりたい。

 

または、今の会社がひどすぎるので、この会社を潰してやりたい。

 

こんな気持ちになっていませんか?

 

きっと、本記事を読んでいるあなたは前の会社もしくは今の会社で理不尽な辛い思いをしてきたのでしょう。

 

ただ、結論から言いますと会社を恨んだ感情に支配されるのはあなたのためにはなりません。

 

本記事を書いている私は、会社から不正を強要されて自尊心をひどく傷つけられた過去があります。

 

会社で働いて10年が経過した頃にこのような仕打ちを受けて、愛着も少しあった当時の私は会社をとても憎みました。

 

ただ、結果的にそんな職場から転職してフラットな目線で当時を振り返ることができる今では「あの時は会社を憎んだけれど、今となっては貴重な経験をさせてもらった」とも思えるようになりました。

 

ということで今回は、そんな経験を持つ私が現職や前の会社を恨み復讐まで考えてしまうことのデメリットやリスクを中心に解説していきます。

 

本記事の内容

  • 1.憎い会社への入社を決めたのは自分である事実を受け入れるのが大事
  • 2.会社へ恨みがある時におすすめの思考法
  • 3.復讐目的の行動は残された同僚への裏切り行為
  • 4.明らかにおかしな行為は内部告発すべし
  • 5.結論、転職することが一番の復讐です

 

1.憎い会社への入社を決めたのは自分である事実を受け入れるのが大事

 

自己責任の考えが前向きな行動に繋がる

私自身、上述の通り会社から割とひどい仕打ちを受けたので、大前提として会社を恨む気持ちはすごくわかるんですよね。

 

けれど、ズバっと言わせてもらうとそんな会社への入社を決めてしまったのは他の誰でもなくて自分自身なんです

 

仮にブラック企業に入社してしまった場合、

 

なんだこの会社は。ブラック企業よ。ふざけるなよ!

 

と誰もが思うことでしょう。

 

入社に際して、色々な人に相談をして、場合によっては誰かに入社を後押ししてもらったりおススメされたのかもしれません。

 

ただ、繰り返しですけど最終的に「この会社に入社する」と決めたのは、他でもない自分自身のはず。

 

そう。結果的にあなたが選んだ会社が結果的にブラック企業だったのであれば、「自分の見る目がなかった。。。」と心底反省して失敗を繰り返さないように受け入れるべきなんです

 

人によっては、会社に利用されて退職を余儀なくされたのに自己都合の退職にされて退職金が少なくなるとか、パワハラで精神がおかしくなったとか、許せない気持ちを抱える人もいると思います。

 

そんな人たちの境遇を想像すると、私も怒りがこみ上げてきます。そして、そんな会社を憎む気持ちはとても共感できるんです。

 

ただ、結論そんな会社は腐っています。

 

そして、腐ったミカンが伝染するのと同じ理屈で、腐った会社にこだわっていると自分自身も腐ってしまいかねません

 

俯瞰して考えると、「この先何年も腐った会社で働くかもしれなかった未来」がなくなることは実はメリットだったりすると思います。

 

なかなか難しいことだと思いますけど、自己責任で物事を考え、客観的に自分の境遇を考えられると前向きなアクションに繋がってくると思います。

 

過去にこだわっていてもメリットは少ない

結論、過去にこだわっていても自分自身に得はありません。

 

仮に、憎い会社に復讐できたとします。

 

その結果、会社の社会的信用がガタ落ちになったとしても実はあなたには何も得がないんです。

 

得をする/しないという話ではなく、「ざまあみやがれ!!」という感情を消化できるだけでも価値があるのかもしれません。

 

ただ、私が思うのは復讐に費やすエネルギーがあるのなら、憎しみを持つような会社で二度と働かないようにエネルギーを使ったほうが自分の将来にとってプラスであるということ。

 

繰り返しになりますが、会社に復讐しても自分の評価が上がるわけでもなく、得をすることはありません。

 

