転職活動がうまくいかない。書類選考もなかなか通らないし、面接まで進んでも思うような結果が出ない。内定ももらえないし、なんか疲れちゃったなぁ。本当に転職なんてできるんだろうか・・・
こういったことでお悩みではありませんか?
本記事を書いている私は過去2回の転職をしてきましたが、1回目の転職は約30社に応募してようやく内定をもらえたくらいに苦戦しました。
※ちなみに、内定はリクルートエージェント経由での企業スカウトによるものでした。
この当時、面接まで進んでも一次面接で4連敗することもありましたし、どんどん応募したい会社が手の内から抜けていくことで、大きな不安に苛まれてもいましたし、諦めかけていたこともありました。
そんな苦い経験も踏まえて今思うこととしては、面接で企業が見ていることはたった2つで、「定着しそうな人材か」「活躍しそうな人材か」ということです。
突き詰めていくと、「転職の覚悟」を示しつつ「優秀っぽさ」をアピールすることがとっても重要なんですよね。
2度目の転職活動ではスムーズに事が進んだのですが、これは1回目の苦い経験があってこその話。
ということで今回は、過去の実体験を踏まえて転職活動でなかなか内定を貰えない人の特徴などを解説していきます。
本記事の内容
- 1.転職活動がうまくいかない人は覚悟が足りない
- 2.面接で優秀っぽさを伝えるためには
1.転職活動がうまくいかない人は覚悟が足りない
結論、転職活動がうまくいかない人って「この人はどうして転職したいのだろう」「この人はなぜウチの会社に入りたいのだろう」という本気度=”覚悟”が面接官に伝わっていないと思うんですよね。
加えて、応募者側の意識として抜けがちなところですが、実は企業側も人を採用する際にはリスクを負っています。
例えば、求人ポスト1名の採用枠があったとして、いざ応募者を厳選し、満を持して内定を出したとしても、相手に辞退されればこれまでの採用活動時間が無駄になってしまうわけです。
もっとまずいのが、内定を出した応募者が入社して直ぐに退職してしまうこと。応募者が入社するので求人広告を閉めたにも関わらず、もう一度求人を出さないといけなくなれば、それまでの機会損失は相当なものでしょう。
だからこそ、企業は「能力」とか「経験」とか、重視している項目は色々とありますけど、最終的には「この人だったらウチの会社に定着してくれそうだ」という点をとっても重視するわけですね。
その、”定着してくれそう”という極めて曖昧なモノを推し量るものが「覚悟」なのです。
まずはこの前提を抑えておきましょう。
そのうえで、企業側に覚悟が伝わらない主な原因はこんな感じ。
<企業に覚悟が伝わらない理由>
- 単純に伝える能力がないから
- 企業研究が不十分だから
- 転職理由と求人内容がリンクしないから
- 志望度が低いように見えるから
では、詳細について解説していきます。
覚悟が伝わらない理由①.単純に伝える能力がない
結論、当たり前ですけど、話がわかりにくければいくら入社意欲が高くても相手に伝わりません。
こいつ、何言ってんだ???
となってしまうわけです。
そうならないためのポイントは「結論ファースト」と「端的に伝えること」です。私は転職先でこの2つを叩き込まれて2年間を過ごした結果、2回目の転職では面接にすべて合格することができました。
なお、結論から話をすることの重要性はデキるビジネスマンは結論から話す。結論ファーストが仕事でメリット多数なワケという記事で解説しております。興味があれば是非ともご覧ください。
覚悟が伝わらない理由②.企業研究が不十分だから
あなたが第一希望だと思っている会社の面接に臨むことをイメージしてみてください。第一希望の会社であれば、その会社がどんな事業をしているのか、将来性はあるのか、主要顧客はどういった会社なのか。
こういったことを調べますよね?
