会社が不正をしているのを知ってしまった。上司から会社のミスを隠蔽するように指示を受けた。。
こういった出来事で、良心を痛めたりはしていませんか?
私は、新卒で建設業界のブラック企業に入社し、約10年勤め上げた後に勇気を出して異業種へ転職しました。
そして、新卒から10年働いた私が転職を決断することになったきっかけは、上司から会社のミスを隠蔽するため、お客様へ嘘の報告を強要されたことでした。
当時の私は、嘘を強要してきた会社に憤りを感じましたし、嘘を付いてしまった自分にも大きく失望しました。
なにより、自尊心が深く深く傷ついたんですよね。
そういった経験から感じるのは、不正や嘘を強要するような会社なんて見切りをつけてさっさと転職したほうが良いということ。
今回は、過去にそんな経験をしてきた私が不正や嘘を正当化してしまうような会社で働くデメリットを中心に解説していきます。
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本記事の内容
- 1.不正を正当化する会社を見切ったほうが良い3つの理由
- 2.不正を強要されて退職を決意した体験談
- 3.仕事での不正が招いた不幸な事例4つ
- 4.不正を正当化する会社から転職してよかったこと
- 5.転職活動で会社の不正を退職理由にしても良いのか
1.不正を正当化する会社を見切ったほうが良い3つの理由
理由①.倫理観が狂っており、コンプライアンス意識が乏しいから
結論、会社が不正をした責任は100%会社にあります。
たまに、自分事とか自責という言葉を都合の良いように解釈し、会社が不正した責任をあたかも個人のせいにするアホな上司がいますけど、これは間違えです。
そもそも、会社の不正が発生する原因はというとこんな感じ。
<会社の不正が発生する原因>
- 個人が自分のミスを隠蔽した
- 上司が部下のミスを隠蔽した
- 経営陣が組織のミスを隠蔽した
- そもそも、各組織のミスが表面化しない体制になっている
個人が自分のミスを隠蔽するのは90%個人が悪いですけど、本質を突き詰めていくと個人や部署単位でミスを隠蔽できてしまう会社の組織体制に原因があるわけです。
つまり、不正が発生してしまうのは会社経営陣の責任なんです。
そして、嘘を付いたり臭いものに蓋をしてマズいことを隠蔽させようとする会社って、「嘘を付いても良い」雰囲気が蔓延しているんですよね。
結論、仕事で嘘を付くなんで相手からの信用問題に関わる話で全くメリットがないですし、ましてや隠蔽なんてのは最悪の選択です。
そんな環境で働き続けていても自己肯定感が薄れるだけなので、さっさと見切りを付けたほうが良いでしょう。
なお、嘘を付いてしまうことのデメリットについては嘘を突き通すと罪悪感が半端じゃない。その理由を仕事で嘘を強要された私がシェアという記事で詳細を解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
理由②.上司の能力が低いから
結論、不正を正当化する時点で上司の能力は低いと言えます。
企業にとって何よりも大事なのはお客様と誠実に向き合って信頼を獲得することなのに、自社の利益だけを考えて不正を正当化するなんてナンセンス極まりないです。
本来、上司は自分よりも経験豊富で能力が高いのが当然ですよね。高い給料をもらっているのだから。
けれど、上司が不正を正当化するような感覚なのであれば、上司も大したことないでしょうし、そんな環境に居続けても自分の成長余地がさほどないでしょう。
何より、そんな不正を働く上司の下でこれからも働きたいと思いますか?って話です。
このように、尊敬できる上司がいない職場環境だと、目指したいロールモデルがないので働くモチベーションが保ちにくいデメリットがあります。
理由③.自己肯定感が下がるから
結論、仕事で嘘や不正を強要されると、大きな罪悪感が降りかかります。
特に、コツコツとマジメに仕事している人にとっては、この罪悪感は相当なストレスとなるでしょう。
マジメな人ほど、正直に誠実に仕事をしたいと思っている中で、自分の気持ちに反して嘘を付かされるのは本当に苦しいものです。
実際、私は嘘をつかされた経験がありますですけど、最終的には自分を責めてしまうんですよね。
なぜ嘘を付かなければならなかったのか
なぜ嘘を止められなかったのか
嘘を付いてしまった自分は最低だ
こんな自分は働く資格なんてない
みたいな感じで。
もちろん、上述の通り嘘を強要しているのは会社なので、従業員に罪はないわけなんですけど、当の本人にはそんな余裕はありません。
何より、一度嘘を付かされるということは二回目もあるかもしれないことを意味します。
そんな環境で長く働いていると間違いなく自己肯定感はなくなっていきますし、以下のような未来に近づいていきます。
・30代、40代と歳を重ねていくが、不正の罪悪感は一向に消えない
・社外の知人は年齢と共に収入を上げていくが、自分の収入は上がらない
・社内で声の大きさは上がっていくが、自分の価値は下がっていく
・社歴は長くなっていくが、仕事のやりがいは長らく感じていない
・仕事にモチベーションを感じられず、会社への誇りを失っていく
・情報だけは手に入るが、変わろうとしない
そんな未来を防ぐには優良企業への転職実績が豊富な転職エージェントを活用することが重要です。
優良企業は世の中それなりの数がありますが、当然入社難易度は上がっていきます。
簡単に合格できるような会社ではないからこそ、求人数を多く抱える大手の転職エージェントを活用するのが良いと思います。
