建設業界で働いている。働き方改革で有給消化が義務化!と世の中は騒いでいるけど、はっきり言って人手は足りないし毎日クソ忙しい。
2024年になると残業時間も抑制されてしまう。けれど、残業時間は一向に減らないし、むしろ大変になるばかりだ。
ウチの会社はなぜこんなに忙しいのか。そもそも、同業他社も皆遅くまで仕事をしている。この業界っておかしいのか?客観的な情報を知りたい。
このようなことをお考えではありませんか?
結論から言いますと、建設業界ではどの会社も同じように人手不足が課題となっていますし、業界で働く人数はどんどん減っています。
なぜならば、建設業界の仕事は激務で労働時間が長いことに加え、パワハラも状態化していることが多く、精神的な負担も重い仕事だからです。
本記事を書いている私は、新卒で建設業界の会社で約10年働き、技術営業や施工管理の経験を経てから異業種の業界に転職しました。
そんな経験をしてきた私が言えるのは、「私はこのまま建設業界に居続けて良いのだろうか・・・」とお悩みの方は、異業種への転職を本気で検討したほうが人生豊かになる可能性が高いということ。
今回は、そんな私が建設業界が人手不足に陥る理由や建設業界の実態などを解説しつつ、なぜ異業種への転職を勧めるのかも含め実体験を踏まえて解説していきます。
※本記事では一部プロモーションが含まれています
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本記事の内容
- 1.建設業界が人手不足なのは当たり前である5つの理由
- 2.建設業界の労働者人工推移と現状
- 3.建設業の有効求人倍率
- 4.建設業界のパワハラ事例5選【実体験込み】
- 5.建設業に未来はないのか
- 6.建設業界に適合しない人は早めに異業種転職をしよう
1.建設業界が人手不足なのは当たり前である5つの理由
結論、建設業界で10年働いた私が感じる建設業界が人手不足になっている理由はというとこんな感じ。
<建設業界が人手不足になっている理由>
- とにかく残業が多い
- 上下関係が厳しく、怒鳴られたりすることも茶飯事
- 仕事内容が体力的にキツい
- 現場によっては住環境まで左右される
- 責任に応じた給与が得られない
- 働き手の高齢化が進み、若手が定着しない
- 休みが少ない
- 職人の給与が上がらない。
- 職人は日給制なので現場が週休2日になると職人の給与が下がる など
こういった理由から、特に20代の若手から避けられているのが建設業界の実態なのです。
もともと業界にいた身としては「そりゃそうだよな」というのが率直な感想ですね。
なお、建設業界の中で最もきつい施工管理の仕事が20代から避けられている理由については、現場監督を辞めたい20代には異業種転職がおすすめ!今動くべき理由も解説という記事で詳しく解説しております。こちらも是非ともご覧ください。
ここからは、この中でも特に人手不足に繋がっている大きな5つの要因を解説していきます。
とにかく残業が多い
転職エージェントのdodaが2022/1/31に発行している「平均残業時間の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング」によると、ビジネスパーソン15,000人の平均時間は20.8時間だそうです。
そして、職種別で見てみますと、残業の多い上位1,3,4位に建設業界の職種がランクインしていました。
この数値だけ見ると最も残業の多い1位の施工管理でも、平均38.3時間なので「大したことないんじゃないの?」と思うかもしれません。
ただ、おそらくこの数値は実際の労働時間ではなくて付けている残業時間でしょう。
この時間にサービス残業時間が加わり、実態はこの数値の3~5割増しくらいに思ったほうが良いというのが元業界人の感覚です。
建設業界は残業が多すぎるので、残業をすべて付けてしまうと会社経営が傾くレベルですので、この数値を鵜呑みにしないほうが無難だと思いますね。
実際、私の元同僚は残業100時間超えも珍しくありませんでしたし、現場で出会うサブコンやゼネコンのお客様も月に2日しか休めないといったケースも珍しくありませんでした。
2021年には清水建設が受注をしていた下水処理施設工事の工程管理や下請け業者との調整に当たっていた当時29歳の現場監督が過労による自殺を図るなど、悲しい出来事もありました。