なのであれば、同じ失敗を繰り返さないようにブラック企業への入社を防ぐための対処法を考えるなど、他の視点で労力を使って欲しいと思ってます。

 

そんな行動を起こすことができれば、いつか今の辛い経験も笑い話で振り返ることができるようになると思います。

 

もちろん、大きな怒りの感情をすぐにしまうことは難しいと思います

 

ですので、長い時間をかけて自分を納得させて前向きなアクションに繋げてもらえればと思っています。

 

ちなみに、ブラック企業への入社防止に関しては【理不尽】ブラック企業あるある9選。該当者は即刻転職を!【怖すぎという記事でまとめておりますので、気になる方は是非ともご覧ください。

 

2.会社へ恨みがある時におすすめの思考法

 

どんな会社にもクズのような人間はいるもの

あなたが会社に恨みを抱いている理由は何でしょうか。もしも、それが上司など特定の個人によるものであるならば、ちょっと思いとどまってください。

 

結論、どんな会社にも一定数「どうしようもない人間」はいるものです。

 

例えば、居酒屋やコンビニのアルバイトさんに対して横柄な態度を取ったりだとか、歩きたばこをするような人だったり、上には媚びへつらうけど下には理不尽な仕打ちをするような人だったり。典型的なケースがパワハラ上司ですよね

 

まずは、そういったクズ野郎に復讐を考える前に会社全体がクズばかりなのかを見極めましょう。

 

その結果、会社全体が異常な上司同僚ばかりであれば、そんな会社は即刻辞めるほうが良いです。

 

ただ、特定の上司だけが異常なのであれば、さらにその上の上司に相談するなどによって改善の余地はあるかもしれません。

 

残念なことですが、世の中どんなホワイト企業であってもおかしな人は少なからず存在するのが事実です。

 

そのため、会社全体が見切りをつけたほうが良いのか否かをしっかり見極めていきましょう。

 

なお、自分の会社が見切りをつけたほうが良い会社なのか見極める方法については、見切りをつけた方がいい会社の特徴11選と在籍リスク【抜け出すための行動も】という記事で詳細な理由を解説しております。興味のある方は是非ともご覧ください。

 

退職時に不満をぶちまけるのは逆にモヤモヤを招くかも

たまに、退職時にこれまでの不満をぶちまけて辞めていく人っていますよね。

 

そして、こういう人が周囲からどう思われているかというと、十中八九「辞める奴が何を言っているのか。あなたにはもう関係ないじゃないか」という感じです。

 

だいたいの場合、上司も同じように「だから何?」くらいに思われている可能性が高いので、仮に上司へ積年の不満をぶちまけたとしても、真剣に聞いてもらえるケースは少ないと思います。

 

さらに、負の感情をぶちまけたという事実がこれからのあなたにとってダメージとして残る可能性もあります。

 

こういった行為は自己肯定感の低下にも繋がりますし、詰まるところメリットはありません。

 

だからこそ、辞める側は立つ鳥後を濁さずのスタンスが良いと思いますね。

 

なお、負の感情=愚痴をこぼすことのデメリットについては愚痴をこぼす人が失っているモノとは。愚痴が多い人の特徴3つとデメリットを解説という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。

 

3.復讐目的の行動は残された同僚への裏切り行為

 

私は新卒入社した会社で連鎖退職というものを経験したことがあります。そして、連鎖退職で辞めたうちの一人にA君という若手がいたんです。

 

この若手は、仕事のストレスによって難聴などの症状が出てしまっていました。

 

最後は半ばドクターストップのような形で退職したんですけど、辞める直前には周囲の同僚に

 

「共有フォルダのデータを全削除し、会社に損害を与えて辞めてやる」

 

という物騒な発言をしていたそうです。

 

もうね。アホかと。

 

というのも、そのA君を心配していた同僚ってかなり多かったんですよね。

 

というか、そのA君自身仕事がデキたわけでもないので、結構色々な人がフォローしたりしてくれていたわけです。

 