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なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
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2.不正を強要されて退職を決意した体験談
会社の責任を社員に押し付け
結論、概要としてはこんな感じ。お客さんをA社、当時勤めていた会社をB社とします。
<不正を強要された体験談の概要>
- 重要顧客A社向けの仕事には、過去に両者で合意したルールがあった
- B社はルールを無視して作業をしてしまった
- その結果、システムトラブルが発生した
- A社激怒。ルールを遵守したのか詰められる
- B社はルール無視した責任を担当に押し付け謝罪。その代わりに私を後任として配置
簡単に言うと担当の単なるミスって話です。
とはいえ、会社の責任がないかと言うと全くそんなことはなくて、むしろ会社の責任のほうが多いくらいです。
なぜかと言うと、この案件では必ず2名体制で作業することが契約条件になっていたから。
けれど、実態としては2名体制で作業できるような余裕は現場にありませんでした。
その結果、担当者のミスでトラブルを引き起こしたのは会社の責任だと言えます。
2名体制で作業をしていれば間違いも起こらなかったはずなので、いわば起こるべくして起こったトラブルなんですけど、会社は2名体制で作業していない事実を隠蔽し、前任の担当者を悪者にして切り捨てました。
そして、私は後任としてお客様に謝罪と挨拶をすることになりました。
その際、前任を悪者にするような発言を会社から強要されたり、あたかも前任が2名でチェックを行ったような改ざん資料も作るよう指示されました。
正直当時の会社はブラック企業だったし、その事にも気づいていましたけど愛社精神はあったんですよね。その時までは。
ただ、このような嘘を付かされたことで一気に失望感が大きくなって転職を決意することになりました。
今振り返っても納得できないし、自分の弱さにも腹が立つ出来事ですね。
ただ、人生は面白いもので、当時失意の中で転職を決意したわけですけど、このきっかけがあったから転職してキャリアアップできた今があるのも事実です。
そう考えると、この出来事に感謝しないといけません。人生って何が起こるか本当にわからないなぁと思います。
なお、私が転職して良かったと思った体験談については30代で異業種転職を2回した私が転職して良かった9点を解説【行動が大事】という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
嘘を強要した上司は最後まで正当化し続けた
結論、この出来事がきっかけで私は転職活動を開始して内定を獲得しました。
そして、退職交渉では、嘘を強要された上司に退職理由となった出来事を正直に申し入れたところ、
だって仕方ないじゃないか
会社を守るためだった
お前も管理職になればわかるときが来る
といった感じで、反省の弁は0でしたね。
残念ですけど、やっぱり嘘や不正を正当化する人って魅力がないですし、人の性根は40〜50代の年代になると変わらないんだろうなと思いましたね。
諸悪の根源は上司ではなく業界かもしれない
上述の上司がクソであることは事実なんですけど、あえてフォローするとすれば当時働いていた会社が属する「建設業」自体が終わってることは結構影響していると思うんですよね。
私は工事現場の監督を経験したことがありますけど、建設現場って本当に過酷です。
怒鳴られたり理不尽に詰められたり、それでいて残業がメチャクチャ多かったりします。
そんな業界でずっと働いていると、いつしか倫理観がおかしくなってしまうのも無理はないとも思うわけです。
そう考えると、諸悪の根源は会社ではなく業界そのものかもしれませんね。
ちなみに、建設業界ってそんなにヤバいの?という疑問をお持ちの方向けに建設業界はおかしい!業界で10年勤めた筆者が語る業界の闇【恫喝・説教】という記事で詳細を解説しております。興味のある方は是非ともご覧ください。
3.仕事での不正が招いた不幸な事例4つ
事例①.異動後に前任の不正が発覚。その尻拭いをする羽目に
これは実際に1社目であった話です。
簡単に言うと、異動前の社員が法令に違反する適当な工事を長期間に渡って実施しており、後任が着任した後にその事実が発覚した話です。
もちろん、上記の原因を作ってしまった異動前の社員は厳重注意を受けたらしいですが、実際に法令違反に伴う数多の仕事を担当するのは後任の人なわけです。
異動先で結果を残すべく意気揚々として着任した中、早々に不正の対応が必要となったためその人は本来の仕事に時間が割けず、なかなか結果も伴いませんでした。
傍から見ていて、その人はもともとポジティブな人だったんですけど、結構愚痴っぽくなっていましたね。
起こった出来事の大きさからすると、それも無理はないよなぁと思いつつ、やっぱり不正は周囲の人達を不幸にしてしまうんだなぁと実感した出来事でしたね。
なお、愚痴っぽい人って最終的には周囲から煙たがられてしまうんですよね。その理由は愚痴をこぼす人が失っているモノとは。愚痴が多い人の特徴3つとデメリットを解説という記事で解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