元業界人としては、これは本当に氷山の一角だと思ってまして、現場のストレスに耐えきれずに失踪した事例は私が勤めていた会社でもありましたので、現場監督の仕事って本当に心が壊れかねないほどのハードな仕事だと思うんですよね。
ちなみに、施工管理という仕事の厳しさや実態などは「施工管理はやめとけ」の理由6つ。建設業界で10年働いた私がヤバい実態を解説という記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
上下関係が厳しく、怒鳴られたりすることも茶飯事
建設業界って、体育会系の学生かのような体育会系の業界です。
コンプライアンスという言葉が囁かれ、ハラスメントに気を使わなければならないこの現代社会で、未だに怒号が飛び交う業界は建設業界くらいのものではないでしょうか。
ただ、現場では一歩作業間違いがあると人命に関わるため危険なシーンがあれば声を荒げるのも無理はないという意見も多いです。
ですが、そもそも人命リスクのある仕事は誰もがしたくないですし、どんな理由であれ怒鳴られるのは精神的に辛いものです。
経験上、幸か不幸かこうした異常な労働環境にも人間は慣れていくんですけど、今は良くも悪くも情報化社会です。
リアルな友人だけでなく、SNSやYoutubeなどから情報を入手できますので、ふとした瞬間に「あれ?俺の職場おかしくない?」と気づいた20代が業界から去っていくという構図なんでしょうね。
また、昨今では新型コロナの感染防止という観点で落ち着いているでしょうけど、少なくとも私が在籍していた2018年の頃までは接待営業がバンバン行われるような業界でした。
お客様に会社の領収書で食事をご馳走し、さらに二次会ではキャバクラに連れていく。これももちろん経費で落とすわけです。
そもそも、接待する経費は確保するのに下請けには厳しくコスト削減を要求するのが当たり前になっているので、本当におかしなことだと思いますね。
なお、建設業界のおかしな点については【施工管理】建設業界はおかしい!業界で10年勤めた筆者が語る業界の闇【恫喝】という記事でまとめております。こちらもぜひご覧くださいませ。
仕事内容が体力的にキツい
私は現在リモートワークが週3くらいの職場環境ですけど、建設業界時代に比べると天国のような環境です。
私が施工管理をやっていた頃は夏場でも長袖でしたし、コンクリート熱に囲まれて40℃くらいあっても空調はありませんでした。
熱中症で倒れる人もいましたし、冬は暖房がないので手がかじかんで仕方がありませんでした。
ただでさえ体力的に厳しいのに加え、「お前何考えてるんだ!新人か!」などと客先から怒鳴られたり詰められたりするので精神がおかしくなりそうでしたね。
その結果、休日は疲れを取るため寝て終わることも多かったです。
仕事に偏ったライフスタイルになると恋人もできませんし、ましてや結婚なんて遠いことに思えてしまいます。
そりゃあ若手が業界に定着しないのも無理はないでしょう。
なお、施工管理の仕事をしていると婚期を逃すと言われています。その理由は施工管理の男性は結婚できない?言われる理由5選と結婚するための3つの手法という記事で触れていますので、興味のある方は是非ともご覧ください。
現場によっては住環境まで左右される
結論、建設業界では現場による当たりはずれは結構あります。
どの現場でも体力的・精神的にキツいのは上述の通りなのですが、例えばトンネル工事やダム工事などの土木現場では周囲は林や山しかないなんてことも珍しくありません。
そんな現場に毎日通うワケなので、当然住む場所も何も娯楽施設のない僻地になることもしばしばあります。
ただでさえ、転勤はストレスが伴います。
最悪のケースでは、上司や先輩と共に仮設住宅で共同生活なんてこともあるでしょう。
そうなればプライベートの時間なんて実質皆無ですし、そんなリスクのある業界は人材不足になるのも無理はないでしょう。
なお、転勤は現代社会においてはもはや時代遅れの制度だと思っております。
その理由については【理不尽】全国転勤という制度は意味不明であり時代遅れであるという事実という記事で触れておりますので興味があれば是非ともご覧ください。
責任に応じた給与が得られない
結論、建設業界は人手不足なので一人あたりの業務量が多いですし、責任も重いです。
上司も同様に忙しくて余裕もないため、普段は全然相談にも乗ってくれず独りで仕事をさせているくせに、担当者が自分の判断で問題を発生させてしまうと
どうしてそんなことになったんだ!
お前ふざけんな!
