なんだか最近、地元の友達と遊んだり地元の同窓会に行っても、なんだかしっくりいかないし価値観が合わなくなったと感じてしまう。
このようなことでお悩みではありませんか?
このように、地元の友人と疎遠になっていくことに寂しさを抱えている人は一定数いるのではないでしょうか。事実、私もその一人でした。
私は田舎から上京し、現在は都内で働いているわけですが、前提として今でも田舎で生活している地元の友人は大好きです。
久しぶりに会ってもブランク期間を感じさせない程の濃密さで、当時の話題で時間を忘れて盛り上がることができるかけがえのない存在だと思っています。
ですが、社会人になってからは「何か違うな」と違和感を感じてしまうことが多々あり、実際に地元の友人とは疎遠になっています。
そんな経験を持つ私が思うのは、社会人でバリバリ働くあなたが地元の友人と疎遠になるのはある意味当然であるということ。
今回は、社会人になった後に地元の友人と疎遠になっていく現象を過去に経験している私がその理由などについて詳細を解説していきます。
本記事の内容
- 1.社会人になると地元の友人と疎遠になる3つの理由
- 2.地元の友人と疎遠になるのは成長の証でもある
- 3.地元の友達のレベルが低いと感じてしまう理由3つ
- 4.地元の友人との疎遠を防ぐための方法
1.社会人になると地元の友人と疎遠になる3つの理由
理由①.共通点がなくなるから
結論、社会人になると地元の友人と”今”を共にしなくなります。
学校にいたときはいくらでも「先生の悪口」「受験勉強」「クラスメイトのネタ」「部活」のような共通点があり、不満も喜びも分かち合うことができました。
ただ、社会人になると一日の大半は職場で過ごすことになります。
当然、あなたの職場は地元の友人にはわかりませんし、逆も然りです。
このように、共通点が無くなることから相手の話がなんだか遠い出来事のように思えてしまい、疎遠という結果を招いてしまうわけです。
理由②.結婚や出産などで大きく環境が変わるから
社会人になると、結婚や出産という人生にとって大きな環境変化が起こっていくもの。
独身の頃はフットワーク軽く友人付き合いができたとしても、家庭を持つと同じようにはいきません。
特に、子供ができてしまうともっと友人付き合いは限定されますし、何なら一日中家族と過ごすことが当たり前となり、友人を誘って遊ぶという発想すら次第になくなっていきます。
このように、生活環境が大きく変わることも地元の友人と疎遠になっていく要因の一つと言えるでしょう。
ちなみに、人によってお小遣い制をパートナーに強いられた結果友人付き合いができなくなるケースもあるでしょう。
結論、お小遣い制はメリットもありますが、夫の主体性を損ねるというデメリットもあります。
これについては【ありえない】お小遣い制は意味不明であり夫にとってデメリットだらけである理由という記事で詳しく触れていますので、興味があれば是非ともご覧ください。
理由③.生活レベルに差が出てくるから
20代の頃は地元の友人とそれほど年収差はないかもしれませんけど、20代後半~30代になっていくと収入格差はかなり広がるケースが多いです。
往々にして、地元という地域限定の職場は給料も高くないものです。
それに対して、有名企業であったり実力主義の会社でバリバリ成果を残した人はどんどん稼いでいきます。
その結果、「食事するお店」「着ている服」「生活スタンス」などの価値観が合わなくなってしまい、疎遠になっていくケースも多いでしょう。
やっぱり、人間妬みってありますからね。なお、年代別の平均年収については【多い?少ない?】自分の収入ってどのくらい?あらゆる観点で平均年収を調査!という記事で調査しております。こちらも興味のある方は是非ともご覧ください。
2.地元の友人と疎遠になるのは成長の証でもある
地元の友人とのトークは過去に終始しがち
結論、上述の通りで社会人になると地元の友人と共通点がなくなるので、盛り上がる話題は昔話に終始しがちです。
なぜならば、「仕事」というのは人によって考え方が全然違うから。
社会人になると生活は仕事中心になりますけど、仕事の価値観って結構人によって違うので話題にすると盛り上がりに欠けますし、意見が合わなかったりします。
当然ですけど「仕事なんて生きるための手段」という人もいれば「仕事こそが我が人生」という考え方の人もいます。
どっちが正しいというわけではないですけど、人間大なり小なり「自分の意見が正しい」という思いを抱えているもの。