事例②.三井住友建設の傾きマンション事件
2015年10月、三井不動産レジデンシャルが販売した「パークシティLaLa横浜」で、マンションを支える基礎杭が支持層に達していないことや、施工データの改ざんが発覚した事件は記憶に新しいのではないでしょうか。
こうした改ざんは全4棟のマンションのうち3棟に及んでおり、会社単位で建て替え費用や仮住まい費用の総額460億という巨額の損害賠償の話に発展しています。
結論、不正をした施工会社の三井住友建設、1次下請けの日立ハイテクノロジーズ、そして杭の施工を請け負った2次下請けの旭化成建材が悪いって話です。
ただ、この対応の中には不正とは全く関係のない社員にも多大な迷惑がかかったはずです。その人の気持ちを考えると辛いものがありますね。
なお、不正の肩を持つわけではないですけど、施工管理という仕事って納期遵守に関して相当なプレッシャーを受けるものなので、心理的には同情の余地があるんですよね。
そして、施工管理ってそんなにヤバいの?という疑問をお持ちの方は「施工管理はやめとけ」の理由6つ。建設業界で10年働いた私がヤバい実態を解説という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
事例③.日野自動車エンジン不正
商用車大手企業の日野自動車は2022年3月、大型トラック・バス向けエンジンで不正行為が判明したと公表しました。
結果、国土交通省から大量生産に必要な型式指定を取り消されています。
2022年8月には第三者による特別調査委員会の調査などの結果、他のエンジンでも不正が見つかったことが判明し、少なくとも2000年代初めから不正行為が継続していたことが明らかになりました。
こちらも相当に大きな話で、2022年10月には取締役が4名辞任することになりましたし、相当な数の社員が本不祥事の対応で心を痛めているのではないでしょうか。
事例④.ビッグモーターによる保険金水増し事件
2023年、中古車販売大手のビッグモーター社が保険金を不当に水増し請求していた不祥事が発覚しました。
この事件は2021年の内部告発が発端となり、2023年に表面化することになります。
内部告発の内容は「上長の指示で過剰な自動車の修理をし、その費用を保険会社に請求している」という「にわかには信じがたい」ものでした。
内部通報を受けて、ビッグモーターと取引のある損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険の3社は2022年2月以降、修理費の請求書類を各社それぞれ数百件抽出してサンプル調査を実施しました。
その結果、全国に33ある整備工場のうち25の工場で、水増し請求が疑われる案件が合計80件超見つかったらしいです。
この事件を受けて、金融庁が損保7社に業務改善命令を出すなど、余波の大きな出来事となりました。
こうしたコンプラ意識も欠片もない会社による組織ぐるみな不正の強要は決して許されるものではないですし、そうした事実を知らずに入社した若手、中堅が不正を強要されてきたであろう状況を想像するとやり切れない気持ちになりますね。
4.不正を正当化する会社から転職してよかったこと
結論、不正を強要され当事者になって苦しむ場合もあれば、他者が起こした不正の尻拭いをさせられて苦しむ場合もあります。
過去の私と同じように、不正の対応で心を痛めている方々に伝えたいのは、「そんな会社は早々に見切りを付けて転職したほうが良い」ということ。
私はこれまでに2回の異業種転職を経験していますけど、転職のたびに職場環境が改善されていきました。
そして、今改めて不正を強要するような職場から転職して良かったと思う項目はというとこんな感じ。
<不正を強要する職場から転職してよかったこと>
- 職場に尊敬できる上司や先輩がいる
- 自分の仕事に誇りを持てている
- 仕事が楽しいという感覚が身についた
- チームや同僚を大切にし、フォローするなどの配慮が身についた
- 自己肯定感が上がった
- 否定から入るのではなく、何事もポジティブに考えられるようになった
- 長時間説教されたりしつこく叱責されることがなくなった など
改めて当時の環境を考えてみると、いつも部下を怒鳴っている上司がいたり、別室で後輩を長時間説教している人がいたりと、客観的に見て良い環境じゃなかったと思うんですよね。
その結果、ちょうど私が退職する頃には退職連鎖が発生してしまいました。
なお、連鎖退職が発生してしまうような職場の特徴については【経験談】中堅社員やエース社員が辞めることによる退職連鎖の理由と対処法とはという記事で解説しております。興味があればこちらも是非ともご覧ください。
会社と戦うよりも逃げ去ったほうが省エネ
不正を強要された事実を踏まえ、会社に内部告発をするなどして戦う選択肢もあるでしょう。
この選択肢自体は物凄く社会貢献度が高いものではあるんですが、単純にあなた自身の体力と気力と資金がすり減っていきます。
それに、大人になると性格が変わらないように、腐った会社はどんなに真剣に訴えたとしてもなかなか変わってくれません。
せっかくこちらが一生懸命訴えたところで無駄になる可能性が高いのであれば、そんなクソみたいな会社に拘るよりもさっさと転職してしまうことが一番の復讐と言えるでしょう。
そして、元はというと自分が選んだ会社がろくでもない会社だったワケなので、根本原因は自分の選択ミスなんです。