といった感じで部下を庇うどころか詰める上司も珍しくはありません。
というのも、上司自身建設業界という特殊な環境にどっぷり浸かっており、正常な感覚を失っている人が多いからです。
仕事の責任が大きいのに、残業も全て付けられずに怒鳴られる仕事なんて続けようと思わないですよね。
今は転職が当たり前の時代です。その結果が建設業界の人手不足に直結していると言えるでしょう。
私もそうだったんですけど、建設業界って皆忙しいので、誰も助けてくれない職場環境になってしまいがちです。
また、建設業界って給料はそこそこ高い業界ではあるんですけど、中身を掘り下げていくと「残業で稼ぐ体質」なんですよね。
現に、建設業界で年収上位の会社を調べていくと、軒並み平均残業が40,50,60時間Overという有様になっています。
休みが少ない
ほとんどの人がそうでしょうけど、やっぱり仕事って疲れるので週休2日は欲しいですよね。
けれど、建設業界の工事現場は基本的に土曜日が稼働日です。
国土交通省が令和3年11月に発行した「建設業の働き方改革の現状と課題」によると、業界全体で約35%の人が週休4日以下の状況です。
土木は発注者が国であることが多いので、少しずつ週休2日の現場も増えているようですが、建築は発注者が民間なのでなかなか変わることが難しい現状があるようです。
実際、建築の分野ですと約45%の人が週休4日以下の状況です。
4週4日休んだとしても、単純計算で年間休日は48日です。GW・夏・年末年始を加味しても年間60日休めるかどうかの人が45%もいるのはなかなか厳しい現実ですよね。
土曜日が稼働しているということは、土曜日の仕事で新たにトラブルや追加課題などが見つかる可能性もあるでしょう。
結果、土曜日や祝日も電話対応や資料作成などで仕事をする可能性が高くなります。
そして、繁忙期は土曜だけではなくて日曜日や祝日も現場は稼働します。休日もゆっくり休めないのがこの業界の特徴なのです。
休みが少ないということは、当然労働時間も長くなります。
<「建設業の働き方改革の現状と課題」より引用>
2007年から比較すると、労働時間は年間で80時間減少し、年間出勤数は12日減少しています。
ただ、全産業で2007年比較をしてみると労働時間は年間で186時間減少し、年間出勤数は21日減少しています。
そう。相対的に見ると他産業との差は広がっていますので、若い人たちが他の業界に転職したくなるのは当然なのです。
休みが少なく・残業が多く・心身ともにキツい建設業界でずっと働くと、以下の未来に近づいていくでしょう。
・残業代でお金は得られるが、お金を使う時間は失っていく
・社内の地位は上がっていくが、家族との時間は少なくなっていく
・休日も会社に貢献するが、愛するものと過ごすことには貢献できない
・顧客を接待で大事にするが、辞める部下は守れない
・現場のクレームは対応するが、家族の困りごとには手が回らない
・会社の立場は守るが、社員の尊厳は守れない
そんな未来を防ぐには古い体質の建設業界で働き続けるのではなく、新しいことにどんどん挑戦するチャレンジングな会社へ転職するのが良いと思います。
私自身32歳で建設業界しか知らないキャリアの中で、自動車業界に飛び込むのは正直不安しかありませんでした。
けれど、転職してみて感じるのは「誠実でガムシャラに取り組んでいけばなんとかやっていける」ということ。
そして、優良企業になればなるほど周囲の人格も優れているということです。
私は、実際に転職して建設業界では感じることのできなかった同僚の優しさやチームで取り組む楽しさが感じられるようになり、視界が開けた感覚を得ることができました。
そして、建設業界から優良企業に転職するには質の高い求人を多く抱える大手の転職エージェントリクルートエージェントやワークポートをオススメします。
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これらのエージェントであれば、キャリアアップを目指すためのアドバイスなど、様々な気付きが得られるかもしれませんよ。
なお、転職エージェントの詳細は下記の記事で解説しておりますので、是非ともご覧ください。
-
おすすめ転職エージェント6選!30代で2度異業種転職を経験した筆者が徹底解説
続きを見る
2.建設業界の労働者人工の推移と現状
建設業就業者数の推移
<引用:「2020建設業ハンドブック」日本建設連合会発行>
上記ハンドブックによると、建設業の就労者数は減少傾向にあるものの、2010年以降は2019年に至るまで約500万人と、なんとかほぼ横ばいをキープしていました。
ただ、2022年に入り建設業の就業者数は大きく減少しています。
総務省が発行している「労働力調査」によりますと、2022年8月現在で建設業の就業者数は約473万人となっています。