そういった価値観に相手が理解を示さないと、なんだか否定されたような気分で居心地が悪くなってしまいますよね。
そんな違和感を経験してしまうことで、最終的には当たり障りなく盛り上がれる「昔話」に落ち着という構図なワケです。
その結果、地元の友人と会っても「過去の話」しか共通点がないので、などの世間話がメインになってしまうのです。
例えばというとこんな感じ。
地元の友人との話題あるある
・○○が結婚した
・△△は東京で働いている
・あの頃は楽しかった
これ、ぶっちゃけ言うと「今が楽しい!」と思っている人ほど「またこの話か・・・」という感じで違和感を覚えてしまうんですよね。
ですので、地元の友人との会話に違和感を覚えることは、今が充実している証でもあると思います。
過去をいくら振り返っても過去は変わりません。これからの未来を大事にしていきましょう。
地元の友人の価値観は変わりにくい
結論、人間は様々な環境や経験を重ねていくと価値観が変わっていくものです。
そして、これからの時代にとって大切な「変化を受け入れる」ことができる人たちの多くは、様々な考えを受け入れて価値観をどんどん変えていきます。
一般的に、地元で暮らし続ける人たちは「地元にいたい」という考えが根付いています。
地元が好きなこと自体はなんら問題ないんですけど、強いてデメリットを言うならば、価値観が変わりづらいということ。
やっぱり、数多くの経験をすることって大事です。
「地元に住まないといけない」という条件があるのとないのとでは、仕事や住環境という面での自由度が全然違います。
そういった制約がない人ほど、地元の友人と疎遠になっていくことを実感しているのではないでしょうか。
周囲の人材レベルが高いと自分も成長できる
一般的に能力が高いとされる、高学歴な人材や成長意欲の高い人材は人気企業やベンチャー企業へ就職していきます。
逆に、どうしても地元企業は良い人材が不足になりがちです。
その結果、地元に居続けると周囲に優秀なビジネスマンが少ないことで、成長意欲が無意識に削がれてしまいます。
それに対し、仕事と切磋琢磨してバリバリ働いている人達からすると、地元の友人が「止まっている」ような違和感をいつしか覚えしまい、価値観が合わないと感じてしまうわけです。
ちなみに、人材レベルが低い会社で働くことのリスクについてはレベルの低い職場や会社の特徴7選と働き続けるリスク【辞めたい気持ちは当然】という記事で解説しております。興味があればこちらも是非ご覧ください。
田舎に居続けると田舎の常識が全て正しいと思い込んでしまう
結論、田舎に居続けると向上心というものを失い、現状に満足してしまいがちです。
私は田舎出身なので自分自身がそうだったんですけど、スポーツ大会や勉強など、あらゆる競争が地元の中という狭いコミュニティ限定で行われており、世の中全体と競いあうという志向は0でしたね。
その結果、世の中全体から見ると大した成果を残していないのに現状に満足してしまうので、自分の成長が止まってしまう構図となります。
メリットとしては、自己肯定感だけは高くなることです。
世の中、能力があるのに周囲と比較して「私はなんてデキない人間なんだ・・・」と落ち込んでいる人は多いと思います。
けれど、田舎にいるとそんなことで悩む人は少ないです。
ですので、幸福度という意味では地元に居続ける人のほうが高くなりがちなのも事実と言えます。
地元の同窓会は社会の縮図
私も毎日ハイスペックの人達に囲まれて仕事をしているから「自分の環境が世の中の常識」だとついつい思い込んでしまいがちなんですけど、ハイスペの人達なんてごくわずかなんですよね。
日本の人工から「ハイスペ」「高学歴」「そこそこの学歴」「低学歴」のような分類をした場合、比率としては「低学歴」が圧倒的に高くなるでしょう。
実際、小中学校の同窓会に出席すると、名門私立の学校を除いていわゆるハイスペの人達なんてほとんどいません。
ですので田舎の公立学校出身などで、今ハイスペの人達と毎日仕事をして競争している人達は、「その環境に立っている」だけでも凄いことだと思います。
多くのハイスペの方は小さい頃からいわゆるエリート街道を歩んできた人が多いでしょうが、田舎出身の人は周囲のレベルが低く、厳しい環境の中歩み続けて今に至っているのだと思います。
改めて、自分を褒めて頂き、自己肯定感を高めて頂ければ幸いです。
3.地元の友達のレベルが低いと感じてしまう理由3つ
理由①.地元以外の場所を知っているから
結論、人間は様々な経験を経て成長していくものです。
特に、成長において大事なのが経験です。仕事でも恋愛でも「比較対象」を知っていることは大きいですよね。