そう考えると会社を憎むという行為自体がナンセンスだったりしますよね。なお、詳細については【前に進もう】前の会社が憎いあなたへ伝えたい5つのこと【入社を反省しよう】という記事で解説しておりますので、こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
不正を行う会社からは転職しなければきっと後悔する
私自身現在含めて3社を経験していますけど、結論、不正を行う会社はまともじゃなくて異常です。
不正を正当化する会社で働いていると、「世の中こんなもんなのかもしれない」と思うかもしれません。
けれど、断言します。不正を行う会社は普通ではありません。おかしいです。クレイジーです。
冷静になって客観的に考えると、何かしらミスが発覚した際に責任逃れの不正をするってバレた時のリスクを考えていないアホな行為です。
誰もが、個人個人ではそう思っているはずなんですよね。
けれど、個人単位では普通なのに組織になるとおかしくなることは実際しばしばあることであり、言い換えると不正する会社は企業文化がおかしいのです。
企業文化がおかしい会社で働いていると、自分の価値観も歪んでいきかねませんし、正しい判断基準ができない人材になってしまう可能性すらあります。
最悪のパターンは、不正を働く価値観のおかしな会社で長く働き続けた結果、「本格的に辞めたい」と思った30代〜40代の時にどこからも必要とされなくなることです。
こうなると、今の会社にしがみつくしか手段はなくなり、厳しい人生が待ち受けると共に圧倒的な後悔をすることになるでしょう。
誰もがそんな最悪な未来は避けたいですよね。
ですので、そんな未来を避けてもっと楽しく仕事をしたい、スキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、本気になって転職活動をすべきだと思いますね。
そして、まずはリクルートエージェントやdodaなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやパソナキャリアは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
また、若手向けには営業やIT系の転職では、ワークポートの評判が良いので、私がもしも20代に戻って転職活動をするならばワークポートも併用すると思います。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
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- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
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転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
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ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
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転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
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こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
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5.転職活動で会社の不正を退職理由にしても良いのか
結論、転職活動において会社の不正を退職理由として述べるのは辞めたほうが良いです。
私のような経験者であれば、不正を働く会社の特徴や、不正を強要されて否応なく従わせられる担当者の気持ちは理解できます。
ただ、世の中不正を働く会社のほうが圧倒的少数ですので、不正を転職理由にしたとしても相手が共感してくれない可能性が高いです。
結果、
なぜあなたはその不正を止めることはできなかったんですか?
といった感じで、逆に問い詰められる可能性もありますし、何よりも「現職の違法行為を外部に告発している」と採用面接官に思われてしまいます。
基本的には、採用する側は「今の会社でできないチャレンジをしたい」などの前向きな転職理由を好む傾向にあります。
そんな中、不正で会社を辞める決心をしたというのは本音だとは思うのですが、それを正直に述べてしまうとおそらくどこの会社からも内定が貰えないと思います。
それに、会社を辞めたいと思うきっかけは不正だったかもしれませんけど、そこから先の「次の会社で働きたい」と思っている気持ちの中にはきっと前向きな気持ちが沢山あるはずです。
ですので、採用面接時は上述した前向きな気持ちを言語化して臨むことが良い結果に繋がると思いますね。
おわりに。
ということで、会社に嘘や不正を強要されるような環境で働き続けるデメリットを中心としたまとめ記事でした。
もしも、嘘や不正を当たり前に考えている職場があれば、悪いことは言わないので辞めたほうが自分の将来のためになると言えます。
本記事を参考に、自分に合った良い会社への転職が叶うことを願っています。
今回は以上です。