単純にブラックな環境なので人が定着しない点もあるでしょうし、2022年の物価高を価格転嫁しきれずに倒産件数が増加するなどいくつかの要因はあるでしょう。
ただ、一つ言えるのは繰り返しですけど就労人数が減っているということです。
建設業就業者の年齢構成
上述の通りで、建設業界は若手が定着しない業界です。では、具体的にどのくらいなのか?というとこんな感じ。
<引用:「2020建設業ハンドブック」日本建設連合会発行>
結論、全産業と比較すると20代の労働人口が5%少なく55歳以上の労働人口は逆に5%多いです。
未来ある若手ほど建設業界を去る一方で、昭和世代の50代が「大変だけど仕方ない・・・」と働き続けている実態が垣間見えます。
また、建設業界は古い体質ですので女性の就業率も低いです。
建設業で働く女性が少ない理由は建設業で働く女性が少ない理由を元業界人が解説!【女性に向いている職種も】という記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
建設業界で倒産件数が増加
帝国データバンクがまとめたデータによると、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の建設業界での倒産は1291件に上り、低水準が続いた2020年度(1167件)、2021年度(1084件)から大幅に増加しています。
要因としては様々な原因がありますが、原材料の高騰があっても価格転嫁が難しい状況や何年も変わらない職人の人工が影響しているようです。
また、2023年の上半期では人手不足による倒産は産業全体で110件の倒産がありましたが、建設業はその約4割を占める45件となっており、2022年同時期の15件と比べて約3倍に増加しています。
こうした厳しい状況が今後も続く場合、さらなる人手不足が懸念されると言えるでしょう。
業界の希望はDX化
結論、建設業界の現場ではまだまだ紙文化があるなど、DX化が進んでいない状況です。
ですので、ゼネコンをはじめとした各社がロボットやドローン、さらには現場アプリの活用を推進するなどの動きがあります。
確かに、DX化が進めば多少の労働負荷軽減にはなるでしょうが、元業界人としては
そこじゃないんだよな・・・
って正直思ってしまうんですよね。
そもそも、業界が残業地獄に陥るのは残業ありきの工程組みだったり、安全に関する提出書類の膨大さと種類の多さだったりするので、DX化をする前に「そもそもの現場ルールを見直してくれ」って感じです。
これまでの経緯として、何かしら大きな事故があると基本的には現場のルールは厳しくなり、作業はより細かくなっていきます。
この考えは至極正論なのですが、逆に言うと現場のルールは今後も厳しくなる見通しはあれど、楽になる見通しは見えないということにもなります。
ですので、私には建設業界が抜本的に働きやすくなる未来は現状見えないですね。
3.建設業の有効求人倍率
結論、2022年11月の建設業における有効求人倍率は4.9倍となります。
株式会社H&Companyが2023年1月31日に発行している建設業調査レポートでは、建設業界の就労状況を以下のようにまとめています。
<建設業界の就労状況>
- 2022年11月の建設業における有効求職者数は6,812人となった。2012年11月の有効求職者数は11,131人となっており、この10年間で38.8%減少している
- 2022年11月の建設業における有効求人倍率4.9倍は直近で最も数値が高い2019年12月の有効求人倍率5.4倍に迫る勢いで、右肩上がりに上昇し続けていることが分かる
- 職業計の有効求人倍率1.3倍と比較してもその差が大きく開いており、今後も建設業界の人材不足は厳しい状態が続くと予想される
<株式会社H&Company発行建設業調査レポートより引用>
この数字からも、建設業は他の産業と比較しても突出して人手不足に悩んでおり、かつ近年ますます人が集まらない傾向にあることがわかります。
土木分野では少しづつ週休2日の現場が国交省主導で進められている模様ですが、一方で土曜日出勤で生計をたてている職人も多くて課題があるのも事実です。
一方、民間中心の建設分野では工程が決まりきった厳しいものであり、かつ人材不足となれば長時間労働で穴を埋めざるを得ません。
そういった凝り固まった業界構造はすぐに変わるものではないでしょう。
4.建設業界のパワハラ事例5選【実体験込み】
事例①.某スーパーゼネコンの新入社員が現場所長に坊主にされる
これは2010年頃の話なのでさすがに今はマシになっているでしょうが、私の知り合いはこのような仕打ちを受けました。
その知り合いは上司とお酒を飲んでいたところ
おい!〇〇!お前ちょっと髪が長いから俺が切ってやる!