という風に企業も思っています。そんな中、ホームページにデカデカと書いてあるような内容を応募者が目を通していないとわかったならば企業はどう思うでしょうか。
きっと、「この人は志望度があまり高くないんだな」と思ってしまいますよね。
そんなことにならないように、最低限会社のメイン事業や、求人ポストの事業内容は入念に調べておきましょう。
覚悟が伝わらない理由③.転職理由と求人内容がリンクしないから
結論、転職しようと思っている時点で現職に何かしらの不満を持っていることは企業側もわかっています。
ただ、この内容が「何となく不満がある」「やりたいことは特にないけど年収アップしたい」といった曖昧な内容だったり、イマイチ理解ができない理由だった場合に企業はどう思うでしょうか。
きっと、「この人は何となく転職したいんだな。であれば、採用してもすぐに辞めてしまうかもしれないぞ」と思ってしまうことでしょう。
どんな企業の面接でも、必ず転職理由と志望動機を聞いてくる理由はまさにこの部分を確認しているからです。
逆に言うと、転職理由と志望動機で「ナルホドな」と思わせることができれば内定への道はグーンと近づきます。
結論、下記の流れで説明すればOKです。私はこれで面接を全勝しました。
転職したい理由がある。だから、この業界に興味がある。その中でも、御社のココが素晴らしいと思った。だから御社のこの求人に応募した。私は●●の経験や能力があるので御社のこの求人で活躍できると思う。
覚悟が伝わらない理由④.志望度が低いように見えるから
よく、嘘でもいいから御社が第一希望と言いなさいという話がありますけど、これは本当にその通りです。
考えてみてください。結婚相談所や合コンで知り合った相手に「君は2番目に好きなんだよね」と言われて付き合いたいと思いますか?
そう。思わないんですよ。一番じゃなきゃいけないんです。
特に、最終面接に近づけば近づくほど、志望度の高さアピールは重要となる点は抑えておいて損はないでしょう。
2.面接で優秀っぽさを伝えるためには
結論、覚悟や熱意を伝えるのも面接上のテクニックの一つでしかありません。そう、転職活動では面接対策が何よりも重要なのです。
ぶっちゃけた話、企業側も30分や1時間の面接でその人の能力を推し量るのは困難です。
面接だと凄く前向きな発言をする人なので、「この人は素晴らしい!」と思って採用してみたものの、いざ採用してみると受け身MAXで保守的な人だったという例も珍しくはありません。
こういった人は、自分を実際以上に大きく見せて内定を獲得しているわけです。そんなことをしても意味がないという意見もあるかもしれませんが、一方で内定を貰わないことには転職のスタートラインにも立てないのも事実です。
実際に転職活動で苦戦している要因が、「優秀だけど面接が苦手」なのか「能力が足りない」のかはもちろん人によって異なるのでしょうが、いずれにしても「面接でのアピール力」が足りない傾向にはあるでしょう。
ということで、ここからは面接で「この人は優秀なのかもしれないぞ?」と思わせる手法について解説していきます。
ポイント①.話がわかりやすい
当たり前なのですが、話がわかりやすいというのは極めて重要です。ポイントはこんな感じ。
<話がわかりやすい人の特徴>
- 結論から話す
- 事実から伝え、事実と推測を区別して話をする
- 背景と目的をはじめにしっかりと伝える
- えー、あー、あのーというフィラーワードを使わない
- 話を短く区切って伝える
- 「あれ」「それ」などの曖昧な言葉を使わない
このあたりを参考に、端的なコミュニケーションを心がけるのが良いと思います。
ポイント②.難しい言葉を使わない
専門用語を多様して「オレ、知識あるんですよ?」感をアピールするのは辞めたほうが良いです。
なぜならば、こういった応対は面接官の立場になって物事を考えていないと思われてしまうからです。平たく言うと、
専門用語使ってマウント取ってくるなよ・・・
と思われてしまうわけです。
それよりも、難しいことを誰にでもわかるような言葉を使って伝えられるほうが、間違いなく面接で評価されるでしょう。
ポイント③.とにかく自責主義
結論、上述の通り転職の面接において転職理由は必ず聞かれます。要は、なんであなたは自分で選んだ会社を辞めようしているの?そのことについてどう考えているの?ということを確認したいわけです。
特に、複数回の転職となる場合はより深く掘り下げて質問される可能性があります。実際、私も2回目の転職では2年しか努めていない状態で転職活動をしましたので、かなり高い確率で質問を受けましたね。
ポイントは、会社のせいにせず、ひとえに自分の企業研究不足だったと100%自己責任のスタンスを持つこと。たとえそう思っていなくても面接ではこのスタンスでいたほうが良いです。
なぜならば、そうすることで自分のミスを潔く認められる誠実な人材アピールができるから。
人間誰しもミスをしたりすることはあります。そんな中で、一番やっちゃいけないのは言い訳をしてしまうこと。これをしてしまうと相手からは信頼されませんし、他人のせいにする人は成長もしていきません。
そういった姿勢も面接では見られているわけですので、逆に複数回の転職の際には自責性をアピールするくらいの心構えを持つほうが良い結果が出ると言えるでしょう。
おわりに。
ということで、転職活動がうまくいかない人は覚悟が相手に伝わっていませんよという記事でした。
では今回はこの辺で。
That is all