私自身、高校生まで住んでいた地元を離れてみて初めて地元の素晴らしさが身を持って理解できましたし、逆に地元のデメリットも理解できました。
このように、新たな経験をして価値観を磨くことで地元に居続ける地元の友人が代わり映えがなくてレベルが低いと感じてしまう人も多いでしょう。
そして、こういった悩みを抱くのは自身が成長している証でもあるので、ある意味誰もが通る道とも言えます。
日々、仕事で周囲との実力差を感じているため隙間時間の自己啓発をしている
本業以外に収入を増やしていくため、ブログなどの副業に取り組んでいる
という形で、遊ぶ時間なんて必要ないと言わんばかりにストイックに毎日を過ごしている人も多いでしょう。
地元の友人でも上記のように向上心に優れた人はいますけど、比較的地元でゆっくりしている人が多く、こういった人は少数派です。
人間としての成長を意識すればするほど、地元の友人に対してレベルが低いと感じてしまうのはある意味必然と言えるでしょう。
理由②.地元以外の様々な人との出会いを経験したから
上述の話と似ていますが、地元を離れると様々なバックグラウンドを持った人たちとの出会いがあり、とても刺激になります。
例えば、私の今の職場では大学時代に海外に留学していたメンバーがいたり、東大卒の部下がいたり、インターナショナルスクール出身のメンバーがいたりします。
出身も幅広くて非常に多様な価値観があると思っていて、少なくとも地元にいたままですとこういった人たちとの出会いはなかったのは間違い有りません。
繰り返しですけど、多様な経験をすることで成長した結果地元の友人のレベルが低いと感じてしまうワケです。
理由③.地元を離れて完全に自立したから
地元から離れた土地で生活拠点を設けると、必然的に食事・生活・育児などのあらゆる局面で自立していく必要があります。
前提として、これは自分で選んだことなので地元を離れることが偉いワケでもなんでもありませn。
ただ、地元に居続けて親の援助を頼りに生活をしている友人を見ると、大人にも関わらず自立していないように思えてレベルが低いと感じる局面があるのも事実でしょう。
4.地元の友人との疎遠を防ぐための方法
ここまで本記事を読んだ方は、「地元の友人とは疎遠になってしまうんだな」と感じてしまいますよね。
ただ、地元の友人は気を遣わずに付き合えて、とても楽しい時間を過ごすことができますよね。
ですので、できることなら疎遠にならずに交流していきたいと思う人も多いことでしょう。
では疎遠を防ぐためにどうしたら良いか。それは、「価値観が違うことを自分自身が受け入れ、相手の価値観を否定しないこと」です。
話題は当たり障りない内容に留める
地元の友人と価値観が合わなくなると、人生観が相手に受け入れられない可能性が高いです。
その結果、話したほうは「否定された」印象が残り、話されたほうは「なんか違うな」という違和感が残ってしまうので結果双方にとってマイナスです。
ですので、話題の中心は「過去の昔話」や「美味しいお店」などの無難な話題に留めるのが無難でしょう。
ちなみに、相手を否定してしまうことのリスクについては【上司・同僚・夫婦】否定から入るうざい人の心理・特徴と対処法5つを徹底解説!という記事で解説しております。こちらも興味があれば是非ともご覧ください。
親友以外は疎遠になっても良いと割り切ってしまうのもアリ
私がこのパターンなんですけど、結論自分が成長すると地元の友人とは疎遠になっていきます。
やっぱり、今を共にしている人たちとのコミュニケーションのほうが大切ですし、地元の友人や大学の友人の中でも仕事をストイックにこなしている人たちと一緒にいたいと思うんですよね。
ただ、昔からの親友は失いたくありません。
親友が困っていたら助けてあげたいと思うし、悩みがあれば相談に乗っていきたい。
親友に関してはそんな風に思っていますけど、地元の友人皆にそれを当てはめるのはちょっと無理なので、「親友以外は疎遠になっても仕方ない」くらいに割りきってしまうと結構気持ちが楽になりますよ。
おわりに
ここまで地元の友人と疎遠になる理由と対処法についてお届けしてきました。
特に、30代になると結婚する人も増え、家族との時間が多くなり自分の時間が少なくなっていくので、20代よりも友人との交流に割く時間が減っていくのは間違いないです。
結果、子供が通う学校の保護者仲間や会社の同僚などとの交流が増えていくのは、もはや必然とも言えます。
結論、「地元の友人とは疎遠になるものだ」くらいに思っておくのが良いと思いますね。
今回は以上です。