と言われ、バリカンで坊主にされたそうです。
なぜバリカンを持っていたのかなど、突っ込みどころ満載ですが全くもって意味不明ですよね。
ただ、元建設業界人としては「ひどい事例だけど、上司ガチャに負けたらあるかもしれないな」と思ってしまうのが恐ろしいところ。
一般的な感覚を持っていれば、このような行為は完全なハラスメント行為で問題ありと思ってしまいそうですけど、業界に染まっていると建設業界の常識=世の中の常識と勘違いしてしまう人は多いです。
このように、客観的な視点が欠けてしまうことによるパワハラはよくある事例と言えます。
事例②.葬儀の運営を部下に強制
これは実体験です。役員の親族が亡くなり、お通夜と告別式の道案内係、受付、香典の集計など、あらゆる運営を行うよう命令を受けました。
もちろん、故人の冥福をお祈りする気持ちはあるものの、仕事で激務に追われている中金曜の午後~土曜日午前にかけて葬儀の参加および運営を強制されて、正直疑問に思ったのをよく覚えています。
けれど、不満を声にするのもなんだか不謹慎な気がして周りには相談できませんでした。
百歩譲って、役員となると会社関係の参列人数が多くなるのは理解できます。
ただ、だからといって葬儀の運営を有無を言わさず強制するのはパワハラだと思いますね。
事例③.強制参加の社員旅行で一発芸
私の会社では強制参加の社員旅行で、若手は一発芸をやらされる慣習がありました。
まず、そもそも社員旅行をして嬉しいのは偉い人だけです。
せっかくの休日を会社の同僚と過ごし、さらには偉い人のご機嫌伺いしながら一発芸をやらされるなんてパワハラ以外の何物でもありません。
嫌で嫌で仕方のない社員旅行の準備をしつつ、さらには一発芸のネタを考えている時間は
何やってんだろ俺・・・
と思ったものです。
なお、今の時代に社員旅行を奨励している会社は古い昭和の価値観で止まっていると言わざるを得ません。
私自身建設業界で働いている頃は社員旅行のある会社でしたが、これが嫌で嫌でたまりませんでした。
そして、過去の私と同じような悩みを抱えている人は社員旅行が心底嫌だった筆者が時代遅れな理由と行きたくない時の対処法3つを紹介という記事で対処法を解説しておりますので、興味があれば是非ともご覧ください。
事例④.しつこいほどのゴルフ勧誘
私は上司からやりたくもないゴルフ勧誘を受け続け、飲み会の度に「お前はいつゴルフをやるんだ?」と言われるゴルフハラスメントを受けてきました。
結論、建設業界ではゴルフ好きな人が多いです。
近年では減っているでしょうが、10年前はデベロッパーやゼネコンの顧客達と平日にゴルフコンペをするなんてこともしばしばあったものです。
だからなのかもしれませんが、営業に近いセクションほど「ゴルフをやっていて当たり前」という価値観を持つ人が多く見受けられます。
ゴルフ自体は否定もしませんし、面白いスポーツだと思いますけど、自分が好きなゴルフを部下も好きになると決めつけて強要するのは普通にパワハラだと思いますね。
なお、私が受けたゴルハラの詳細は【ゴルハラ】会社の強制ゴルフが心底嫌なあなたへ。経験者が対処法を3つ解説!という記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
事例⑤.パワハラ表彰
2022年に青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」が、青森市の40代の男性社員=2018年に自殺=に、賞状を模し侮辱する内容の書面を渡していたことが、遺族側への取材で分かり社会問題になりました。
関係会社も参加した18年1月の新年会で、男性は課長が作った「症状」と題した書面を渡されたそうです。
文面には
「今まで大した成績を残さず、あーあって感じ」「陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない」「一発屋にならない様に日々努力して下さい」
などと書かれていたそうです。
あえて業界を擁護しますと、建設業界全体がこんなに陰湿な会社ばかりではないと思います。
ただ、こうした陰湿極まりない行為に走らせたのは、業界の歪んだ風習が彼らをそうさせたとも思っています。
本当にこんなアホな行為は反省して欲しいですし、憤りを感じますね。
5.建設業に未来はないのか
結論、何を第一に考えるのかによります。ただ、多くの人はこの業界は終わっていて未来はないと感じるのではないでしょうか。
その理由は業界がますます厳しくなっていくからであり、詳細はこんな感じ。
<建設業界が今後ますます厳しくなっていく理由>
- 2024年に残業規制が年間720時間までと厳しくなり、サービス残業が増えるから
- 若手が少なく55歳以上が多いため、10年後には業界の人口がますます減るから
- SNSによるリアルな口コミが増加し、激務できつい建設業界離れが進んでいくから
- 根性論が根強い業界の風習は今後排除されていく可能性が高いから
- 毎年のように増える写真、安全書類、現場ルールに嫌気が指して辞める人が増えるから
- 職人さんの単価が上がらず、職人の減少が進んでいくから
- 事実、就労者数は減っているから
- 仕事量は減らないから など
こういった予測を踏まえると、今後、20代や30代の人たちの仕事量が増えていく可能性は非常に高いでしょう。
ただ、過去の私もそうでしたけど建設業界で働いていると、ゆっくりと物事を考える時間が確保できません。
一週間くらい夏休みや正月休みがあると
これから先の将来も私は建設業界で現場監督の仕事をずっと続けていきたいのか?