会社を辞める時点で少なからず同僚に迷惑をかけているわけなのに、残された同僚の大迷惑になるような行動を取ろうとするなんて最悪ですよね

 

私は過去に2回転職してきましたけど、辞める側は残された人に配慮した辞め方をするのが礼儀だと思ってます。

 

少なからず、会社に育ててもらったわけですので、最後くらい綺麗に辞めるのが去る者の美学だと思いますね。

 

4.明らかにおかしな行為は内部告発すべし

 

基本的には、「立つ鳥後を濁さず」が私の意見なのですが、とはいえ「セクハラ」「パワハラ」「サービス残業の横行」など、法律に触れるような事柄は戦っても良いと思います。

 

なぜならば、そういった事柄を改善することで、残された人たちも働きやすくなるかもしれないから。

 

ただ、やり方は重要です。上司に直談判しても改善の可能性は低いでしょうから、「自社のホットライン」や「労働基準監督署」などの第三者機関を活用すると良いでしょう。

 

そして、半沢直樹じゃないですけど、大事なのは客観的な証拠です。具体例で言うとこんな感じ。

 <問題の証拠収集例>

  • パワハラ、セクハラのボイスレコーダー記録
  • タイムカード
  • PCの起動時間ログ
  • 支給残業時間
  • 業務日報 など

 

上記のように、ボイスレコーダーの記録、実際に働いた時間と支給残業時間の乖離など、証拠となる記録はしっかりと取ったうえで申し入れするようにしましょう。

 

問い合わせされる側も、正確性が担保されないことには進めることができません。

 

相手の立場になってみて、求められるモノは何かを想像するようにしましょう。

 

5.結論、転職することが一番の復讐です

 

あなたが辞めた責任は上司や会社が負うことになる

これまで、前の会社への復讐に対して否定的な見解を示してきました。ただ、どうしても「このクソ上司やクソ会社に復讐してやりたい!」という思いを抱えている人も多いことでしょう。

 

結論から言いますと、一番の復讐って会社をさっさと辞めてやることなんですよね。

 

あなたが優れていれば優れているほど、その人材を失うことは会社にとっては損失ですし、人材流出の責任を誰が負うのかというとあなたの上司になるわけです。

 

何も半沢直樹のようにやられたらやり返すだけが復讐の手段ではありません。

 

直接相手の困った様子を目にすることはできないかもしれませんが、あなたという人材を失うことこそが最大の復讐になるわけです。

 

そのため、復讐心に燃えている方ほど転職を真剣に考えるべきだと言えるでしょう。

 

エース社員が辞めると職場は大混乱になる

上述の通り、私は過去に連鎖退職を経験したことがあるんですけど、そのきっかけは中堅社員の退職でした。

 

そして、その後エース社員が退職することで、連鎖退職が始まったという形です。

 

その経験から言いますと、本当に会社に復讐したければ、その職場で地位を確立し、あなたにしかできない仕事を大量に抱えた状態でキャリアアップの転職をすることでしょう。

 

エース社員が抜けてしまうことで「マジでヤバい・・・」と周囲は思いますし、加えて「本当に羨ましい・・・」とも思われます。

 

どうせならば、腹の立つ職場を鼻で笑うくらいの余裕を抱えて生きていきましょう。

 

ちなみに、私が過去に経験した連鎖退職の詳細や、連鎖退職に直面した場合の対処法などは【経験談】中堅社員やエース社員が辞めることによる退職連鎖の理由と対処法とはという記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。

 

おわりに。

ということで、会社に復讐したいと思っている人に届けたい4つのメッセージでした。

 

会社がムカつく。同僚や上司がムカつく。

 

その気持ちは理解できる一方で、自分の未来を考えると復讐に囚われるのではなくて「この会社おかしいからポイ捨てするか」くらいのドライな気持ちで、あまり会社に期待しすぎない姿勢が大事だと思いますね。

 

今回は以上です。

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