という自問自答もできるでしょう。
ただ、建設業界の最前線で働いていると、そんなゆっくりとした時間はなかなか確保するのが難しいと思います。
そんな中での一番のリスクは20代、30代と建設業界で一生懸命働いてきたが、いよいよ限界を迎えた時に転職適齢期を過ぎてしまうことです。
一般的には、転職は年齢が若いほど有利とされていますので、40代になってから異業種に転職したいと思ったとしても、苦戦するのは確実でしょう。
ただ、「ならばすぐに転職活動!」と先走るのも良くはありません。
ブラックな建設業界でも今何百万人と人が働いているように、合う・合わないというマッチングの問題があります。
そのため、まずは改めて自分が建設業界の文化や仕事スタイルにマッチしているか自己分析することをおすすめします。
客観的に見て、建設業界はブラックなのは間違いないです。ただ、ブラックな業界でも自分に合っていれば長く働いても苦にならないと思います。
ただ、過去の私のように合っていない人がずっと建設業界に居続けると、おそらくどこかのタイミングで限界がやってきます。
ですので、「この業界はおかしい。もうついて行けない・・・」と思う方は、今すぐにでも異業種転職を検討しましょう。
なお、建設業界に若手が定着しない理由については現場監督を辞めたい20代には異業種転職がおすすめ!今動くべき理由も解説という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
そして、そんな建設業界で働く中で、この業界はおかしいのではないか?と疑問に感じることもあるでしょう。
そう思った人に向けて私が伝えたいことを以下の記事にまとめています。建設業界で働き悩む方は是非ともご覧ください。
-
建設業界で悩み苦しむあなたへ。10年間業界で働いた私が伝えたい3つのこと
続きを見る
6.建設業界に適合しない人は早めに異業種転職をしよう
結論、改めて自分と向き合った結果、建設業界に合わないと思ったり限界を感じるならば、今すぐにでも転職を検討したほうが良いです。
そして、ここからは私が建設業界から異業種に転職して気づいたことなどを踏まえ、皆様に伝えたいことを書いていきます。
建設業界から転職することで心のゆとりが得られた【体験談】
私は建設業界から自動車メーカーに異業種に転職し、もう一度異業種転職をして今に至りますけど、どんな職場も人手が足りてないというのが正直な実感ですね。
正直、大手企業に転職する前までは
整備されたマニュアル、しっかりとした管理体制、大手で働けばワークライフバランスが確保できるだろう!
と思っていました。
けれど、実際は大手だろうが現場はバタバタです。
ですので、今働いている会社が慌ただしくバタバタだとして、それは転職しても「似たようなもの」と感じる可能性が高いでしょう。
そもそも、中途の求人を出しているということは「辞めた社員の補充」もしくは「仕事が増えてきたので新たに人員を獲得」するということになります。
前者の場合は残業なし等のホワイトな可能性がありますけど、後者の場合は結構忙しいケースが多いと思いますね。
ちなみに、私の転職は結果的にいずれも後者のパターンでした。
ただ、やはり業界が変わったことの効果は極めて大きくて、その詳細はこんな感じ。
<建設業界から異業種に転職して変わったこと>
- お客様や上司から怒鳴られたり説教されるようなことはなくなった
- 困ったら助け合う環境になった
- セクハラやパワハラがなくなった
- 尊敬できる先輩や上司に出会えた
- 仕事が楽しいと思えるようになった
- 給料も増えた
- 結果、心のゆとりが得られた など
結論、ストレス値が圧倒的に減りました。
建設業界で働いている頃は、「また月曜日に不具合の件でお客様から詰められる・・・」といった感じで、ストレスで倒れるんじゃないかと思う日々でしたし、日曜日の夕方が嫌で嫌でたまりませんでした。
ただ、今は責任の重さはあるにせよ、「課題があるならチームで最善を尽くそう!部下を詰めても過去は返ってこない」という考えの職場なので、
業界によって文化ってこんなに違うんだ
と強く感じています。
そんな経験から思うのは、「やっぱり心の余裕って大事」だということ。
当たり前ですけど、人間健康が第一なので、自分の気持ちや仕事に臨む姿勢を理解・尊重してくれる職場で働くのは本当に大事なことだと実感しています。
建設業界の人手不足は解消が困難
結論、上述の通りで建設業界の人手不足問題は解決どころか、今後更に厳しくなることが予測されます。
そして、その原因はシンプルに「建設業界がキツくて人が集まらないから」であり、建設業界に居続ける限り人手不足の課題を解決するのは困難となります。
私自身、30代になってから同じ悩みを抱えていました。
会社を辞める時は不安で一杯でしたけど、会社を変えることで魅力ある仕事に関わることができたと思っています。
何よりも良かったのは転職して人に優しくも仕事はストイックに打ち込む社風だったこと。
そんな実体験があるので、環境を変えてもっとスキルを高めたい、年収を伸ばしたいなどの意欲があるのならば、リクルートエージェントやワークポートなどの転職エージェントに登録を行うのがオススメです。
また、転職エージェントを使うメリットを列挙するとこんな感じ。
転職エージェントを使うメリット
■自分では探すことができない非公開求人を紹介してもらえる
■企業の内情や採用の背景を教えてもらえる
■職務経歴書や履歴書などの書類添削をしてもらえる
■模擬面接練習や面接時の過去QAなどの情報共有をしてもらえる
■面倒な応募手続き、面接の日程調整などを仲介してもらえる
■あなたのセールスポイントを企業にPRしてくれる など
そして、これだけの支援をしてくれるにも関わらず無料な点は使う側にとって大きなメリットです。
転職の求人は椅子取りゲームと同じです。
あっ。この求人興味がある。入れるなら入りたいなぁ・・・
と思っていて毎日を過ごしていたら、「求人の応募は終わっていた」なんてことはよくある話。
ですので、もしも転職をしたいと思うのなら、プロの知見をいち早く得られるように早めに登録するのがポイントだと思います。
建設業界の経歴が他社でも通用するか不安な人は視点を変えると良い
結論、異業種転職でも建設業界で培ってきたスキルを活かすことは可能です。
施工管理や設計を例にすると、現場仕事で培った専門スキルは建設現場から離れたら一切無駄になってしまうと思ってしまいがちです。
けれど、視点を変えると建設業界での経験が活かされる異業種の仕事は結構多いです。
<建設業界の経歴が活かされる仕事>
- ロボット、ドローン、AI、現場向けアプリなど建設現場向けのDXソリューションを提供する会社
- ハードウェアの製造業
- 営業職全般 他
建設業は日本の一大産業であり、人手不足や残業過多に追われているので、あらゆる会社が建設業向けに営業展開しています。
ただ、建設業向けに営業展開している会社の多くは、顧客である建設現場の労働の実態を知りませんし、刻一刻と変わっていく現場の性質などがわからないのです。
理由はシンプルで、彼らは建設現場で働いた経験がないから。
私自身、たまたま今建設業界向けのDXソリューションを扱っていますが、正直周囲の「これで建設現場のDX化を実現!」という夢見がちなキャッチフレーズにムカついたりします。
ちょっと待て。現場が残業地獄になるのはもっと根本的な話だぞ。お前ら現場舐めるなよと思うワケです。
同時に、建設現場を知っている私は周囲からたびたび意見を求められたりと重宝されていますし、こうした会社に異業種転職すれば現場経験は圧倒的な強みになります。
また、メーカーなど製造業向けの異業種転職でも建設業界の勤務経験は活かされます。
私は最初の異業種転職先が自動車メーカーだったのですが、メーカーで働いていると営業は販売会社が専任していて、自身が現場に行く経験はほとんどありませんでした。
ですので、新卒からメーカーで働いていると、現場感はなかなか身につきません。
ただ、建設業で働いているとトラブル対応で詰められ怒鳴り散らされたり、改善の期日を怒り狂ったお客様に迫られたりと、現場にいる人達がどんな苦しい気持ちなのか察することができます。
その結果、現場で働く販売会社からの信頼獲得に繋がり、お客さんからの生の声が販売会社を通じて集まってくるなど、仕事がやりやすくなっていきました。
また、そうした評判は回り回って自分の上司にも届くことが多いので、現場からの評価を上げることで自分の評価アップにも繋がる可能性が高いでしょう。
このように、施工管理・設計などの職種そのものの経験は異業種に転職してしまうと一見無価値になりがちだと思ってしまいますが、視点を変えると活かされる仕事はたくさんあります。
ですので、「建設業界から異業種転職したいけど自信がない・・・」という方には自信を持って欲しいですし、同時に「異業種に転職して現場のことを知らない人達に喝を入れてくれ!」と思いますね。
まずは総合転職エージェントに登録しよう
株式会社エージェントは2022年4月12日にプレスリリースで「転職エージェントカオスマップ 2022年版」を公開しています。
<みんなのキャリア:【2023年徹底比較】転職エージェントおすすめ人気ランキング9選より引用>
転職エージェント大手のリクルートエージェントやdodaやワークポートは「総合」転職エージェントです。
「総合」とは名前の通り「様々な業種の求人を取り扱っている」ことを示しています。
私の実体験で言いますと、「メーカー」「Sler」「IT」など、転職先の業界を絞りこめていなかったので、複数の業界に多くの求人を持つ総合転職エージェントが非常に便利でした。
「あっ!この会社知ってる。面白そうな求人が出てるじゃん!」ってチャンスに巡り会える機会に恵まれたワケです。
また、転職したい業界が決まっていた場合も、業界特化の中小転職エージェントよりも総合転職エージェントのほうが多く求人数を抱えていた。なんてのはよくある話です。
ですので、転職したい業界が決まっているか否かに関わらず、求人数の多い総合転職エージェントに登録しておくと良いと思います。
結局はエージェントの担当とマッチングするかどうか
例えば、業界最大手のリクルートエージェント一つとっても「最高に良かった!」という人もいれば「良くなかった」という人もいます。
当然ですけど、どんな転職エージェントにも担当者は複数存在するワケなので、結局は担当者との相性が良いか悪いか、そこが鍵なんです。
ですので、「とりあえず登録しておけ」とオススメするリクルートエージェントでも、「担当者と合わない・・・」という結果になる可能性は全然あります。
そのため、転職エージェントにいくつか登録を行い、使ってみながら自分に合った転職エージェントを絞っていくと良いと思います。
ちなみに私自身は最初の転職はリクルートエージェント、2回目の転職ではdodaを使って転職しました。
上記2社に加えて、パソナキャリアも活用しつつ転職活動を進めていたんですけど、3社共に丁寧なサポートでしたし、面接前には合格するためのコツを共有してくれたりと、すごく満足度の高いサービス内容でした。
加えて、建設業界からITなどの異業種にチャレンジをするのなら、IT求人や第二新卒の求人に強いワークポートも良いと思います。
ワークポートは口コミを見ても良い評判が多いですし、もしも私が20代の頃に戻るならば登録しておくであろう転職エージェントの一つです。
そんな実体験を踏まえると、各サービスの良いところや感想は結論こんな感じ。
<広告:おすすめの転職エージェント>
- リクルートエージェント:最大手だけあって、求人数も豊富であり転職アドバイスの質も高かった。とりあえずここは登録しておけとおススメできるエージェントです。
- doda:リクルートエージェントにない求人も多く、面接選考に進んだ際のアドバイスや対策ノウハウなど、情報の質が高かったので活用して本当に良かった。
- ワークポート:営業やIT系、Web系、エンジニア職の就職支援に強い。若手や第二新卒でIT系を目指す人にはおススメ
転職を成功させるには、どのサービスを使うかは極めて重要です。
これらの転職エージェントを活用し、より良い職場環境への転職を進めていきましょう。
転職しようか迷っている人は受け身の活動がおすすめ
結論、転職エージェントに登録したほうが良い人は「転職する意思を固めた人」です。
ぶっちゃけた話、転職エージェントに登録すると転職エージェントとの面談もしなければなりませんし、求人をバンバン紹介されます。
転職するぞ!と前のめりになっている人ならば求人紹介は歓迎でしょうが、転職しようか迷っている人にとっては転職エージェントの求人紹介は正直鬱陶しいと思います。
そんな方は、面倒な面談などを行うことなく待っているだけで「あなたに興味がある!」と求人が届く「ヘッドハンティングサイト」や「転職サイト」がおススメです。
そして、これらのサイトに登録する前に自分の市場価値を把握し、自己分析を行っておくことが重要だと思います。
市場価値がわかれば今の収入が自分に見合っているのかがわかりますし、自己分析ができていれば「自分に合っていない仕事だと知らずに転職すること」を防ぐことができます。
そして、市場価値の見極めと自己分析を簡単にするならばミイダスがオススメです。
私も転職活動時には自己分析のツールとしてミイダスを使っていました。ミイダスの良いところは、「無料」「会員登録はスマホで15分くらい」「面談などがない」の3つです。
ミイダスの年収診断サービスは結構ざっくりしているので参考程度に考えるのが良いですが、「バイタリティ」「人あたり」「チームワーク」などを分析してくれるコンピテンシー診断はかなり自己分析に有用でした。
転職した後にどんな仕事がしたいのか、漠然としている人は是非とも使ってみることをオススメします。
ミイダスを使って自己分析を行い、自分がハイキャリア層だと認識できた人は年収1,000万以上の求人が1/3を占めるハイキャリア向けヘッドハンティングサイトであるビズリーチを活用すると良いでしょう。
また、転職最大手のリクナビNEXTの利用は万人におすすめです。
こういったサービスを活用し、まずは受け身の姿勢で自分の市場価値や求人情報を知るところから始めてみて、具体的に興味が出てきたら転職エージェントへの登録を検討するという手順を踏む人は多いです。
実際、私も自分の市場価値はどうなんだろう?と思いながらビズリーチへの登録をしたことが二回目の転職活動の始まりでした。
なお、ビズリーチに関しては【実体験】ビズリーチの評判は?転職できるの?使った感想や活用術をご紹介!という記事で詳細を解説しております。是非ともご覧ください。
※一部プロモーションが含まれています
おわりに。
ということで、建設業界が人手不足なのは当たり前という記事でした。
建設業そのものは日本の社会を根底から支える非常に社会貢献度の高い事業です。
ただ、実態はブラックであるため、「私は建設業で日本を支えるんだ!」という気概を持った人でないとモチベーションを保つのが困難でしょう。
私のように、建設業界に希望を持てなければ転職するのが良いと思いますし、建設業界を基準に考えるとだいたいの業界は優しく感じます。
ですので、転職することで「早く帰る」「ストレスからの解放」「柔軟な働き方」「年収アップ」などが実現できる可能性は高いと思いますね。
今回は以上です。